「休日にしたいすべてのこと」を叶えられる長崎の離島へ!女子旅にもってこいな魅力を全身で感じてきた
休日にしたいすべてのことを考えてみたとき、真っ先に「癒し」や「ゆっくりとした時間と景色」を思い浮かべませんか?長崎県のある島ではアウトドアを楽しみながらそんな願いを叶えられると聞き、hinata編集部の女子2人が取材に行ってきました!
旅に出たくなる!長崎県ってどんなところ?
思わず足を運んでみたくなるロケーション
潜伏キリシタン関連の世界遺産がある五島列島で知られ、観光客だけでなく、キャンパーにも人気を博すようになった長崎県。注目が高まっている地域で、編集部が向かったのは「壱岐島(いきしのま)」です。意外にも東京から飛行機とジェットフォイルで約3時間という距離にあることに加え、「神々が宿る島」として人気を集めています。青い海や深緑の森林…。自然の癒しを求めるキャンパーが観光でも楽しめる素敵な島の魅力を紹介します。
女子に人気なスポットが多いらしい
日本最古の歴史書「古事記」に登場する伊邪那岐命(イザナギノミコト)・伊邪那美命(イザナミノミコト)が5番目に作ったとされる島が壱岐島です。なんと島内には約150社を超える神社が存在しており、今では「神々の宿る島」として注目を浴びています。
歴史だけでなく、国内でも珍しい海辺のグランピング施設も存在!ウォーターアクティビティも体験できるとあって、hinata編集部としては見逃せないポイントです。さっそく現地に行ってきたレポートをお届けします!
東京を飛び出して行ってきた!
想像以上に魅力のあふれた「壱岐島」
東京から壱岐島へ行くには、長崎県を経由し飛行機を乗り継ぐパターンか、福岡空港から博多港へ向かいジェットフォイルに乗って行くパターンを選択することになります。今回我々が選んだルートは、後者の福岡経由。空港から港まではタクシーに乗り、少ない乗り継ぎ時間で駆け込みギリギリセーフ。辛うじて泣きだすのに抵抗している空模様の下を、ジェットフォイルでぐんぐんと進んでゆきます。
約1時間後には、無事に壱岐島に到着。島東部の海の玄関、芦辺港に降りてすぐ、予約していたレンタカーを受け取ります。芦辺港から歩くには距離のあるレンタカー屋さんを利用する場合、港まで車を運んできてくれ、帰りはお店に返却、送迎してくれるところも!壱岐島のレンタカーは、借りるのも戻すのも手間いらずで助かります♪
そして、芦辺港の観光案内所へ向かい、あらゆるパンフレットを拝借。初めての場所を知るためには、現地で作られている懇切丁寧な観光案内や資料を読み込むのが鉄則です。事前に調べておいた情報と掛け合わせ、自分たちの目的にあったプランの最終形を練り上げ島内の散策へ出発します!
ジェットフォイルに乗船してからあいにくと感じた天気も、いざ島の中を進んで行くと全て新鮮に見えるから不思議。高い建物はほとんどなく、平屋が多い壱岐島内は交通量も少なく、穏やかな街並みが印象的です。夏には全国からの観光客があふれる壱岐島ですが、オフシーズンの秋がゆったりと島内を観光でき、おすすめの季節であると実感しました。
波の音に耳を寄せながら過ごせるグランビーチ
今回私たちが訪れた宿泊先は、海辺のグランピング施設「グランビーチ」。2017年のオープンから大好評で、修学旅行生が団体でやってくることもあるそうです!
それもそのはず、ウッドデッキに設けられたコットンテントの中には、統一感のあるベッドやインテリアが配置され、一歩外へ踏み出せば真っ青な海を眺めることができる最高のロケーション!
ビーチに併設されており、シーカヤックやダイビングなどのウォーターアクティビティを気軽に楽しめます。青い海に入れなかったのは残念でしたが、大変満足なひと時を過ごせました♪
美味しいの宝庫だった
初日のお昼に行ったお洒落なカフェ「チリトリ食堂」では、アジのあご出汁で作った口当たりの優しい味が人気のカレーと、なかなか他のお店では見かけない「カレーあんかけ焼きそば」をいただきました。どちらも辛すぎず、ペロリと食べられる一品。カレーたちと一緒にいただいた甘すぎないラッシーと、ジンジャーが優しく香る自家製ジンジャエールもまた美味!カレーとのバランスのとれたラインナップであることがわかりました!
夜は自力で探し出した地元の居酒屋「ふうりん」にて、壱岐で獲れた新鮮な海鮮たちをいただきました!普段は生魚が苦手で自ら手を出すことのない女子2人…。「せっかくなので頼んでみよう!」と意気込み、いざ実食。この選択が正しかったことを、口にした直後感じました…。中でも一番感動したのはカツオのタタキ。絶妙にたたかれたカツオにフライドガーリックが載せられ、軽く醤油につけていただきました!シンプルな一品ながら、軽めに絞ったレモンと香ばしいフライドガーリックがカツオの風味をより引き出してくれ、ほどよく香ばしさと爽やかさがまとまり最高でした!壱岐島のお魚は、本当に美味しくておすすめなので、生魚嫌いのあなたでもきっと美味しく食べられる、はず…!
翌日のランチには、柔らかくて食べ応えがあるという壱岐牛がいただけるレストラン「味処うめしま」へ。実は直営の梅嶋牧場にて丹精込めて育てている牛をお店で提供してくれているため、その品質に自信を持って提供してくれている名店です。今回はお得に食べられる「壱岐牛ランチセット」を注文し、熱々の鉄板に乗って登場した壱岐牛の柔らかさと、食欲そそる味付けに箸を持つ手が止まりませんでした。また美味しいひとときを過ごしてしまいました。
私に力を!hinata編集部女子がパワーをもらったスポット
ここで少し、壱岐島にまつわる神話について触れます。先にも記載しているように、神々の住まう島として誉れ高い壱岐島。イザナギとイザナミの国生み神話にもあるように、彼らはこの後、日本となる8つの島をつくりました。その中で5番目に誕生したのが壱岐島とされています。古事記では天比登都柱(あめのひとつばしら)として記され、天地を結ぶ交通路とされていたと考えられています。
壱岐のモン・サン・ミシェル「小島神社」
そんな神々の住まう島の中でも群を抜いてイレギュラーな存在感を放つのが、小島神社。その名のとおり小島に浮かぶ島かと思いきや、干潮時は潮が引くおかげで道ができ、島まで行くことができる不思議なパワースポットです。このフランスの島に浮かぶ修道院のようなたたずまいから、島内で「壱岐のモン・サン・ミッシェル」という声があがることも!晴天時にお目見えする青い海との不思議なコントラストによって、魅力がより引き出されます。
珍しき月の神が祀られている「月讀神社」
小島神社と並んで異色の存在感を放つのが、この月讀(つきよみ)神社。日本国内でも珍しい、月の神様をお祀りしている神社です。ぱっと見、木々に囲まれた山のようですが、近づいてみるとお目見えする石造の鳥居とやや急な階段が神社の入り口になっています。境内に入ってお賽銭を添え、お参りを済ました後、私たちが挑戦したのは勾玉のおみくじ!見事に大吉を引き当てた編集部のクリボーは、早速パワースポットの恩恵にあやかっているようでした。
神話に出てくる不思議な柱「左京鼻」と「猿岩」
壱岐島誕生神話によると、「生きた島」とされていた壱岐島。島のまわりに8本の柱を立てることで流されるのを防いでいた、という逸話が存在します。この神話に出てくる8本の柱のうちのふたつが「左京鼻」と「猿岩」とされ、今では壱岐島を代表する風景となっています。
何故こんな形になったのか詳細は不明ながら、実際に左京鼻と猿岩を見ていると、波に削られ風に吹かれながらも強くたくましくいる姿に格好良さを感じた女子2人。何故か心が洗われるような景色に、しばらく魅入ってしまいました。
なかなかできない体験まで、全力で楽しめる!
壱岐島にしか存在しない「IKIリウム作り」
普段はシーキャンドルづくりを体験できる「工房如月」にて、珊瑚や貝などを中心としたパーツを用いて生きた海を自分らしく作り上げていくことのできる「IKIリウムづくり」に参戦。クリボーは体験が少なかったものづくりに苦手意識があったようですが、それでも終始楽しく制作している様子が印象的でした!
アドバイスを受けながら好きなパーツを慎重にどんどん配置していき、完成したのがこちら!点灯させてみると明かりの色味がゆったりと変化するので、その度に変わる雰囲気をずっと眺めて楽しめる素敵な思い出のアイテムになったとのこと。個性を楽しめるIKIリウムづくりは、壱岐島内でも工房如月さんのみとのことなので、気になるかたはぜひ事前に予約して行くことをおすすめします。
ご予約はこちら:
壱岐島観光連盟
お電話はこちら:0920-47-3700
一味違う元気をくれた!イルカパーク&リゾート
4頭のイルカが飼育されている島内目玉施設の一つの「イルカパーク&リゾート」。24年の歴史を持つ施設ですが、今年の4月にリニューアルオープンし、ピカピカの新築の建物は滞在しやすい環境になりました!
この場所で元気をもらったのが、イルカとの記念写真タイム。比較的こじんまりとした空間でイルカを間近に見ることができ、国内の他の水族館ではなかなか接することのできない距離感で触れたり、写真を撮ったりできます。飼育員さんたちは「イルカのストレスにならないよう自分たちにできることを全力で日々行なっている」とのこと。イルカと飼育員さんたちの信頼関係まで間近に見られ、また違う元気をチャージできました。
壱岐島から行ける離島「辰ノ島」
島内を北上するとある港へ向かうと、辰ノ島という離島を巡る遊覧船に乗って小旅行に行けます。
たまたま貸切の状態だったので、船長さんの陽気な舵取りとアナウンスで案内してもらえました!途中、持参したマップまで見せてくれ、地元ならではの耳寄り情報を私たちに教えてくれたのもいい思い出です(笑)。
天気に恵まれなくとも、青くて透明な海と、不思議な地層がむき出しになった岩々を眺められるため、こちらも乗船の価値は十分にあり。むしろ旅路のルートに組み込みことが必須と感じたポイントでした。
壱岐島観光マップはこちら:
壱岐島観光ナビ美味しいご飯と空気の壱岐島へぜひ!
壱岐島の魅力はまだまだ止まることを知らぬほど。今度はみなさんが魅力あふれる場所と人の多い島へ行って、ぜひ編集部に教えてください。海と新鮮な空気に癒され、美味しいご飯に舌鼓を打ち、日々の仕事で疲れた心と体を回復できる壱岐島。「きっとあなたも好きになる」と断言できる、とっておきの場所でした。