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おしゃれキャンプ界を牽引!人気ショップ・パーヴェイヤーズが群馬にある理由

群馬県桐生市のアウトドアと旅のコンセプトショップ「Purveyors(パーヴェイヤーズ)」をご存知でしょうか。国内キャンプ界の牽引役として、人気を博しているお店です。おしゃれキャンパーから熱いまなざしが注がれている同店の魅力を探るべく、hinata編集部が取材に行ってきました!

一言では語り尽くせない

謎多き「Purveyors」のひみつ

お話を伺ったのは、Purveyors女性スタッフの関東さん。前職の古家具屋でオーナー小林さんの奥様と一緒に働いていた縁で声をかけられ、立ち上げから携わっているとのことです。現在は広報をはじめ、販売やイベント企画など多岐にわたって活躍。誰よりも詳しい関東さんの案内で、Purveyorsの魅力を掘り下げました。
▼Purveyorsが主催したイベントについては、こちらの記事を要チェックください!
━━━ さっそくですが、「Purveyors」はズバリ、どういったお店なのでしょうか。 関東さん:「Purveyors」とは、「調達人」「御用達」の意味を持ちます。もともとPurveyorsは、オーナーのイベント企画運営会社から始まったお店です。イベントまでの旅路や、スタッフが敏感にアンテナを張って出会った素敵なお店の雑貨やギアを集めています。 ━━━ ふむふむ…。 関東さん:一般的なアウトドア専門店とは少し異なり、自分たちにとっても、お客様にとっても良いものをセレクトし、自分らしい生活を実現できるアイテムを多数扱っています。私たちが「調達人」として旅をしながらセレクトした商品が、そのニーズに合う方の「御用達」となってもらえるお店がコンセプト。「Purveyors」は店のネーミングであり、コンセプトとしても掲げています。

群馬に店を構えるワケとは

店内は吹き抜けが開放的なお店

━━━ 「なぜ群馬県にお店を…?」という質問がこれまでにたくさんあったと思います。 関東さん:よく聞かれます(笑)。オーナーの小林が東京を拠点にしているので、それを知っている人たちからも、よく尋ねられます。とても端的に言うと「ご縁」という言葉に尽きます。 ━━━ 出身というわけではなく、「ご縁」とはどういうことなのでしょうか。 関東さん:オーナーが東京に構えていたレストランがあったのですが、そこにお客さんとして来ていたのが桐生市で40年ほどセレクトショップを持っている方でした。「桐生でイベントやるからおいでよ」と誘われることが増え、何度か通っているうちに桐生の街が気に入ったと聞いています。
━━━ そういえば入店時に思ったのですが、2階がお店の玄関口やお会計になっていますね。「どこから入るんだ!?」というワクワク感があって新鮮でした。それにしても広い建物ですね。 関東さん:外階段から入店いただくので、初めてのお客さんには分かりにくいかもしれません。元鉄工所だった3階建ての建物を使っています。
━━━ 都内の専門店ではなかなか見られない吹き抜けが、とても開放的な印象です。噂には聞いていましたが、実際のお店の広さは圧巻です!ちなみにブランド総数は、どれくらいあるのでしょうか。 関東さん:300ブランド以上のお取り扱いをしています。店内のほか、オンラインショップでも販売しています。階ごとに異なる雰囲気の違いを楽しんでもらえるとうれしいです。いつも同じレイアウトではないので、アイテム入荷のタイミングでガラッと変わる様子も楽しんでほしいです。
━━━1階は秋冬もののアイテムが並び、季節の変わり目を感じるレイアウトですね。 関東さん:バックパックや焚き火台、灯油タンク、ウォータージャグなど、スペースによってはシーズナルなアイテムが多いかもしれません。あとはソロテントを2〜3張、クーラーボックスやちょっとしたカフェスペースを設けています。
━━━ カフェスペースは薪の量のすごさで気になっていました。ただ、モダンな雰囲気で、お客さんが一息つくのに素敵な空間ですね。 関東さん:6〜7席をご用意しています。アイテムの中にはお値段も少し張るものもありますから、購入を検討したり、お子さんと一緒に休憩したりする人が多いですね。 ━━━鹿の角をイメージさせる独特のデザインで話題のトリパスプロダクツの焚き火台も置いてありますね! 関東さん:外観だけでなく、炎を眺めやすい構造で、実際に自分たちもイベント会場などで使用しているものです。
━━━2階は吹き抜けの空間を最大限に活用していますね。 おしゃれ感度の高いキャンパーに人気のガレージブランド「HALF TRACK PRODUCTS」や「T.S.L CUB」のアイテムも発見してしまいました。キャンプ界の先頭を走るだけあって、さすがの品揃えです。 関東さん:自社ブランド「MOUNTAIN MOUNTAIN(マウンテン マウンテン)」のテントやタープなども展示しています。他には、チェアやアパレル、生活雑貨を各ブランドごとに陳列しています。吟味してほしい逸品ばかりを集めています。
━━━ 大きな窓のある3階は1、2階とは雰囲気が異なり、明るく緑も多いですね。1階から見ていて気になったのですが、商品のアイテムはどんな基準で選んでいるのでしょうか。商品以外に展示されている雑貨の選び方も秀逸です。 関東さん:商品については選ぶ基準を特に設けていませんが、本当に自分たちが欲しいもの、実際に目で見て、触れてみて良いと感じたものを、自分たちの感性で選んでいます。小物や家具は、イベント出展の行き帰りに下道を使って出会った古家具屋で立ち寄って購入することが多いです。

「Purveyors」らしさを追究

みんながブランドのストーリーを大切に

━━━ レイアウトもブースごとに雰囲気が異なりますが、提案や仕入れ、レイアウトはどうしているのでしょうか。これだけ扱っているアイテムが多いと、得意分野があれど、自分たちで管理するのもお客さんに提案するのも大変そうです。 関東さん:スタッフそれぞれに得意分野があるので、それを活かしたリサーチや仕入れ、レイアウトを担当するようにしています。私たち自身もブランドストーリーやアイテムについて勉強しながらお買い物のお手伝いをしているので、結局楽しんでいるのかもしれません。
━━━ ホームページで拝見したオーナーの言葉「平均値な情報やお店が多い中、僕ららしさを追究していくことが存在価値になるのではと考えています」の通りですね!おしゃれキャンパーなら一度は訪れたくなる理由が実感できました。 関東さん:スタッフ同士で「ああでもない」「こうでもない」と楽しみながら選んだアイテムが、これからもお客さまに大切にしてもらえるものになってほしいと思っています。私たちらしさが、お客様らしさの手助けになったら嬉しいですね。

まとめ

店内を眺めながら歩いているだけでも、あっという間に時間が過ぎてしまうPurveyors。紹介しきれなかったイベントや店内のアイテムについて、続編の記事でご紹介します。


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