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真冬の自然も楽しみたい!手軽で快適な車中泊の魅力に迫る☆

2020.07.01ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

冬の大自然を楽しむなら、キャンプよりもハードルが低く、手軽にできる車中泊がおすすめ!今回は、そんな車中泊について、車で日本一周も行った車中泊マスターにインタビュー。快適に過ごすための工夫や注意点、車中泊の魅力についてお聞きしました♪

冬の自然は美しい!

出典:kokoroyuki / ゲッティイメージズ

旅行などに行くと、冬の自然を美しく感じる瞬間がありますよね。空気が澄んでいたり、大気が安定していて塵が少なかったりするため、遠くまで景色がよく見えます。星空も綺麗なので、キャンプなどのアウトドアにぴったりな季節です。 しかし冬は寒さが厳しく、冬キャンプ用のギアを揃えなくてはいけないなど、冬キャンプに挑戦するには少々ハードルが高い季節。そんな時こそ、車中泊がぴったりなのです。

テント泊は色々大変!そんな時は車中泊がおすすめ!

最近よく聞く車中泊って実際どんなもの?

車中泊とは、旅行先や目的地までの過程で、自分の車中で寝泊まりすることを指します。手軽にできて、自分たちだけの空間を確保して快適に過ごせるため、車中泊デビューをする方が近年増えてきています。また、宿泊費を浮かせることもできるので、お金をあまり使わず旅行したいという場合も選ばれることが多い手段です。

野遊びの楽しみを感じつつ、快適に過ごせる!

ホテルや旅館に泊まる場合、チェックインした後はずっと建物の中で過ごすことが多いのでは。一方、車中泊をする場合は時間に縛られることがありません。好きな時間に好きな場所へ行くことができるため、行動範囲や使える時間が広がって自由さが増し、より一層冬の自然を楽しむことができるはずです! では、その車中泊をより快適に行うためにはどうすれば良いのでしょうか。

どうやってやるの?車中泊マスターにインタビュー!

せっかくなら快適に車中泊する方法が知りたい!ということで、今回は車での日本一周や、全国の乗り降りした駅を潰していく「乗りつぶし」などをしてきた一人旅のプロフェッショナル、「一人旅研究会」こと栗原さんにインタビューを行いました。 栗原さんは、一人旅を研究する個人サイトの運営を行っている神奈川県内在住の大学生(取材時)。社会が発展する段階において、失われてしまうであろう人々の営みの記録を残すことを目的に、観光本には載っていない「面白い場所」や、昔の地図には載っているが「今は忘れ去られてしまった場所」に関する情報を発信しています。
━━━ 栗原さんは、もともと秘境巡りなどを趣味にされていたようですが、なぜ車中泊をするようになったのですか? 栗原:理由としては2つあります。1つ目は、駅前のホテルやネットカフェなどに宿泊するコストと手間が省けると言う理由です。何泊もする旅では、安い宿泊場所を選んだとしても、結果的に大きな金額になってしまいます。あとは駐車場から建物まで重い荷物を運ぶ作業も面倒でした。
栗原:2つ目は、観光の効率がよくなると言う理由です。秘境がある地方になると、先ほども言ったように宿泊施設は駅前以外にはほとんどありません。行きたい場所がいくつかあるのに、時間が遅くなってしまうと一度駅まで戻って宿泊しなくてはいけない。車中泊の場合は、その必要がないため、効率よく目的地を回ることができます。

車中泊をする際のコツ・注意点

━━━ ほぼ車中泊だけで日本一周をしたということで、その時にしていた工夫や、注意点などはありますか? 栗原:そうですね。注意点として、「車の中だから快適な温度なはず」というのは間違いなので気をつけなくてはいけません。エンジンをかけたまま寝るわけではないので、時間が経つとすぐ外気温とあまり変わらない室温になります。したがって、寝袋やマットなどの装備は必要不可欠です。
栗原:この暑さ、寒さをどのように対処するかが車中泊を快適に過ごす上での肝ですね。テントに比べると地面からの距離があるためそこまで冷え込むことはないのですが、やはり足先は冷えるのでカイロは必須です。逆に夏であれば、少しでも標高の高い場所を選ぶのが重要なポイント。100mや200m高い場所を選ぶだけでかなり快適に車中で過ごすことができます。

どんな車中泊アイテムを使っている?

━━━ 車中泊にも寝袋やマットは必須とのことですが、どのようなアイテムを使っていますか? 栗原:ぶっちゃけて言ってしまうと、キャンプのように「質の高いもの」を選ぶ必要はあまりありません。いざとなればエンジンをつけて暖もとれますし、車で移動することだってできます。したがって、車中泊アイテムは「コスパ」と「自分のニーズ」にあったものを選ぶことが大切です。
栗原:寝袋、マット、ランタン、カーインバーターの4つは最低限用意しておくと良いと思います。これはレンタカーを借りて車中泊した時のことなのですが、たまたまマットを持っていくのを忘れてしまったのですね。その車はフルフラットを謳っていたのですが、前と後ろの席の間に隙間があり、それが腰に当たって次の日腰がバキバキになってしまいました。 ━━━ それは災難でしたね…。マットは車中泊のマストアイテムと覚えておきます!一つ疑問なのですが、車中泊でもランタンが必要なのですか? 栗原:もちろんです。街灯がないような場所では、室内ライトだけだと暗くて何もできません。私はランタンを常に2つ持って行っています。ランタンは1つだけだと影ができてしまうので、ご飯を食べるのも一苦労なんですよ…。あとはカーインバーターも必須です。最近の車はUSBソケットが付いているものもあるので、スマホの充電程度であればそれを使えば良いのですが、パソコンやスピーカーなどの電子機器を使う場合はカーインバーターを使う必要があります。

車中泊の魅力

━━━ 車中泊を快適に過ごす方法はわかってきました!では栗原さんの思う、車中泊の魅力を教えていただけますか? 栗原:それはなんといっても、自然との距離が近いことですね。星空と木々のすぐ近くで寝ることができるのは、車中泊の一番の魅力なのではないでしょうか。
━━━ 本当に綺麗な星空ですね。こんな絶景を見ることができるなんて…。 栗原:絶景といえば、星空だけではありません。たとえば、人気観光地にある展望台は、昼の時間帯などに行くと観光客であふれていてあまり楽しめないということがありますよね。
栗原:しかし夜の時間帯は、ほとんどの観光客がホテルなどで過ごすと思います。この時間帯に観光ができるのは車中泊をしている人の特権と言えるでしょう。これは白川郷に行った時の写真なのですが、昼には人でいっぱいの展望台が夜はほとんど人がおらず。この絶景を独り占めしてきました。
━━━ なるほど。チェックインやチェックアウトの時間に縛られず、目的地を回ることができるのは大きな魅力ですね。 栗原:車中泊は自分の「秘境巡り」という趣味にぴったりあったものでしたが、アウトドア好きの方にももっとその魅力を知っていただきたいです。冬に自然を楽しむことはなかなかハードルが高いですが、車中泊に慣れることで車さえあればどこにだって遊びに行くことができます。時間にもしばられず目的地を回ることができるので、「一人旅研究会」を名乗る自分として、一人旅が好きな方には特におすすめしたいです。

まとめ

少しずつ認知度が上がってきている車中泊。今回はその車中泊を快適に行うためのコツや注意点とその魅力を、車中泊マスターである栗原さんにお聞きしました。冬の自然を楽しみたいけれど、いきなりキャンプを始めるのは難しい、ハードルの高さを感じてしまい挑戦できていない。そんな方でも大丈夫!この記事を参考にして車中泊デビュー、冬のおでかけを楽しんでみてください♪

今回紹介したアイテム

商品画像uvistare カーインバーターあの夏の一人旅
商品名uvistare カーインバーターあの夏の一人旅
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