焚き火に便利な薪割りナイフを使ってキャンプを楽しく!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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マチェットとは?
呼び方はマチェットの他にマシェット、マチェテなど複数あります。主に農林業用のアイテムとしてブッシュクラフトや草木をなぎ払う際に使われるため、ブレードも含め一般的なナイフより長くなっています。
切れ味抜群で、薪を割ったり大きなブロック肉をカットしたりとキャンプで1本あれば何かと役に立つアイテムです!
マチェットの選び方
マチェットの利点は、ナイフと斧の2つの役割を1本で担える点です。薪割りをしたり大きな食材を切ったりするマチェットですが、どんなところを見て選べばいいか解説します!
薪を割るバトニング用
バトニングで利用する場合、マチェットはブレードの厚みが3mm以上あるものを選びましょう。分厚いほど薪割りをした際に、刃が折れにくいためです。マチェットで豪快にバトニングし、薪を割ってみましょう。
バーベキュー用
マチェットの長い刃渡りは、肉を塊で焼き、大きなナイフで切り分けるブラジリアンスタイルのバーベキュー「シュラスコ(シュハスコ)」にもぴったり。他にも丸鳥を骨ごと断ち切って半身にする用途にも使えます。マチェットを使ってバーベキューをよりワイルドに楽しむのもおすすめです。
【用途別】おすすめのマチェット
用途別におすすめのマチェットを紹介します!
バトニングにおすすめのマチェット
バーベキューにおすすめのマチェット
マチェットの注意点
①銃刀法
刃渡りが6cm以上あるものは銃刀法の対象になります。しかし、正当な理由があれば違反の対象にはなりません。では、キャンプは正当な理由に入るのでしょうか?
キャンプに行くという理由だけでは正当な理由として判断されない可能性があります。キャンプ場予約の有無や刃物以外のキャンプ道具を用意しているかどうか、同行者の有無なども合わせて総合的に判断されます。これらを警察に聞かれた場合、しっかりと答えられるようにしておきましょう!
②新品は刃研ぎが必要
市販されているマチェットの中には、刃が研がれていない状態で販売されているものもあります。もともと、南米などでサトウキビの収穫等、農作業用に用いられていたので、現地ではそこまで鋭い刃付けが求められていなかった背景があるからです。食材のカットなどで刃の鋭さを求める方は、砥石で研いで使用しましょう。
③シース(鞘)が付属しない場合は別途購入か自作が必要
マチェットによっては、使用時以外に収納しておくためのシース(鞘)が付属しません。その場合は、サイズの合うシースを別途購入、もしくは自分で作る必要があります。レザークラフトで、オリジナルのシースをDIYし愛着の湧く自分だけの一振りに仕立ててみるのもひとつの楽しみかたです!
かっこいいマチェットでアウトドアを楽しもう!
長いものから短いもの、軽いタイプから重量があるタイプまで、マチェットにはさまざまな種類があります。雑草や木の枝をなぎ払う用途と、食材をカットする用途では選ぶべきマチェットが違います。ある程度は兼用できそうなマチェットもあるので、使用用途に合わせて自分にピッタリのマチェットを選びましょう!