焚き火のにおいをさわやかに消したい！ ママキャンパーが消臭剤3強を忖度なしに検証してみた

今回は焚き火の匂いを消すことができるのか、一般的なドラッグストアで市販されている消臭剤から、「ファーファ ファインフレグランス シエル ファブリックミスト」と「NANOX　除菌・消臭スプレー　ほのかなミントグリーンの香り」、「ファブリーズ W除菌 ほのかなフラワーブロッサムの香り」の3種類を比較しました。

「ファーファ ファインフレグランス ファブリックミスト シエル」は、汗、タバコ臭だけでなく、食べ物の匂いにも対応。トルコ産ローズやイタリア産レモン、マリーゴールドの天然オイルを使ったピュアなホワイトフローラルの香りです。天然の香料と除菌・消臭成分使用というのはうれしいポイント。布類についた焚き火の匂い消しに期待が持てます。

布製品から20～30cm離し、表面全体が軽く湿る程度にスプレーした後、よく乾かします。空間に向けてスプレーする場合、壁や天井から50cm以上離してスプレー。

「ファーファ　ファブリックミスト」と比較する消臭剤は、ほのかな香りがするスプレーを選びました。

「NANOX 除菌・消臭スプレーほのかなミントグリーンの香り」の使用方法は、布製品から20cm離してスプレーした後、よく乾かします。

「ファブリーズ W 除菌 ほのかなフラワーブロッサムの香り」の使用方法は、対象物から20～30cm離して、表面が全体的に湿り気をおびる程度にスプレーした後、よく乾かします。 それでは「ファーファ　ファブリックミスト」と「NANOX」と「ファブリーズ」の3種類を検証していきます。

キャンプ中、長い時間焚き火の煙を浴びているアウターは、焚き火の匂いがしっかりついています。「ファーファ　ファブリックミスト」、「NANOX」、「ファブリーズ」の3種類の消臭剤を使用して匂いが消えるのか比較してみました。

焚き火をしたキャンプの後に、自宅で3種類の消臭剤をアウターごとに分けて使用します。まずは、アウターから20cmほど離れた場所から、湿り気をおびる状態までスプレー。そして、空気の循環がよい場所で、それぞれの香りが移らないように干して乾かします。消臭剤を使用しないアウターも同条件の場所に干し、比較します。 消臭剤の水分が完全に乾ききった状態で検証する為、8時間干しておきます。湿った状態で消臭剤の香りが一番強いのは「ファーファ　ファブリックミスト」でした。個人的にも洗練されたよい香りの印象です。

8時間後、3種類の消臭剤を使用したアウターはどれも見事に焚き火の匂いが消されています。消臭剤を使用していないアウターと比べてみると、違いは歴然。 使用直後、香りが強かった「ファーファ　ファブリックミスト」は、完全に乾いた状態では、強い香りはせず、自然な印象。天然由来のやさしい香りが心地よく感じました。「NANOX」「ファブリーズ」は乾いた状態での消臭剤の香りが少し強めです。より風通しのよい軒下に干したところ、香りは和らぎました。

キャンプでは、ポリエステル素材のソフトコンテナにも、頑固な焚き火の匂いがついてしまいます。水洗い程度では匂いは取れるはずも無く、一緒に保管している物に匂いが移るのではと気になります。 ここでも「ファーファ　ファブリックミスト」「NANOX」「ファブリーズ」の3種類の消臭剤で、焚き火の匂いが消えるのか比較してみました。

アウター同様、キャンプから帰宅後、3種類の消臭剤をソフトコンテナごとに分けて使用します。ソフトコンテナから20cmほど離れた場所から湿り気をおびる状態までスプレーします。そして、空気の循環がよい場所で、それぞれの香りが移らないように置いて乾かします。消臭剤を使用しないソフトコンテナも同条件の場所に置き、比較します。消臭剤が完全に乾ききった状態で検証するため、8時間置いておきます。

8時間後、3種類の消臭剤を使用したソフトコンテナはどれも焚き火の匂いが消されていました。消臭剤を使用していないソフトコンテナと比べてみると、確実に消臭できているのがわかります。 「ファーファ　ファブリックミスト」を使用した、ソフトコンテナは自然な香りがしています。消臭されているからこそ、さわやかな香りが生かされると感じました。

わが家は焚き火を囲むようにチェアを置いています。キャンプ後のチェアは、しつこい焚き火の匂いがします。 「ファーファ　ファブリックミスト」「NANOX」「ファブリーズ」の3種類の消臭剤で、焚き火の匂いが消えるのか比較してみました。

3種類の消臭スプレーをチェアごとに分けて布部分のみ使用します。チェアの布部分から20cmほど離れた場所から湿り気をおびる状態までスプレーします。そして、空気の循環がよい場所で、それぞれの香りが移らないように干して乾かします。消臭剤を使用しないチェアも同条件の場所に干し、比較します。消臭スプレーが、完全に乾ききった状態で検証するため、8時間干しておきます。

消臭剤を使用しなかったチェアと比べると、使用したチェアは焚き火の匂いが消されています。しかし、スプレーの仕方が甘かったのか「NANOX」「ファブリーズ」は匂いが残っている箇所がありました。特にチェアはしつこく匂いがついている上、複雑な形状が多いので、ムラが無いようにスプレーする必要があると感じました。昼間はより風通しのよい外に干しておくと効果的です。

「ファーファ　ファブリックミスト」はスプレー直後に強めの香りがしますので、窓を開けるなど風通しのよい場所で使用することをおすすめします。ほかの消臭剤とともに、革や毛皮、人工皮革、和装品、絹、レーヨンなど、水に弱い繊維の使用は避けましょう。

焚き火の匂いを消したいという悩みを解決するために、3種類の消臭剤を比較し検証しました。消臭剤とうたっているだけあって、そのメーカーのものも匂いを消し、ママキャンパーの悩みは解決しました。特に「ファーファ　ファブリックミスト」は匂いを消すだけでなく、これは主観ですが、さわやかな香りが心地で個人的には1歩リードしている感じがありました。