豊浦のキャンプ場全5スポットを解説!予約不要利用できる施設多数!
北海道豊浦町には予約不要で利用できるキャンプ場が多数あります。眼前に噴火湾が広がる絶景海キャンプや、コテージキャンプなど、さまざまな楽しみ方ができる豊浦町のキャンプ場。こちらの記事では豊浦町のキャンプ場全5スポットと、豊浦町の天然温泉「しおさい」について解説します。
豊浦町内のキャンプ場は、新型コロナウイルス感染防止策を徹底することは困難であるとの判断に至り、令和2年度については全てのキャンプ場を閉鎖することといたしましたのでお知らせいたします。
豊浦町のキャンプ場の魅力
札幌から車で2時間の距離にある「豊浦町」。町の南側には内浦湾、北側には緑深い山林地帯が広がり、海キャンプと山キャンプの両方を楽しめます。特に人気なのは、内浦湾を眼前に眺めながらの海キャンプ。海水浴や釣り、サーフィンなどアクティブな楽しみのほかにも、内浦湾の向こうに見える駒ヶ岳や利尻連山、背後にそびえる羊蹄山、など風光明媚な景色がキャンプの時間を豊かにしてくれます。
「豊浦町」は夏は涼しく冬は温暖な地域ですが、海岸沿いのキャンプ場には海からの風をさえぎるものがないので、日によっては海風が強いこともあります。強風の場合を考えて、テント設営のペグは普段よりも多く準備しておくと安心です。
予約不要で利用できるキャンプ場が多い
今回紹介する豊浦町のキャンプ場はほとんどが予約不要です。予約不要のキャンプ場は、思い立ったときにキャンプへ行けるメリットがある反面、混雑シーズンには満員になってしまい入場できないことも。念のためにいくつかのキャンプ場を候補に挙げて、宿泊先を確保できるようにしておきましょう。
予約が必要なのは、「豊浦町森林公園」のバンガローと「高岡オートキャンプ場」の7月11日〜8月24日のハイシーズン期間のみです。どちらのキャンプ場も当日に空きがあれば利用できるので、「今日キャンプに行きたい!」という場合には電話で確認してみるといいですよ。
豊浦町の天気や気温
札幌と函館の中間に位置する豊浦町は、北海道の中でも比較的温暖な地域。7~9月の平均気温は札幌よりも2度ほど低く涼しくなっています。海岸線のキャンプ場の場合は海風の影響もあり、気温よりも肌寒く感じることも。大きめのバスタオルがあれば、毛布やひざ掛けとして使えるのでとても便利です。
春、秋キャンプでは日中でも寒い日が多くなります。ハイシーズン以外で豊浦町のキャンプ場へ宿泊する際には、防風性と防寒性のあるアウターが必須です。
豊浦のキャンプ場①大岸シーサイドキャンプ場
キャンプ場の両サイドを突き出た岬に挟まれた、穴場的なキャンプ場が「大岸シーサイドキャンプ場」。車の横付け可能なテントサイトが、海岸線に沿うように配置されていて、どのテントからも海の素晴らしい景色を眺められます。釣り人やサーファーにも人気のスポットで、ハイシーズンには隣のテントとの距離が近く窮屈に感じることも。レギュラーシーズンや平日は比較的空いてることが多いのでゆっくりと過ごせます。
キャンプ場設備は、トイレと炊事場のみとシンプルなので、ある程度キャンプ経験がある方におすすめのキャンプ場です。
大岸シーサイドキャンプ場の口コミをブログでチェック!
・電車がトンネルの前に汽笛を鳴らすので煩い
・夜中も朝も電車が通るので、通過音も結構煩い
・漁船が昼も早朝4時くらいから通るので煩い
・たぶん海水浴シーズンは激混み
・カラス少なめ。カモメ多少
・のんびりした空気
・かなり気に入った景色
・管理人のおじ様フレンドリー
ゴールデンウィーク中にキャンプ場を利用した方の口コミです。こちらのキャンプ場、眼前に海が広がり最高の眺めですが、サイト後方には道路と線路があります。電車や車の通過音や、漁船のエンジン音など、時間を問わず聞こえる様子。それらの音が気にならないという方におすすめのキャンプ場です。
子ども連れの場合は、線路への侵入や道路への飛び出しにくれぐれも気をつけましょう。
大岸シーサイドキャンプ場の基本情報
住所:北海道虻田郡豊浦町大岸
電話:0142-84-1981
営業期間:5月上旬~10月中旬
料金:
[持ち込みテント] 500円〜/ 張
[駐車場]500円〜/ 台
公式はこちら:
大岸シーサイドキャンプ場豊浦のキャンプ場②礼文華海浜公園キャンプ場
イコリ岬の断崖を真近に眺めながらキャンプが楽しめる「礼文華(れぶんげ)海浜公園キャンプ場」。こちらは7月中旬から8月中旬までの1カ月間だけ営業しているキャンプ場です。前浜は遊泳禁止ですが、砂浜での砂遊びやイコリ岬付近での磯遊び、場内にある噴水広場での水遊びなどは可能。ファミリーキャンプにおすすめです。
岬の反対側にある礼文漁港は釣りで人気のスポット。キャンプと釣りの両方を楽しみたい方にも最適なキャンプ場です。
礼文華海浜公園キャンプ場の口コミをブログでチェック!
ここは海水浴場ではありませんので、自己責任で!とのこと。はしゃぐ長男。娘は海が怖いらしく、砂で遊ぶ。場内に、こんな噴水がある。海から上がった子供たちにとって、いいシャワーになります。
礼文華海浜公園キャンプ場前の海は、遊泳禁止なので海で泳ぐことはできません。子どもの場合、目の前に海が広がっていると、つい泳ぎたくなるかもしれませんが、「波打ち際だけ、膝の深さまで」など、ルールを作って安全に遊びましょう。場内には地面から水が噴き出す噴水広場があり、海よりもこちらの噴水で楽しむ子どもの姿も多く見られます。
場内には清潔に管理された炊事場、トイレ、シャワー、があります。シャワーは水しか出ないので足についた砂や汚れを流す程度と考えましょう。
またしても貸し切り状態。設備自体は綺麗なんだけど、近くにお店やお風呂がないからかも。炊事場近くにセッティングなので、また色々と楽でいい。
8月の初めにこちらのキャンプ場を利用した方の口コミ。この方が訪れた日は貸切状態でしたが、日によってはテントでサイトが満杯になることも。他のキャンプ場が満員で入れなかった場合にこちらのキャンプ場まで足を伸ばすキャンパーも多くいます。営業期間が夏の1カ月限定のキャンプ場。景観が良く設備が整っていて、ソロキャンプやツーリングキャンパーにも人気です。
礼文華海浜公園キャンプ場の基本情報
住所:北海道虻田郡豊浦町字礼文華海浜地
電話:0142-82-8260
営業期間:7月中旬から8月中旬
料金:600円 / 人
公式はこちら:
礼文華海浜公園キャンプ場豊浦市のキャンプ場③豊浦海浜公園キャンプ場
豊浦町のキャンプ場で1番の人気を誇るのが「豊浦海浜公園キャンプ場」です。キャンプ場の隣には「天然豊浦温泉しおさい」が、そして家族で釣りが楽しめる「豊浦フィッシャリーナ」や「豊浦漁港」も近くにある最高の立地。豊浦町市街地からも近いという利便性の良さも人気の理由です。
場内には炊事場、トイレ、シャワー棟(水のみ)が整備され、海水浴も可能。ハイシーズンには所狭しとテントが並び満員になる日も多いので、朝早くに出発してサイトを確保することをおすすめします。
豊浦海浜公園キャンプ場の口コミをブログでチェック!
海キャンといっても浜辺ではなく、防波堤で囲った人口ビーチのある芝の綺麗に整備されたキャンプ場、トイレも炊事場も立派で快適ですチョキ ただ、難点はといえば・・・キャンプ場のすぐ後は住宅街 決して後を振り返ってはいけません
6月中旬に利用した方の口コミ。夏休みシーズン以外の平日は空いていることが多く、サイトを広々と使えます。キャンプ場から道路を挟んで向こう側には住宅が並んでいるので、「大自然の中のキャンプ」という雰囲気はありませんが、その分アクセスしやすい場所にあると言えます。
テントは芝のあるところにたてます。砂浜とも駐車場とも隣接しています。ゴミは、基本持ち帰りですが、今の時期だけは分別すれば捨てられました。ゴミ袋は管理棟で、1枚60円でした。そして、海浜公園内に温泉があるのがとてもすばらしい。なかには、売店がありお土産や地元の名産品がうっています。キャンプで急に必要になりそうなものも若干売ってました。
8月の初めに利用した方の口コミ。テントサイトは砂浜より1段高くなった芝地にあるので、テント内への砂の侵入も気になりません。場内の看板には「ゴミは各自持ち帰り」の記載がありますが、時期によってはゴミ袋を購入すれば引き取ってもらえるとのこと。管理棟に受付の際に確認してみましょう。
豊浦海浜公園キャンプ場の基本情報
住所:北海道虻田郡豊浦町字浜町地先海浜地
電話:0142-82-8260
営業期間:4月中旬~11月上旬
料金:600円 / 人
公式はこちら:
豊浦海浜公園キャンプ場豊浦市のキャンプ場④豊浦町森林公園
海キャンプよりも山キャンプが好きな方におすすめなのが「豊浦町森林公園」です。豊浦町市街地から車で約25分のところにあり、周囲を山に囲まれた自然豊かなキャンプ場。広大な公園内は4つのエリアに分かれており、小川も流れています。木製のアスレチック遊具や200円で利用できるパークゴルフ場もがあり、自然の中でゆっくり過ごしたい方やツーリングキャンプの方にもぴったりなキャンプ場です。
場内にはレンタルテントやバンガロー設備があり、テントを持っていない方でもキャンプが楽しめます。バンガローは6畳サイズで大人3人くらいで宿泊できる広さ。室内コンセントが付いているだけのシンプルな設備でペットの宿泊も可能です。
テント1張500円、5人用レンタルテント1,000円という安さもうれしいポイント。テントを張らない車中泊であれば、宿泊料金はかかりません。バンガローは予約が必要ですが、テントサイトは予約不要です。オートサイトではありませんが、サイトそばまで車の乗り入れが可能なので、荷物の運搬も楽ちんです。
場内には水洗トイレや炊事場はありますが、シャワーなどの入浴施設はありません。車で25分の場所にある「天然豊浦温泉しおさい」を利用すると良いでしょう。
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バンガロー回りの敷地は結構広く、車も自由に停めれます。
バンガローに宿泊の場合は車をバンガローに横付け可能。バンガロー自体はコンパクトなので、「バンガローは寝床」と割り切って、外にタープを張ってゆったりと過ごしましょう。
豊浦町森林公園の基本情報
住所:北海道虻田郡豊浦町字礼文華526番地1他
電話:0142-85-1120
営業期間:4月下旬~10月末
料金:
[持ち込みテント・タープ] 500円 / 張
[バンガロー小] 4,000円〜 / 棟
公式はこちら:
豊浦町森林公園豊浦市のキャンプ場⑤高岡オートキャンプ場
噴火湾を眺めながら芝地でのキャンプを楽しめる「高岡オートキャンプ場」。電源付きのキャンピングカーサイトが24区画、フリーのテントサイトが22区画設けられています。テントサイトまで車の乗り入れができないので、駐車場から荷物を運ぶ必要がありますが、駐車場とサイトは並列しているので荷物の運搬はさほど大変ではありません。場内にはドッグランがあり、ワンちゃんと一緒にキャンプを楽しみたい方にも最適のキャンプ場です。
ハイシーズンの7月11日〜8月24日の期間は予約優先となりますが、それ以外の期間は予約不要。川を挟んで隣に「豊浦海浜公園キャンプ場」その先に「天然豊浦温泉しおさい」があり、キャンプ場から温泉までは車で5分、徒歩なら15分の距離です。
キャンプ場の近くに線路が走っていることから「夜間列車の音が気になった」という口コミも。音が気になると眠れないという方は注意しましょう。
高岡オートキャンプ場の口コミをブログでチェック!
豊浦海浜公園は人間動物園になってると予想して、静かさを求め今回は高岡オートキャンプ場。何もない感じですが静かで人も少なく自由に出来るお気に入りなキャンプ場。オートで停める場所決められてるのに、キャンパーがあまりこないので皆さん自由にやりたいままのスタイル^_^
「高岡オートキャンプ場」の眼前の海は遊泳禁止。そのため、隣の「豊浦海浜公園キャンプ場」よりも空いている、というメリットがあります。遊泳はできませんが、波打ち際での水遊びや砂遊びは可能。小さな子どもであれば、こちらの方が安全に遊べます。砂浜からの投げ釣りを楽しむ釣り人の姿も。海水浴場のにぎやかさが苦手な方にもこちらのキャンプ場がおすすめです。
道路を挟んだところにパークゴルフ場があってそこに「ソフトクリーム」や「氷」ののぼりがたっていたので、絶対食べてやる!
こちらのキャンプ場、道路を挟んだ向こうには住宅が。日常を感じる場所でのキャンプには安心感と便利さがあります。暑い夏キャンプでソフトクリームやかき氷を食べるのは至福の時。キャンプ時間の中での良い気分転換になりますよ。
高岡オートキャンプ場の基本情報
住所:北海道虻田郡豊浦町字高岡海浜地
電話:0142-83-1234
営業期間:4月下旬~10月末
料金:
[フリーテントサイト] 600円 / 人
[キャンピングカーサイト] 3,000円 / 台
公式はこちら:
高岡オートキャンプ場豊浦市のおすすめ温泉「天然豊浦温泉しおさい」
豊浦町海浜公園キャンプ場のすぐ隣にあるのが「
天然豊浦温泉しおさい」。船のようなユニークな外観の大浴場で、1日ごとに男風呂と女風呂が入れ替わります。源泉かけ流しの硫酸塩泉で、冷え性や神経系、疲労回復に期待できます。利用料金は大人600円、子ども200円。12枚つづりの回数券は6,000円とお得なので、連泊する方やグループキャンプの方にはこちらがおすすめです。
男風呂、女風呂ともに8種類のお風呂が楽しめますが、その中でもぜひ入りたいのが露天風呂。爽やかな海風を感じながら入る露天風呂は格別で、いつまでも入っていたくなるほどです。また、1時間1,100円(入館料別)で利用できる家族風呂もあり、こちらは小さい子ども連れでも気兼ねなくゆっくりと過ごせます。
営業時間は10:00~21:00(受付終了時間20:30)ですが、例年夏休み期間は延長営業しているので、事前に営業時間を確認しておくと安心です。
豊浦市の特産品と観光スポット
豊浦町でぜひ味わいたいのが、「豊浦いちご」と「噴火湾(内浦湾)のホタテ」、そして「豊浦SPF豚」です。「道の駅とようら」では、豊浦いちごを使ったソフトクリームや、豊浦産ホタテのフライ、豊浦SPF豚のザンギ、など豊浦町のグルメが季節を問わず味わえます。季節限定ではありますが、6月の朝採りいちごや、冬の活ホタテなどは午前中に完売するほどの人気です。
豊浦町の観光スポットでは「豊浦噴火湾展望公園」がおすすめです。豊浦噴火湾パーキングエリアの上下線や国道37号線からアクセス可能。噴火湾や豊浦町市街地を一望できる展望台があり、展望台の1階には食堂や土産物店が入っています。大型のローラー滑り台や遊歩道、彫刻広場などがあり、入館料が無料なのもうれしいポイントです。
噴火湾を真下に見下ろせる展望台が「カムイチャシ史蹟公園」。大岸シーサイドキャンプ場からも近く、まっすぐに伸びた135段の階段を上った先にあります。こちらは国指定の景勝文化財に指定されている公園。アイヌ語で「神のとりで」を意味し、素晴らしい景色が見渡せます。
豊浦でキャンプを楽しもう
「キャンプに行きたい」と思い立った時に、予約不要で利用できる豊浦町のキャンプ場。海岸線のキャンプ場が4カ所ありますが、遊泳禁止のキャンプ場もあるので、海水浴を楽しみたい方はその点を確認してから出発しましょう。豊浦森林公園にはバンガローもあるので、林間で気軽にキャンプをしたい方にもおすすめですよ。絶景の景色とご当地グルメ、釣りや温泉も楽しめる豊浦町のキャンプ場で楽しいキャンプ時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。