【徹底レビュー】コールマンの54QTステンレススチールベルト(R)クーラー!使用感や保冷力などをチェック
Coleman(コールマン)の名品「スチールベルトクーラー」。ヴィンテージテイストのデザインと、大容量の設計で人気を博しています。この記事では、知っておきたい特徴や保冷力などの使用感、使う上での注意点などを徹底的にレビューします。
コールマンの54QTステンレススチールベルト(R)クーラーの特徴は?
コールマンのスチールベルトクーラーは、ビンテージテイストのデザインが特徴的なステンレス製のハードクーラー。同社を代表するクーラーボックスとしてロングセラーを誇り、連泊やファミリーキャンプでも安心な約51Lという大容量設計も選ばれる理由の一つです。
気になる使用感や保冷力・容量などを徹底レビュー!
スチールベルトクーラーを実際に使用してみてわかった注目すべき4つのポイント、「容量」「デザイン性」「機能性」「保冷力」の観点で徹底レビュー。良い点だけでなく、使用時の注意点も解説します。
厚みのある発泡ウレタンが、確かな保冷力を発揮
スチールベルトクーラーは、ラッチロック式のレバーを半周回して、ふたのロックを解除します。レバーは片手で回しやすく軽い力で操作できます。ストレスなく楽に扱えるのはうれしいポイントです。
保冷力を高めるため、厚さ3cmの発泡ウレタンフォームをふたと本体の断熱材として内蔵しているのが特徴です。外気温度が30℃を超える真夏日でも、1.7kgのブロックアイスが17時間も残るほどの保冷力を実現!半日以上も食材を保管できます。
ただ、直射日光に長時間当たるとふたや本体が熱を持ち、保冷力低下の原因に。本来の保冷力を発揮させるためには、タープやテントの陰に置いて直射日光を当てないことも大切です。
また専用の「クーラースタンド」を併用することで、地熱による保温力低下を防げます。
2Lペットボトルが縦に収まる大容量設計!
深さは33cmあるため、2Lのペットボトルを立てた状態で入れることが可能です。ペットボトルを縦に並べれば1列に3本入れても食材などを入れるゆとりがあります。ペットボトルの脇に600gと900gの保冷パックが平置きで置けるくらいの広さがあり、ファミリー向けの容量としては十分です。
横置きではペットボトルを3本まで入れられて、その上にまた3本重ねても問題なし。2Lペットボトル換算では、ボトル形状にもよりますが、最大9本までは収まる容量といえるでしょう(保冷パックなしの状態)。家族4人で1泊2日のキャンプをするくらいの使用には問題ないサイズ感です。
持ち運ぶ際は、左右のハンドルを使って両手で持ち上げます。本体重量は約7.5kg、飲料や食材を入れると内容量に応じてぐっと重くなり、1人で持ち上げるのが大変に。ハンドルが細身のため手に食い込みやすく、重量がある場合は長距離を持つのが辛かったり、力が入れにくかったりすることもあります。
力に自信がない女性が持つ場合や、駐車場からキャンプサイトまで距離がある場合は、滑り止めを兼ねてグローブを付けると持ちやすくなるでしょう。2人で片側ずつ持って運ぶのもおすすめです。
スチールベルトクーラーの幅は約62cm、奥行きは約42cm。3列シートのクルマにおいて2列目シートを倒すことなく積載できるサイズ感です。2列目シートを倒した状態であれば、同じくコールマンのバーベキューグリル「ロードトリップグリル」やドーム型テント「ツーリングドーム」などと一緒に積載できました。
初代モデルの佇まいを受け継ぐレトロなデザイン
スチールベルトクーラーは、1954年に初代モデルが誕生し、性能のアップデートを重ねながら製造され続けてきたロングセラーアイテム。特徴的なビンテージテイストのデザインには、その伝統を感じさせる独特の味があります。
ハンドルやレバーの形状に加え、落ち着いた配色のロゴもどこかレトロで、キャンプサイトを雰囲気良く演出してくれます。
デザインに重厚感があり、扱いにくく見えますが、ふたを開閉する際に重く感じることはありませんでした。閉める際、重さによってバタンと大きな音を立てる心配もありません。なお、ふたの上部はフラットで突起がないデザインなので、テーブル代わりに使う人もいます。応用の効くデザインも、長く愛されている理由です。
栓抜きや排水機能など、かゆいところに手が届く!
側面の下部には、溶けた水を排出できるように水抜き用のドレインがついています。ブロックアイスを直接入れて使った際に便利!ドレインを開けると内部の水が自然に流れ出し、本体を傾けることなく排水できるのが特徴です。ただ、ドレインのくぼんだ部分に少しだけ水が残ってしまうため、最後は本体を傾けて残り水を捨てましょう。
フロントについているボトルオープナーも、特徴の一つ。瓶ビールや瓶コーラといったドリンクの栓抜き代わりになって便利です。うっかり栓抜きを忘れてしまっても慌てる必要がありません。
デザイン性も使い勝手も優秀!
ビンテージテイストのデザインが、キャンプサイトをおしゃれに演出
レトロなデザインとは裏腹に、高い保冷力や性能を実現
2Lペットボトルが縦に収まる大容量設計
栓抜きや排水機能など、かゆいところに手が届くスペック満載
多くのキャンパーに愛されているビンテージテイストのデザインは、シンプルな見た目のクーラーボックスに味気なさを感じている人には魅力的なポイント。
保冷力は申し分なく、2Lペットボトルと一緒に、カットする前の野菜などが問題なく収まる大容量設計。使い勝手の良さも大きな魅力といえるでしょう。
使用上の注意点
ここからは、実際に使ってみて気づいた注意点を紹介。購入時や使う際の参考にしてください。
強い衝撃を与えるとへこんでしまうことも
硬いものをぶつけたり、誤って落としたり、外から強い衝撃を加えるとスチールベルトクーラーの外装部分がへこむことも。せっかく購入した大切なクーラーボックスに傷がついてしまいます。
本来のデザインを長く楽しみたい場合は、クルマに積載する際や設営、撤収時に十分注意しましょう。
ふたにゴムパッキンがない
多くのハードクーラーボックス同様、スチールベルトクーラーの開口部にはゴムパッキングがついていません。ふたと本体に少しでも隙間があると冷気が外に逃げてしまいます。より高い保冷力を求める場合は、市販のゴムパッキンをふたに貼り付け、自分好みにカスタムしてみるのも良いかもしれません。
見分け方は?偽物も多く出回っている
現在、市場に販売されているスチールベルトクーラーのなかには、並行輸入品のものもあるようです。
正規輸入品の場合は公式の製品であることが保証されており、正規代理店からサポートを受けられる可能性があります。しかし並行輸入品の場合、偽物であるケースもあるので注意が必要。購入前は店舗や当該製品の信頼性を慎重にチェックしましょう。
限定カラーも人気
スチールベルトクーラーは、定番色の「セージ」や「レッド」のほかにも、「ブラック」や「シルバー」といった人気カラーも展開。各周年ごとに発売される限定カラーも人気があり、販売70周年を迎える2024年は「ホワイト」が登場しました。
商品 | 商品リンク | サイズ | 容量 | 重さ |
---|
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| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7.5kg |
| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7.5kg |
| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7,5kg |
| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7.5kg |
| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7.5kg |
| | 幅62×奥行き42×高さ41cm | 51L | 7.5kg |
【基本情報】
- サイズ(約):幅62×奥行き42×高さ41cm
- 容量(約):51L
- 重さ(約):7.5kg
- 素材:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
- 仕様:ラッチロック、ドレイン、ボトルオープナー
【基本情報】
- サイズ(約):幅62×奥行き42×高さ41cm
- 容量(約):51L
- 重さ(約):7.5kg
- 素材:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
- 仕様:ラッチロック、ドレイン、ボトルオープナー
【基本情報】
- サイズ(約):幅62×奥行き42×高さ41cm
- 容量(約):51L
- 重さ(約):7.5kg
- 素材:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
- 仕様:ラッチロック、ドレイン、ボトルオープナー
【基本情報】
- サイズ(約):幅62×奥行き42×高さ41cm
- 容量(約):51L
- 重さ(約):7.5kg
- 素材:スチール、ステンレス、発泡ウレタン、ポリエチレン
- 仕様:ラッチロック、ドレイン、ボトルオープナー
歴史あるアイテムだからこそ長く使える!
コールマンを象徴するスチールベルトクーラー。実際に使用してみると、時代に合わせて性能面がしっかり進化している点も、歴史あるアイテムならではの魅力だと感じました。
流行に左右されず、長く使えるクーラーボックスを探している人や、スタイリッシュにアウトドアを楽しみたい人は、ぜひ購入を検討してください!
撮影/宮本信義