キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜

【ひなたごはん】バーベキューグリル×貝焼き味噌で青森の味!

※本記事には一部プロモーションが含まれます

「ご当地ごはんをキャンプ場で」をテーマに、全国のご当地メニューをキャンプギアで再現したレシピを紹介するフリーペーパー「ひなたごはん」。今回は、紹介するメニューの中から、青森名物「貝焼き味噌」を紹介。レシピはもちろん、キャンプならではのワンポイントなど、ぎゅっと詰めてお届けします!

キャンプdeご当地メシ!青森編

栄養豊富な湾の中でホタテを育てる青森県

ホタテの養殖が盛んな青森県。その理由は、主な養殖場所である陸奥湾にあります。陸奥湾は、周りの山々からミネラルたっぷりの栄養豊富な水が流れ込み、ホタテの餌となる植物プランクトンが豊富です。さらに北国の海の水温は、二枚貝であるホタテにとっては好条件。そのため青森県は、全国的にもトップクラスのホタテ生産量を誇っています。

殻が鍋代わりの貝焼き味噌

貝焼き味噌の発祥もまた陸奥湾です。江戸時代、陸奥湾の漁師がホタテガイの貝殻を鍋代わりにして、魚の切り身を出汁と味噌で煮たのが始まり。1674年の「江戸料理集」には、貝を煮て卵を流し入れる「玉子貝焼」と味噌を出汁で溶いて貝を煮る「味噌貝焼」が記載されており、現在の貝焼き味噌はこの二つを合わせたレシピとなっています。貝殻を鍋に見立てるという発想がとてもユニークです!

トロふわ卵と貝の旨味のハーモニー「バーベキューグリル×貝焼き味噌」

【材料4人分】 生ホタテ(殻付き) 大4枚 青ネギ 適量 卵 3個 味噌 小さじ1 みりん 小さじ1

今回使用したアウトドアギア

知っておきたいキャンプ調理ポイント!

あなたは津軽派?下北派?

貝焼き味噌は、青森県の中でも地方によって微妙に作り方が異なります。津軽地方では、基本的には鰹節やネギをホタテガイの貝殻に入れて味噌で煮込み、卵で閉じるだけ。ホタテの身を入れる場合も。 一方、下北地方ではホタテガイの貝殻に水を入れて火にかけ、焼き干しなどで出汁を取ります。これにホタテの身や旬の具材を入れて煮込み、味噌、とき卵を加えて全体をかき混ぜて完成です。ぜひお好みの作り方で、貝焼き味噌にチャレンジしてみてください!

【レシピ】キャンプde貝焼き味噌

ステップ.1 殻からホタテの貝柱を取り除く

まずは、ホタテの貝柱を殻から外します。ポイントは、貝柱を削ぎ落とすよう小刻みにヘラを動かすこと。力みは怪我の元になるので、あくまでも慎重に外しましょう。軍手を使うと良いです。

ステップ.2 食材のカット

きれいに水洗いしたホタテ&ヒモを食べやすい大きさにカットし、青ねぎは小口切りに。このとき、溶き卵も準備しておくとあとの工程がスムーズになります。

ステップ.3 貝殻に水とホタテを加え煮込む

貝殻に水を入れ、そこにホタテの貝柱とヒモを加えます。水の量は貝殻に対して半分が目安。貝柱に半分ほど火が通るまで、遠火で煮ていきましょう。

ステップ.4 味噌を溶かし込む

ホタテの貝柱が少し煮えてきたら、味の決め手となる味噌を溶かし入れます。煮えきってしまうと味噌の風味が逃げてしまうので、火加減には注意しましょう!

ステップ.5 青ネギとみりんを加える

味噌がなじんだら、次はみりんを小さじ1、小口切りにした青ネギを加えていきます。青ネギは仕上げの際に再度加えるので、ここでは少量入れるだけでOK。

ステップ.6 溶き卵を回し入れて完成

最後に、溶き卵を回し入れます。この卵とじの作業を2回に分けて行えば、トロふわ半熟卵の貝焼き味噌が完成!この一手間がおいしく仕あげるコツです。

青森ご当地グルメこぼれ話

OXY元気!のホタテ

貝柱のムチっとした食感と風味が絶品のホタテ。ですが足が早く、産地以外ではなかなかおいしく食べることができないのが悩ましいところ…。そこで、青森の漁業組合と研究組合が手を組んで開発したのが「OXY元気!」です。これは酸素封入技術を使って梱包されたホタテのことで、発送から4日間は全国どこでも獲れたての鮮度が保たれます!「全国の人々においしいホタテを食べてもらいたい」という想いが詰まった青森ならではの技術です。

いよいよ発売!西日本レシピ本「ひなたごはん 2020 winter」

全国のご当地メニューをキャンプギアで再現「ひなたごはん」とは

キャンプ用調理器具の進化に伴い、外でも作れる料理のレパートリーが増え、料理の過程、食事を囲むだんらんのひととき、さらには写真をSNSにシェアするなど、キャンプ飯の楽しみ方も広がっています。 「ひなたごはん」はキャンプの際に試してみたくなるようなレシピを中心に、キャンパーが実際にSNSで投稿している写真も紹介しており、冊子を片手にキャンプ飯をより楽しんでいただけるような内容となっています。

まとめ

今回は、青森の貝焼き味噌レシピをご紹介しました!貝殻に具材が盛られている様は、インスタ映えもバッチリです!次はどこのご当地料理を紹介するのか、お楽しみに。

今回紹介したアイテム

商品画像バーベキューグリル待望の新刊「ひなたごはん 2020 winter」前号も発売中!「別冊 ひなたごはん vol.1」
商品名バーベキューグリル待望の新刊「ひなたごはん 2020 winter」前号も発売中!「別冊 ひなたごはん vol.1」
商品リンク


あわせて読みたい記事