薪割り台でアウトドアをもっと楽しく!種類や選び方を解説
焚き火に欠かせない薪。薪はインターネットでも販売されており、比較的簡単に入手できます。それ以外に薪を用意する方法として薪を自分で割って用意するというやり方も。今回は薪割りに必要な薪割り台の種類や選び方を解説します。
薪割り台とは
薪割り台は薪を割る時に薪の下に置く台のことです。薪割り台が無い場合、薪が安定せず上手く割れません。また、キャンプ場によっては芝が敷かれている場合も多く、薪割り台無しで薪を割ってしまうと芝を傷つけてしまう危険があります。そのため、薪割りをする際は必ず薪割り台を用意しましょう。
薪割り台の種類
薪割り台の種類は基本的に木の素材による違いがあり、主に3種類あります。
針葉樹(スギやヒノキ)
針葉樹(スギやヒノキ)は安価ですが、割れやすいという特徴があります。針葉樹の薪割り台はバトニングという薪割りナイフで薪を割る時に使用することをおすすめします。
広葉樹(カシやクスノキ)
広葉樹(カシやクスノキ)の薪割り台は高価で、割れにくいです。こちらは斧や手斧を使って豪快に薪割りする際での使用におすすめ。
金属製
金属製は円柱の真ん中に金属の刃があり、刃の上に薪を置いてハンマーで叩いて割ります。木製より丈夫で長持ちするのが金属製の特徴。刃が鋭いので初心者でも簡単に薪を割れます!
薪割り台の選び方
選び方はまず、商品説明をよく読みましょう。商品によって使用用途がしっかりと明記されています。ナイフで割る用の薪割り台なのに斧で薪割りをしてしまうとすぐに割れてしまうことも。基本的にはナイフで割るのか、斧を使用して豪快な薪割りをするのかで違ってきます。
衝撃に耐えられるかで選ぶ
ナイフで割る場合は衝撃が小さいので薪割り台の高さは必要ありません。針葉樹で低い薪割り台を選びましょう。斧や手斧で薪割りする場合は、衝撃が強いため頑丈な広葉樹で、高さのある薪割り台を選びましょう。
持ち運びやすさで選ぶ
薪割り台は重く、持ち運びが不便という欠点があります。針葉樹のヒノキであれば、ほかの木種と違い軽くて持ち運びやすいというメリットがあります。バトニングで使用する薪割り台であれば、最初から持ち手が付いているものがあるため、できれば持ち手の付いた薪割り台を選びましょう!
おすすめの薪割り台【種類別】
薪割り台の種類が多くて何が良いのか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そんな方のために、ここでは種類別におすすめの薪割り台を紹介していきます。
広葉樹
無骨なデザインの薪割り台です。サイズ展開は
プチ、小、中、大、特大の5種類。それぞれ用途別に大きさを設定してあり、1つずつ職人が切り出しています。
タブレット
広葉樹種のアピトン合板を使用した薪割り台。SEIDOはタブレット型薪割り台の元祖と言われ
「絶対に割れない!」と 言われるほどの丈夫さを持っています。仕上げに高強度ウレタンニス剤を塗布しているので
見た目も美しく、擦り傷や衝撃に強いのが特徴です。
日本人の
木工家具職人が一つ一つ丁寧に作っているSpacefireの薪割り台は、断面まできれいに仕上がっています。薪割り以外にも
鍋敷き、クーラーボックス置きなどとしても◎。
金属製
アイアンの無骨なデザインがキャンプシーンに合う金属製の薪割り台。
中央に鋭い刃があるため、初心者や女性でも比較的簡単に薪を割れます。また上部に薪を固定するためのリングがあるので、刃に触れずに薪を割れる安心設計!
【基本情報】
- サイズ:29.5×29.5×(h)37.5cm
- 重さ:6kg
- 材質:合金鋼
アウトドア大国
オーストラリアで生産されている金属の薪割り台。従来のキンドリングクラッカーよりもサイズが大きく、長さ60cm、太さ18cmまでの薪に対応するため、
太薪からの焚き付けづくりに最適です。
【基本情報】
- サイズ : 直径26×(h)43cm
- 重さ : 9.5kg
薪割り台の
刃が三角錐型の上向きに改良されて、女性でも少量の力で簡単に薪を割れます。また、
ハンマーも付属しているので別で買う必要ないのもポイント。
【基本情報】
- サイズ:直径24cm×(h)42cm
- 重さ:4kg
耐久性に優れた
鋳鉄の薪り台。パーツを
溶接で一体化しているため強度も高く組み立ても不要です。さらにベース部分には固定用の穴があるため釘などで固定すればより安定します。
【基本情報】
- サイズ:19.5×17×(h)31cm
- 重さ:3.85kg
ハンマー付きですぐに作業ができます。力を入れず簡単に薪割りができるため、高齢者や女性にもおすすめ。刃はリングの中に収められているため、薪がずれることもありません。
【基本情報】
- サイズ:22.3×19.2×31.2cm
- 重さ:3.75kg
薪割り台の自作方法
薪割り台は自作も可能!ここからは薪割り台の自作方法を解説します。
step1.丸太を入手する
薪割り台用の丸太は林業の会社かホームセンターで入手できます。ただし、丸太を置いてない場所もあるので、事前に電話で問い合わせて確認しておきましょう。
また、フリマサイトや譲渡サイトなどでも丸太が取引されています。近所で受け取れる場合もあるので調べてみてはいかがでしょうか。丸太は割れにくいクヌギやナラがおすすめです。
step2.虫の駆除
丸太の中に虫や幼虫が残っていると木が腐りやすく、保管もしにくくなるので、必ず殺虫剤を使い虫を駆除しておきましょう!虫の駆除と同時に、防腐剤やヤニを塗ればカビを防げますよ。
step3.丸太を加工する
あとは自分が使いやすい高さに切断するだけです。切断はノコギリや電動ノコギリを使用します。
丸太の幅が広すぎると切断するのに手間がかかってしまうので、丸太を選ぶ際は幅が広すぎないものを選びましょう!
※ノコギリ、電動ノコギリを使用する際はメーカーの正しい使用方法に従い、取扱いには十分気を付けてください。
薪割り台を使って薪割りを楽しもう
薪割り台を使えば、効率的に薪割りの作業を進めることができます。また、効率的なだけではなく薪をスパッと切る感覚も楽しめるので一石二鳥。是非お気に入りの薪割り台を見つけて、アウトドアを楽しんでください!
薪の種類や焚き火に必要な量、調達方法を知ろう【日本ブッシュクラフト協会理事監修】
日本ブッシュクラフト協会理事・川村知義さんの監修のもと、薪の種類や選び方、購入できる場所など、基礎的な知識を解説していきます!薪についてより多くの知識を身につけて、安全かつ楽しく、火をのんびり眺める時間を楽しみましょう。また、薪の知識とともに、おすすめの薪割りアイテムや収納グッズも一緒に紹介しているので、購入時の参考にどうぞ。