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初めてのテントに登山用を選んだワケ【編集部が買ったギアvol.5】

hinata編集部員が実際に購入した愛用品を紹介する好評連載「編集部が買ったギア」。今回はソロキャンプに興味津々の20代男性編集者が買ったマーモットの登山用テント「Catalyst 2P」を紹介。購入の決め手や使用感などをお届けします。

自分用のソロテントが欲しい

ツーリングや登山を楽しみながら、最近流行りのソロキャンプに挑戦してみたいー。そんな想いから、昨年はECサイトでテントを探す日々を過ごしていました。もちろんhinata編集部としてキャンプに行くことはありますが、基本的には2人以上でグループ用のテントを持って行くことが多いため、ソロキャンプをするなら自分のテントを購入する必要がありました。

購入したテントがこちら!

あらゆるブランドのテントをチェックした上で購入したのが、米国のアウトドアブランド、マーモットの「Catalyst 2P(カタリスト)」。マーモットはどのアイテムも高品質でありながら、初心者でも手を出しやすい価格帯なのが魅力。筆者はアマゾンから3万円弱で購入しました。

登山用テントを選んだワケ

せっかくアウトドアを楽しむなら、「キャンプだけでなく、登山やトレッキングにも挑戦してみたい!」という想いから、登山用のテントを探しました。キャンプ用のテントは、重量や強度性という点から登山で使用できないことがありますが、登山用のテントをキャンプ場で使用できないことはありません。そんな考えからアウトドアギアで最も高額なテントを買うなら、キャンプ用ではなくオールラウンダーの登山・トレッキング用にしようと心に決めていました。

ゆる登山やトレッキング向き

マーモットというブランド自体は登山用のアイテムを販売していますが、今回購入したテントは収納サイズ(約18×46cm)や重量感(2130g)から、軽い登山やトレッキングに適しています。過酷な登山には不向きながら、山登りは初心者のため、使用する想定シーンとしては軽登山やトレッキングで問題ありませんでした。

なぜマーモットのテントに?

なぜ数ある登山用のテントからマーモットを選んだのかというと、まず最初に挙げられる理由が、他と被らないテントが欲しいという点。山でテントを張る際に回りがモンベルやアライテントばかりで、自分のテントが同じブランドだと見分けがつかない...。そういった話を登山経験者からよく聞くため、日本ではなかなか見かけないマーモットのテントをチョイスしました。とはいってもアメリカでは非常に人気のあるテントなので、質や機能面に対する安心感はあります。
テントの色に関しては、個人的に好きだったオレンジにしたいと思っていました。海外産のテントでオレンジ色のものが少なかったため、マーモットのテントを見つけた時は希少性を感じて、ほぼ即決で購入しました。

使ってみた感想は...?

収納サイズは思っていたよりも大きい

まずは収納でいうと、テントの収納サイズは当初予想していたよりも大きい印象。今回使用していたLafuma (ラフマ)のザック(40L)に入れてみると、かなりの面積を取ります。次回挑戦する際は、はシュラフなどその他に使用するギアを、コンプレッションバッグ等を使って圧縮する必要があると感じました。

設営はシンプルで初心者でも立てやすい

設営はポールをインナーテントの上に交差させて立ち上げたのち、フライシートを被せてペグで固定するという流れ。登山用ということもありシンプルで、初めての設営でもそれほど困りませんでした。
フライシートを被せる向きは決まっているので、前後逆にならないよう注意が必要です。フライシートにある縫い目が、インナーテントのポールと重なるようになっているため、この縫い目を目印すると被せる方向を間違えずに済みます。

あわせるギアはモノトーンカラーがおすすめ

設営してテーブルやチェアと合わせてみた写真がこちら。フライシートが明るく目立つ色である分、一緒に使うギアのカラーの選択には気をつける必要があると感じました。緑や青などでギアでカラフルにするよりは、黒やシルバーなどモノトーンカラーのアイテムで合わせた方が、よりサイト全体の見た目が引き締まります。

2人用ですが、ソロとして使いたい広さ

ソロなので1人用を買うべきでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。しかし1人用のテントでは、身動きが取れるスペースが限られてしまい快適性が損なわれるので、2人用のテントを購入しました。実際に使ってみても、1人で過ごすには文句なしの広さ。読書をしたりお昼寝したり、のんびり過ごしました。
またD型のドアは前後両方に搭載されています。2人で使用した際に、寝ている人をまたがないで外に出ることができるため、メリットの一つだと感じました。

Catalyst 2Pの弱点

Catalyst 2Pの弱点をあげると前述のとおり、収納サイズ(約18×46cm)や重量(2130g)から、過酷な登山では使用できないこと。本格的なクライマーであれば使用するテントは、少なくとも2kg以下で収納サイズも長さ30cm以内に収めたいところ。またベンチレーションが搭載されていないため、真夏の暑い時期はテントを完全に閉め切ると蒸し暑さを感じてしまうでしょう。前後室を開けるなどして、適度な換気が必要になります。

未来のソロキャンパーにおすすめ

初めて購入したソロテントですが、実際に使ってみると設営も簡単でデザインも良く、大変満足できるものでした。これからアウトドアを始めてみようという方は、せっかくなら山でもキャンプ場でも使える、オールラウンダーの登山用テントを検討してみてはいかがでしょうか?


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