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新生ゼインアーツから待望の新作が登場。芸術的デザインとコスパにこだわる注目テントとは!?

芸術的なデザインとコストパフォーマンスの高いテントで一躍人気ブランドに踊り出た「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」が、2020年7月に発売する新作を発表しました。hinata編集部は同社の小杉敬社長を取材。待望の新作の魅力について探りました。

「手の届く価格で高品質のテントを」

人気テントメーカー「ゼインアーツ」今回は展示会で新商品を見てきました。

企画から開発まで担う小杉社長

商品の企画から開発までを一貫して手がける小杉敬社長。実は大手アウトドメーカーで20年以上にわたって開発を担当し、多くのアウトドアアイテムを世に送り出してきた人物です。 ただ、業界に長くかかわる中で、「手の届く価格で、デザインや品質の良さも追求した『ちょうど良い製品』がないことが気がかりだった。アウトドアが好きな人のため、そして業界のためになることをしたい」。この思いで立ち上げたのが「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」です。 開発のプロのこだわりが詰まった最初のテントのリリースから約1年。満を持してリリースした新作テントの魅力とともに、それぞれの商品に込められた想いを、静岡県焼津市の大型アウトドアショップ「SWEN焼津店」で今年3月に開かれた展示会で伺いました。

話題の新作3点を紹介

この展示会で紹介新作は大型シェルターをはじめとした3点です。

4人家族がゆったり過ごせる「GIGI -2」

一つ目は、ツーポール仕様のラージサイズシェルター「GIGI-2(ギギ ツー)」。ギギ1の基本デザインをそのままにしながら、空間面積の向上にこだわって設計。第一印象は、“とにかく、広い!”。テーブルと4人分の椅子を置いても十分なゆとりがあり、家族や友人同士でキャンプをしたい人に最適な広さです。
市販の3人用インナーテントを入れられる仕様になっています。2人用のテントであれば、2つ横に並べて入れられるほどの余裕があります。
ゼインアーツのテントの特徴ともいえるのが、エクステンションポール。このポールがあることで、広々とした空間が実現できます。
エクステンションポールで広げた空間には、ランタンを飾ったり、ちょっとした調理スペースを設けたりと、さまざまな使い方ができます。もちろん、友人が持ってきたリュックなどかさばる物も置くのに重宝する空間です。 販売価格:65,780円(税込)

設営も簡単!「GIGI-2」の設営を実演

今回の展示会では、新商品ギギ2設営の実演も開催されました。

すぐに広々とした空間が出現

展示会では「GIGI-2」の張り方も実演。一度倒したまっさらな状態から、あらためてテントの特徴や使いやすさ、開発のこだわりポイントを小杉社長が解説します。まずは、中央のポールを立てるところから。スタッフの方も手伝い、2人がかりで立てていきます。4人用テントが目の前で張られていく様子は、圧巻でした。
エクステンションポールを入れて空間を広げたら完成。設営が簡単とは聞いてはいましたが、あらためて流れを見てみると、通常のテントより力もいらず、女性でもできそうな印象です。

寒いときも暑いときも大活躍!「GIGI INNER TENT」

次に紹介されたのは、ギギに対応する待望のインナーテントです。ギギ1、ギギ2両方に対応します。

要望の声を受けて登場

2つ目の新商品は、「GIGI INNER TENT(ギギ インナーテント)」。当初は開発する予定がなかったものの、“インナーテントが欲しい!”というファンの要望に応え、開発に踏み切ったといいます。暑いときはフルメッシュに、冷え込むときはフルクローズにでき、室温管理がしやすいことが最大の特徴です。 暑さと寒さの両方に対応するハイブリッドインナーは、これまであるようでなかったアイテム。フルメッシュ、フルクローズの両方に対応させると、生産コストが一気に上がってしまうことが理由でした。ただ、小杉社長の「せっかく作るなら自分が欲しいと思えるものを作りたい」という思いで商品化が実現しました。
写真上のフルメッシュ状態は風も入り、涼しく快適に過ごせます。空気の入れ替えを行いながらも、虫はしっかりガードします。
フルクローズバージョン。一切の風を通さないため、寒いときでも安心です。
テント内は、大人2人がゆったりと就寝できる広々とした作りになっています。子どもがまだ小さければ、家族3人で川の字で寝られます。広々としているので、中に荷物を置くスペースもしっかり確保できる点もポイント。天井も高く設計され、立った状態で着替えや出入りもスムーズにできます。 販売価格:15,180円(税込)

「ZEKU-M」に取り付けできるインナーテント

人気商品の「ZEKU-M(ゼクーエム)」に取り付けできるアイテムも同時発売されます。写真上は、4人用に設計されたインナーテント。家族4人が川の字で寝られ、広々とした作りになっています。
このインナーテントの特徴として、メッシュパネルが広範囲になっています。全てのパネルをメッシュにすれば、メッシュインナーのように涼しく過ごせる仕様に。もちろん、虫の多い季節も心配ありません。
パネルをフルクローズにすれば、春先や秋口でも冷気をシャットアウトでき、肌寒さも気にならない設計になっています。
そして「ZEKU-M」に対応している最大のポイントは、本体にある3つの入り口をふさがなくてすむこと。3箇所のどこからでも出入りでき、大人数でのキャンプにもぴったりです。 販売価格:21,780円(税込)

もちろん、一番人気の「ZEKU-M」も!

新商品にクローズアップしましたが、忘れてはならないのが不動の人気テント「ZEKU-M」の存在。この商品には、小杉社長のキャンプギアへの熱い想いが凝縮されています。 新潟県に生まれ、幼い頃から自然と触れ合うことが当たり前の環境で育った小杉さん。キャンプに行くことはごく自然な流れでした。大人になりさまざまなアウトドアに親しむうちに、「膨大な数があるキャンプギアに疑問を抱いた」といいます。 コアなキャンパーなら良いかもしれませんが、キャンプビギナーにとって、たくさんのギアをそろえることは負担が大きい。「ギアをいくつもそろえなくても、1つで完結できるテントを作りたい」そんな気持ちが形になった商品です。
新商品と同じく、3つのエクステンションフレームで支えられているため、テント内は広々とした空間が保たれています。日中はテーブルを置いて食事を楽しみ、夜は寝袋を敷いてゆったり寝られます。追加のアイテムを買い足す必要もなく、キャンプを満喫できます。

本格キャンプがもっと手軽に

「本格キャンプをもっと手軽に、お手頃に」。そんな小杉社長の想いとこだわりが詰まったゼインアーツのテント。初心者からベテランまで、ひとつあるだけで、キャンプを快適に、楽しく過ごせます。2020年7月の発売に向け、一足先にチェックしてみてください。 公式サイト:ZANE ARTS


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