サーマレストのマットを徹底比較!種類・選び方・おすすめアイテムを紹介
日本未発売モデル続々!世界のアウトドア最前線「OR SHOW2019」潜入レポート
2019.07.30キャンプ用品
「Outdoor Retailer Show」をご存知ですか?アメリカで開催されている世界最大規模のアウトドア展示会です。2019年6月の開催では、なんと約1,400もの展示ブースが集結!そんな大規模展示会に、hinata編集部が潜入!世界最前線のキャンプ用品や気になるアウトドアグッズをレポートします!
制作者
わんころ
キャンプ歴5年、年泊数30泊程度。現在は映像制作メイン。
Instagram → @wan_korori
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もくじ
一大アウトドアイベント「OR SHOW2019」がアメリカで開催!
アメリカ、デンバーにアウトドアブランドが集結!
世界的なアウトドアの展示会「Outdoor Retailer Show2019(以下、OR SHOW2019)」が、アメリカ・コロラド州デンバーで開催されました!コロラド州デンバーは、広大な国土を誇るアメリカのちょうど中央付近、ロッキー山脈国立公園のそばに位置する都市です。
OR SHOWは世界でも最大規模の展示会とあって、各社のド派手な演出も見どころのひとつ。場外エリアにあるシューズブランドのKEENは、屋外に観覧車を用意するほどの力の入れようでした...!会場に入る前から期待でテンションMAX!
会場内にはところ狭しと各ブランドのブースが用意されており、有名アウトドアブランドがズラリ。なんと会場の3フロアには、全部で1,400近いブランドがひしめき合っています!
また、アパレル繊維やシューズのソールなど、素材メーカーの出展も多数。普段はなかなか知ることのない、アウトドア素材のテクノロジーについて、素材メーカーの担当者から直接話を聞くことができるのも魅力のひとつです。
業界全体のトレンドは「サステナブル(持続可能性)」
アウトドアブランド全体のトレンドを1つあげるとすれば、「サステナブル(持続可能性)」。環境保全の取り組みや、環境に負担のかからない製品づくりをメッセージとして発信しているブランドが多く、100年後も同じようにアウトドアを楽しむことができるようにしようと、業界全体が意識を向けていることを感じさせます。
それでは、いよいよ展示会で気になった新作ギア・グッズをご紹介します!
アウトドア展示会で最も注目を集めたのは車ブース!?
いくつかのブースが、人であふれかえるほどの人気となっていましたが、、中でも常に人が絶えなかったのが、こちらの自動車ブランドのブース。一見、普通の自動車に見えますが、この車が注目を集めるワケとは...!?
ボンネットの中を覗くと、なんとエンジンがなく、ラゲッジスペースになっています。実はこちら、世界初となるアウトドア向けEV!不整地などの悪路でも、問題なく進むことができる全地形対応車なのです。2020年に発売を予定しており、ピックアップトラックタイプの「R1T」と、SUVタイプの「R1S」の2種類展開。
EVといえば、航続距離などの走行面が気になりますが、その面もご安心を!日本の代表的EVである日産リーフでも230km程度のところ、R1T・R1Sは約650kmと世界的にもトップクラスの航続距離なのです!
電気自動車とは思えない力強い走行性と、スタイリッシュで高級感のあるエクステリア。環境保全の流れが一層強まっているアウトドア業界において、2020年の発売が今から待ち望まれる電気自動車なのです。
日本未発売のテント3選!
MSRの新作大型テント
まずご紹介するのは、今年で50周年となるMSRから2020年に発売される新作テント。エリクサーシリーズやハバシリーズなどのバックパッキングテントが主力のMSRですが、シンボリックな赤と白の配色はそのままに、さらに一回り大きいサイズになったのが「HABITUDE」シリーズ。
4人用の天井高が185cm、6人用は195cmあり、テントの中でもなんなく立つことができるほどの高さがあるので、テントへの出入りやテント内での作業もストレスフリーです。
MSRのテントといえば、フライシートをつけずにインナーテントのみで使うスタイルが市民権を得ていますが、このHABITUDEも、インナーテントの天井がメッシュになっており、視界良好!このサイズで天井全面がメッシュになっていると、テント内で仰向けになったときに開放感が半端ではありません!フライシートがブルーで多少クセがあるので要注意ですが、販売が待ち遠しいテントです!
【基本情報】
商品名:MSR HABITUDE 4
使用サイズ:363×241×185(h)cm
重量:5.72kg
【基本情報】
商品名:HABITUDE 6
使用サイズ:427×254×195(h)cm
重量:6.35kg
フェールラーベンはブルー以外の展開も!
カンケンバッグが有名なフェールラーベンは、日本でのテント販売を2017年に開始。真っ青なカラーが話題を集めましたよね。実はしかし、テントのカラー展開はブルーだけではないのです。
OR SHOW2019では、ブルーに加えて、サンド、グリーンの2カラーも同時展示。サンドもグリーンも、モデル自体はブルーと同様ですが、周りの自然や他のギアとも合わせやすい色合いです。公式では日本未発売となっていますが、楽天などを見ると、ブルー以外のカラーを個人輸入している方もいるので、気になる方は要チェック!
マーモット
アパレルのイメージが強いマーモットも、テントを多数展示していました。中でも目を引いたのは、ブラックとイエローの配色がかっこいい「Hammer 2P」。見た目はもちろん、機能性も十分で、シングルウォール構造でありながら、防水透湿性素材を使用することで、弱点である結露を軽減しています。取り外し可能な前室は、スノーフラップとして機能するスカートが付いており、冬季の使用も想定。バックパッキング用のテントとしては、かなりのハイスペックなモデルです!
【基本情報】
商品名:マーモット Hammer 2P
使用サイズ: 216×127×109(h)cm
収納サイズ:直径22×60cm
重量:2.2kg
快眠を支えるマット・シュラフ2選
サーマレストが誇る超・極厚マット!
キャンピングマットの雄、サーマレストの展示も目を見張るものが!まず紹介したいのは、こちらの「Mondo King 3D」というマット。
厚み10cmは、キャンピングマットの中では最高レベル!しかし、最も驚くべき点は、断熱効果の程度を表すR値が11.4という異常値であること!通常のマットがR値2〜5程度であることから、驚異的な断熱性であることが分かります。夏場は逆に暑く感じてしまう可能性もありますが、冬キャンプの底冷えにしっかり対応できるキャンピングマットなのです。
【基本情報】
商品名:サーマレスト Mondo King 3D
厚み:11cm
重量:1,990g
サーマレストからは、高性能シュラフも!
日本では取り扱いのない、サーマレストのシュラフも発見!日本ではマットのイメージが強いですが、シュラフも高性能です。ダウンには、最高品質の900フィルパワーダウンを使い、さらに撥水加工を施すことによって、弱点である濡れにもバッチリ対応。
特筆すべきは、その収納性。収納袋にコンプレッションベルトが付いているので、限界までコンパクトにすることができます。各社で計測方法が異なるため単純な収納サイズの比較は難しいものの、同程度の快適使用温度を誇る他社製品と比べてみても、群を抜いてコンパクト。間違いなく、最高レベルのシュラフです!
【基本情報】
商品名:サーマレスト VESPER 7C
収納サイズ:直径11×15cm
快適使用温度:7℃
重量:339g
商品名:サーマレスト VESPER 0C
収納サイズ:直径13×15cm
快適使用温度:0℃
重量:430g
商品名:サーマレスト VESPER -6C
収納サイズ:直径14×20cm
快適使用温度:-6℃
重量:540g
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Koveaの新作カセットコンロ
ここ2〜3年で日本でも大流行している韓国のアウトドアブランド「Kovea」。フラッグシップモデルのCUBEは、スタイリッシュな見た目のカセットコンロとして、非公式のオプションパーツが販売されるほどの人気ですよね。今回は、CUBEに代わる、大注目のカセットコントを発見しました!
その注目のアイテムが、こちら!可愛らしいレトロなカラーが目を引くカセットコント「Mini」です。
おすすめしたいポイントは、初期装備のアタッチメント。網とセラミック鍋が付属しており、網を使えば各種クッカーに対応することができますし、セラミック鍋を使えばそのまま煮物などを簡単に調理でき、コレ1つで幅広い料理をカバーすることができるのです。
また、収納面も優秀!セラミック鍋は、一見かさばるように見えますが、コンロ本体の下にすっぽりと収まります。
さらに、専用のハードカバーが付いているので、キャンプ場への持ち運ぶにも安心。見た目の可愛らしさだけでなく、機能性も優れたこちらのカセットコンロは、CUBEに続き、日本で流行するのも時間の問題かもしれません!
【基本情報】
商品名:Kovea Mini
サイズ:365×356×175(h)cm
重量:1.88kg
Golden Rabbitのカラフルなホーロー食器
一際目を引くホーロー食器を展開していたのは「Golden Rabbit」というブランド。ペンキを飛ばしたような模様の、いわゆる「スプラッターパターン」のホーロー食器といえば、クロウキャニオンホームが有名ですが、Golden Rabbitの特徴は、その種類の豊富さです。
スプラッターパターンのホーロー食器は、定番のブルーだけでなく、レッド、ブラックなど、なんと8色展開!また、スプラッターパターン以外にも、トマトやカニ、魚などの絵が描かれたもの、チェック模様が描かれたものなど、豊富なデザインを展開しています。
さらに、プレートやマグ、カトラリーのみならず、脚付きのボウルや鍋までホーロー素材で網羅。アウトドアはもちろん、自宅でも使えるデザインなので、場所を選ばず活躍すること間違いなしです!
まとめ
OR SHOW2019の気になる新作ギア・アウトドアグッズをご紹介しました!海外のアウトドア最前線を知ると、これからの日本のアウトドアにもワクワクしてきますよね!今後も海外の展示会レポートをできる限り発信していくので、次回もお楽しみに♪