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美山町自然文化村

美山町自然文化村キャンプ場を解説!豊かな自然に囲まれた高規格キャンプ場!

2021.06.10キャンプ場

日本の里山の原風景が残る京都府南丹市美山町。そこで川遊びやバーベキュー、ネイチャーガイドツアーを楽しめるのが「美山町自然文化村キャンプ場」です。日本の里山体験キャンプをするのに適した高規格キャンプ場を紹介します。

京都にある、美山町自然文化村キャンプ場とは

伝統的技法による建築物群「かやぶきの里」で有名な京都府南丹市美山町。美山町自然文化村キャンプ場は、観光宿泊の拠点として利用できる施設・河鹿荘に併設されています。美山町は自然と人々の暮らしが共存することで生まれた「日本の原風景のような里山」として有名。清流・由良川をはじめとした豊かな自然にめぐまれながらも、かやぶきの里までは約2キロの好立地にあるキャンプ場です。

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高規格キャンプ場だけあって,設備はしっかりと整っています.(その分お値段もかかりますが(^_^;))

専用のシンクがあることは,電源があることよりも心に余裕を持たせてくれます.

施設は全体的にやや古く、トイレなどやや不便な面もありますが、
それが気にならなければ、お薦めできます。

全体的にやや古めの印象とのことですが、トイレ・売店・電源・風呂など多くの設備が整っており、充分高規格キャンプ場といっても差し支えないです。

美山町自然文化村キャンプ場の宿泊施設

美山町自然文化村キャンプ場は宿泊可能なサイト・宿泊設備が細かく分かれており、それぞれのスタイルに合ったキャンプを楽しめます。それぞれの広さや設備をチェックしてみましょう。

第1オートサイト

第1オートサイトは電源無しで炊事場が共同のオートサイトです。サイト間に木々が乱立する「林間サイト(8m×8m)」と開けた「青空サイト(8m×8m)」の2種類があり、合計29サイトと中々の広さを誇ります。

今回借りたのは第1オートキャンプ場。
指定されたのは林間サイト。
駐車には苦労しますが、個人的には好み。
今回のサイトは19番。
林間はこんな感じで不定形です。
サイトの真ん中に木と外灯が、、。
まぁ、小型テントなので問題なしです。

サイトによっては大型のテントやタープを張るのに向いていないか所もあります、申し込み時に電話などで確認したほうがいいかもしれません。

第2オートサイト

第二オートサイトはそれぞれに個別のAC電源が2口とシンク、かまどがつくなど、第1サイトと比べ設備の充実したオートサイトが18個あり、広さは10m×8mと第一よりもやや広めで青空サイトのような開けた空間になっています。

サイトは程よく段差等で仕切られており広さは8M×10M。

車を止めるとやや狭く感じ、テント・タープ設営時はガイロープの張り方に少し気を使うかも。



サイト毎に炊事場(シンク)・かまど・AC電源がついており非常に便利です。

特にシンクは大きめで、下段にダッチオーブンや洗い物などを置いておけるし、キッチンテーブルを持ち込む必要がないので助かります。

洗い物はもちろん、調理場も利用者が専用で使えるとバーベキューやキャンプ飯にしてもいろいろ融通が利いて便利です。

テントサイト

広さが3m×4mと他のサイトと比べやや小さ目なのがテントサイトで、ソロキャンプに適している場所。複数人での利用は厳しく車の乗り入れもできませんが、駐車場が近く、何よりキャンプ場使用料が大人990円のみというのが魅力です。

日帰りキャンプサイト

日帰りキャンプ場は9時~17時に利用できる日帰り専用のサイトです。キャンプ場利用料も500円/大人、330円/小人とテントサイトよりもさらに安く、チェックイン時間も早いため日中日帰りでバーベキューなどを楽しむには十分です。

ログハウス

ログハウスは10人用が2種類と4人用が1種類の合計3種類があり、すべてたたみ・板間ながらAC電源のついたシンプルな設備です。ただし空調はないため、気温が京都の都市部よりも2~3℃低いとされる美山町でも、天気のいい夏場はつらいかもしれません。

美山町自然文化村キャンプ場での楽しみ方

地元の食材でバーベキュー

美山町自然文化村キャンプ場には鹿ソーセージや猪肉などをはじめとした地元食材を提供するレストランがあり、本場の「和のジビエ」を味わえます。また受付でもある河鹿荘にはバーベキューハウスが併設しており、事前申し込みをすれば食材のみ(1人2,160円)と設備を利用(同8,500円)といったように、道具の準備を考慮・選択しながらバーベキューを楽しめます。

春には桜の下でお花見

場内には数こそ少ないものの、キャンプ場が接する由良川沿いに桜の木があるため、桜シーズンには夜間のライトアップも行われています。桜の開花状況によって左右されますが、例年4月上旬~中旬にかけて1週間ほどライトアップされています。

芦生の森ネイチャーガイドツアー

キャンプ場周辺の芦生の森は京都大学が研究用に保護している森林で、一般の入林は禁止されています。しかし河鹿荘を受付として行われているネイチャーガイドツアーであれば例外です。スノーシューハイクや早春トレッキングツアーなど、シーズンごとにテーマの異なるツアーが毎週末の土日に行われており、昼食・専門ガイド付きで参加できます。
昼食にも地玉子や地どり、鹿肉など美山の食材を使用した毎朝手作りのハイキング弁当がついており、キャンプ場はツアーの拠点として実に適した場所となっています。ツアーの参加料金は1人6,600~11,000円と内容によって差が大きく、決して安いとは言えませんが、お昼ご飯に専門ガイドがついているツアーと考えればお値段相応といえるでしょう。 詳しくはこちら:芦生の森ネイチャーガイトツアー

レンタサイクルでサイクリング

自然文化村キャンプ場では、近くにあるかやぶきの里や町内の散策等に利用できるレンタサイクルも常備されています。4時間まで1台1,000円で利用できるため、チェックイン・チェックアウト前後の時間を十分活動できます。キャンプ場内はもちろん、周辺一帯をのんびり散策するための足として活躍してくれるでしょう。

星空やホタルの光に癒される

自然文化村キャンプ場のある美山町は「南丹市ホタル保護条例」に基づき、ホタルの保護や環境保全に取り組んでおり、例年6月中旬ごろから町内全域でホタルを鑑賞できます。期間中に河鹿荘に宿泊した人限定の無料で参加できるバスプランもあるので、夜に幻想的な時間を過ごしてみたいのならばぜひチェックしておきましょう!ちなみに「場内で必ずホタルが見れる」わけではないので注意です。 詳しくはこちら:ホタル観賞バスツアー

料金や天気など、予約前のチェック項目!

周辺に川遊びスポットはある?

美山町自然文化村キャンプ場沿いを流れる清流・由良川は川遊びの舞台として夏場は特に重宝することになるでしょう。ただし第2オートサイトの近くでは川遊び可能な場所ですが、水量や深さの差があるのか第1オートサイトの川辺は遊泳禁止になっています。どちらのサイトにいるか確認してから遊びましょう。

美山町自然文化村キャンプ場周辺の天気や気温をチェック

美山町の気候は京都府のほぼ中央ながらも全域を山に囲まれ、日本海側の地域に近いため年間を通じ多雨多湿で雨が多いエリアと言われています。また2019年は台風20号・21号の水道施設被災により営業休止したこともあり、天候の影響は受けやすいキャンプ場です。事前チェックは怠らずにしておきましょう。 詳しくはこちら:美山町 天気

美山町自然文化村キャンプ場の基本情報

住所:京都府南丹市美山町中下向56 電話:0771-77-0014 営業期間:4月1日~11月下旬 期間中第2月曜は休日(祝日の場合は翌日休)8・11月は無休 料金: キャンプ場使用料(共通):990円/大人 660円/小人 オートサイトAC電源無し:1,650円/区画 オートサイトAC電源付き:3,300円/区画 ログハウス: 美化協力金:330円/人(共通) 22,000円/10人用 7,700円/4人用 チェックイン / チェックアウト: 15:00 / 14:00  公式はこちら:美山町自然文化村

美山町自然文化村キャンプ場で四季を満喫

美山町自然文化村キャンプ場は冬場こそクローズしているのは残念ですが、かやぶきの里散策やネイチャーガイドツアーなど他のエリアにはない独自の見どころも多く、京都の自然を満喫できる場所を探している人にはうってつけのスポットです。春~秋の京都でキャンプやバーベキューを楽しむ計画と立てる際に利用できるキャンプ場として、まずチェックしておいて損はありません。

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