軽・コンパクトカーでスマートにキャンプ!意外なメリットや積載の克服法をインタビュー
「キャンプは荷物が多くて悪路に行くことも多いから、SUVじゃないと難しいのかな…」。そんな心配は無用。近年のキャンプ人気の高まりとともに、軽自動車やコンパクトカーで快適に楽しむキャンパーは多くいます。Instagramで軽・小型車でキャンプを楽しんでいる人たちを取材。小さな車でのスマートなキャンプに興味を持つ人に向け、積載やギア選びのコツを聞きしました!
愛車ハスラーは「コンパクトなデメリットをギアでカバー!」
@dai_camp_365xさんの積み込みの工夫とは?
コンパクトカーの場合、荷物を満載したときに、ルームミラーが荷物で見えにくくなってしまうこと。そこで@dai_camp_365xさんが使用するのはバックカメラ付きのドライブレコーダー。ルームミラータイプであればカメラ越しに後方が確認できるので、安全に移動できます。
ドアの取手などが傷つかないように毛布をかけるのも重要なポイント。愛車を傷つけてしまっては、せっかくのキャンプも気分がガタ落ち。@dai_camp_365xさんのようにギアやツールで工夫しながら、コンパクトカーのデメリットを十分にカバーできます。
コンパクトカーならではのメリット
コンパクトカーのメリットはなんといっても経済面。特に軽自動車は燃費が良く、高速料金も普通車と比べると安く抑えられます。月に何回もキャンプに行く人にとっては、大型SUVとの違いはかなり大きくなります。
@dai_camp_365xさんがよく行くキャンプ場は、群馬県榛東村の「創造の森キャンプ場」。自然豊かなお気に入りのキャンプ場に、ガソリン代や高速代を気にせず足を運べるのは軽自動車だからこそのメリットです。
大量の荷物がある時は〇〇!
@kohei_k_320さん「コンパクトカーでも荷物を運びたい」
コンパクトカーでも、工夫次第で荷物を詰め込めます。とはいえ、家族が多かったり友達同士でキャンプに行く時にどうしても荷物がオーバーしてしまうことも。そんな時に使えるのが「カーゴトレーラー」。@kohei_k_320さんもトレーラーを愛用している一人です。
投稿から分かる通り、大型の車両並みの積載が実現。「キャンプのためだけに大きい車を買うのも…」と抵抗のある人は、キャンプの時だけ使えるトレーラーなら、普段ははずしておけるので経済的。中古やレンタルもあるので、興味がある人は利用してみてください。
コンパクトカーに合ったキャンプ場
@kohei_k_320さんは新潟県内を拠点にキャンプ。特によく出かけるのは、八木ケ鼻オートキャンプ場(三条市)、紫雲寺記念公園オートキャンプ場(新発田市)、大石オートキャンプ村(関川村)、snowpeak Headquarters(スノーピークヘッドクオーターズ、三条市)です。
キャンプ場を選ぶ上で、コンパクトカーで気をつけるべきは、サイトまでの勾配の高さや、路面の荒れ具合。なるべく路面が舗装され、コンパクトカーでもアクセスしやすいキャンプ場を選ぶのがポイントです。
フィアット500のこだわりの荷物選び!@pocky_campさん
荷物の荷物選び方と積み方
@pocky_campさんは積載を重視。荷物を積み込む際、重い物から積むという人もいますが、@pocky_campさんの場合は、小さな物から平らになるように積んで最後にクーラーボックスなどの大きい物を積んでます。行きに氷や食料品を買う人にとってはこの積み方はとても有効とのことです。
積載を楽にするため、軽いアイテムを使うこともポイント。@pocky_campさんはキッチンの設営が楽なビンテージアイロン台を愛用しています。キャンプに持って行くアイテムはたくさんありますが、一つずつ軽くて使いやすいものを選べば、コンパクトカーでも快適なキャンプができます。
コンパクトカーのデメリット
維持費のかからないコンパクトカーですが、もちろんデメリットも。@pocky_campさん曰く、「あえて言うなら、シートを倒して休憩できないことです」。デメリットを把握した上で、解決策を見つけていくのも、コンパクトカーならではの楽しみではないでしょうか。
荷物の積み込みにも一工夫!@an.pon.campさん
荷物の積み方と荷物選び
「たくさん荷物を詰め込んで『こんなに荷物が乗るの!?』と思われたい」という@an.pon.campさん。Instagramの投稿では、荷物を車の幅や高さギリギリまでに積み込んでいるのがわかります。より荷物を積むために使っているのが、ルーフキャリアやルーフバッグ。これらのアイテムをうまく使いこなせば、誰でもおしゃれで快適なキャンプができます。
コンパクトカーに山道はきつい
荷物を満載した軽自動車のデメリットとしてよくあげられるのが、山道や舗装されていない坂の走行の頼りなさ。@an.pon.campさんは長瀞オートキャンプ場(埼玉県長瀞町)、田貫湖キャンプ場(静岡県富士宮市)など、都心から比較的近く、アクセスしやすいキャンプ場を選ぶことで、道中も走りの不安なく、快適にキャンプ場に行っています。
軽でも高さを活かせる!@chiy_e1964さん
車内の高さを活かす
@chiy_e1964さんが有効に活用しているのが、ミニバンの車内の高さ。椅子やポール、スタンド類は全て運搬用のキャリーボックスに入れ、キャリーごとに運搬。丸めて細長くできるものはチェアシートなども入れています。ちなみに、テントもタープ、ロールテーブルなども同様に立てています。
重宝しているグッズ
@chiy_e1964さんも、重宝しているのは、ルーフボックス。泥汚れしたアイテムも車内に入れずに済み、快適に家まで帰れます。
愛車のミニを眺める楽しさ!r56iloveminiさん
r56iloveminiさんの楽しみ方
@r56iloveminiさんのキャンプの楽しみは、「お気に入りの愛車で出かけ、車をながめながらキャンプをすること」。特にデメリットは感じてはいないものの、冬キャンプでストーブを積載すると、持って行くキャンプギアが限定されるのは気になる点。
キャンプグッズを持ってく時に気をつけてること
@r56iloveminiさんはできるだけコンパクトで、積載出来るサイズ感のキャンプギアを厳選。ただ、カーミットチェアは必須。ゆったりくつろいで愛車を眺めるキャンプに欠かせないのも分かります。
コンパクトカーのキャンプはコスパ抜群!
キャンプに熱中し始めた人の中には、キャンプのために車の購入や乗り換えを検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、実はコンパクトカーでキャンプを楽しんでいる人がほとんど。アイテムを厳選したスマートなキャンプすら、キャンプスタイルとして定着し始めています。