キャンプ満足度を高めるタープ設営を学ぼう!絶品メスティンご飯にも挑戦【みゆキャンプ】
アウトドアの雰囲気をより高めるため、初心者があこがれるタープとワンポールテント。アイドルグループ「NGT48」のセンターで、キャンプ女子の藤崎未夢さん(19)がデイキャンプを楽しみながら、女性1人でも簡単にできるタープとワンポールテントの張り方を学びます。設営後には、新潟の名産品を使ったメスティンご飯レシピも披露してもらいました!
タープをきれいに張って脱・初心者
ファミリーキャンパーを中心に、リビングと寝室に別れたツールームテントの人気が高まっていますが、自然の中でより開放感を味わいたい人にはタープがおすすめ。日差しや夜露を防ぐのはもちろん、よりアウトドア感を感じられます。
タープの設営は難しいと思われがちですが、実はテント以上に簡単。コツを覚えてしまえば、初めてでも1人で10分かからずに設営でき、デイキャンプでも活躍します。
今回は幼少期から家族とキャンプをたしなんできた藤崎さんが、タープの設営を実践。「家族のキャンプはタープを張るスタイルではなかった」とのことでしたが、hinata編集部のレクチャーを受けながら、初めてでも簡単にたてられました!
*撮影はソーシャルディスタンスに配慮して行っています。撮影時のみ、マスクをはずしています。
選んだのは万能なヘキサタープ
今回は藤崎さんが設営に挑戦したのは、布地が六角形のヘキサタープ。タープの中ではメジャーな形状で、曲線美はもちろん、風に強いという特長もあります。メーカーが違っても基本的には設営の方法は同じ。hinata編集部のレクチャーを受けた藤崎さんに挑戦してもらいます。
タープ設営は地面の準備で決まる!
①タープを広げてポールを置く
まずはヘキサタープを広げます。半分に折った状態のほうが、全部広げより手間がかかりません。タープの中央部(折れ目)にポールの頂点がくるようにして、2本ともそのまままっすぐに倒します。
②ガイロープをセット
次にガイロープをセット。タープが飛ばされてしまわないように、先にポールの先端部をタープの穴に通してからガイロープの輪っかをひっかけます。
ポールの頂点に引っ掛けたガイロープを左右に広げます。ポールとローブの角度は30度から45度になるようにガイロープをセット。ポールの下部と同じ位置になるように長さをそろえます。
③ペグの打ち方はロープと直角になるように
ペグの打ち方はテントと一緒。タープとつながったガイロープに対してペグが直角になるように斜めに打ちます。地面にまっすぐ打ち込んでしまうだけでは、すぐに抜けやすくなってしまいます。特にタープは風の影響を受けやすいため、鍛造ペグで知られる村の鍛冶屋の山谷武範店長は「できれば38cmの長めのペグを使うのがおすすめ」としています。
また風が強いときには、周囲に迷惑をかけないように、タープを張らない決断も必要です。
④ポールを立ち上げる
張ったロープの自在を一度ゆるめ、いよいよポールを立てていきます。ポールはタップ側のやや内側にたてるようにして、踏ん張りがきくように。ガイロープで長さを調節して固定します。これで片方はポールが建った状態で固定されるので、逆側も同じようにポールを立てます。
⑤残りの4隅を固定
▲自在は余ったロープを押し込むように扱うのがポイント
最後に、固定していない残りの4隅を固定します。角の頂点からガイロープがまっすぐになるように張ります。長さを調節する自在でロープの緩みをとります。
⑥完成!
ヘキサタープを張るのが初めての藤崎さんでも、教わりながら10分ほどで設営が完了。宿泊するキャンプでも、まずはタープから立てるのがおすすめ。
「夏は暑いので日陰を作り、休める場所を作れるようになるのがいいですね」。藤崎さんもピンと張れたタープの下でご満悦の様子です。
タープはメインのポール2本があれば設営できますが、さらにメーンポールの脇にポールを追加することで、天井の端が高くなり、グループでのキャンプにも対応できます。
初心者でもワンポールテントで簡単、おしゃれに
円錐形のフォルムで人気を高めているワンポールテント。設営が中央にポール1本をセットするだけの簡単さも人気の秘密です。藤崎さんは今回、デイキャンプでしたが、今後のキャンプに備え、ワンポールテントの設営も練習してもらいました。
①インナーテントを広げる
まず最初にインナーテントを広げます。ここで漠然と広げないように注意。出入り口をどこに置くかを意識します。基本的にはテントの出入り口は風下側が理想。隣のサイトを直視するような位置にならないようにも配慮します。
②インナーテントをペグで固定する
ワンポールテントのペグ打ちは、端から順に打たないのがポイント。1カ所をペグ打ちしたら、反対側にまわり、インナーテントのたるみをとりながら「対」でペグ打ちします。
③フライシートをかぶせる
次にフライシートをかぶせます。インナーシートとフライシートの出入り口が合うように気をつけます。
④ポールを立てる
出入り口からポールの先端を入れ、テントの頂点部にポールを差し込みながらポールを立てます。
⑤完成
最後にテント周辺のガイロープを張れば完成です。ワンポールテントの設営が初体験の藤崎さんでも10分弱で設営。自分で設営したものの、「おしゃれなのに、こんな簡単に立つなんて!」と驚いていました。
メスティンで絶品枝豆ご飯【みゆレシピ#3】
NGT48が拠点とする新潟県といえば、米どころ。実は枝豆の作付け面積と消費量が全国一位で、全国有数の枝豆王国です。「今人気のメスティンを使って料理がしたい」と前々から要望していた藤崎さん。テントの設営が終わった後は、枝豆を使った炊き込みごはんを作ってもらいました。
メスティン初心者でも簡単
【具材】
・米1.4合
・ゆでた枝豆 適量
・塩昆布 適量
【作り方】
①米を研ぎます。
②ゆでた枝豆を適量入れます。
③メスティンの内側にあるふたの線に合わせて水を入れます。
④塩昆布を入れます。
⑤20〜30分寝かせて、水を吸わせます。
⑥シングルバーナーを弱火にして、米を炊きます。
⑦蒸気が少なくなってきたら、シングルバーナーを中火にします。
⑧焦げた匂いがしてきたら、バーナーの火を消し、メスティンを逆さにします。
⑨しゃもじでかき混ぜ、蒸らせば完成。
【ワンポイントアドバイス】
取材を終えて【本人コメント】
今回初めてタープとワンポールテントの設営をしましたが、思っていたよりも手順が少なく、前回学んだペグ打ちを生かして上手く設営することができ、覚えれば簡単そう!と感じました。見た目がおしゃれなうえに手軽に設営することができるので、とても気に入りました!
ガイロープをまっすぐ張ることに少し苦労したので、これから練習してひとりでもできるようになりたいです!
メスティンを使った枝豆ごはんは、塩昆布の塩味だけでしっかりと味がついていて、枝豆の甘さが引き立ち、おこげの香ばしさもあって、とても美味しかったです!材料が少なく調味料も必要ないので、キャンプでも手軽に作ることができると思います!これからもいろんなメスティン料理に挑戦してみたいと思いました!
取材協力:キャプテンスタッグ、コロンビア、Kelty、和島オートキャンプ場(新潟県長岡市)
撮影:宿利泰蔵
スタイリング:秋元祐輝
NGT48藤崎未夢さん プロフィール
キャンプ好きの両親の英才教育を受け、幼少期からキャンプを楽しむ。父親だのみのキャンプから脱却し、一人でもキャンプができるようになるため、県内産のアウトドアギアを集めながらキャンプを勉強中。お気に入りのキャンプ場は、新潟県三条市にあるスノーピークヘッドクオーターズキャンプフィールド。新潟市出身。2000年11月17日生まれの19歳。愛称みゆみゆ。
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