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出典:Uladzimir Zuyeu / ゲッティイメージズ

冬キャンプだからこその楽しみ!ホットワインのノウハウを伝授

寒い季節のキャンプにはお酒やホットドリンクが身に染みる!今回は簡単に作れて、美味しく体を温めてくれる温かいお酒「ホットワイン」をご紹介!スパイスやちょっとしたコツなど、ホットワイン作りのノウハウを伝授します。これから冬キャンプを始めたい方や、ホットワインを作ったことがないキャンパーさんは必見です!

ホットワインの魅力

ホットワインとは、スパイスとフルーツを入れて温めたワインのこと。芳醇なワインと刺激的なスパイス、甘ずっぱい柑橘のハーモニーは、一度味わうと忘れられない、冬の味覚です!

体を温める効果抜群

ホットワインには、血流をよくするアルコールやスパイスが含まれているため、体を温める効果がとても高いです。 そのため、アウトドアで長時間過ごし体が冷えやすいキャンプでは、体の内側からしっかり温めてくれるホットワインが最適なのです!

作り方が簡単

キャンプなど、冬のアウトドアで誰もが経験するのは体が震えるほどの寒さです。特にこの時期には「手早く、簡単に作れること」は欠かせないポイント。 基本的な作り方は、ワイン、スパイス、甘味を全て鍋に入れて煮込むだけであるため非常に簡単。また調理時間は10分程度で、すぐにホットワインを楽しむことができますよ。

使うワインは「赤」が主流。安いものでOK!

ホットワインに使うワインは、基本的には赤ワインです。特別に値段の高いワインを用意する必要はありません。作る際にスパイスや甘味を使って風味を調整することで、美味しさを増すことができるからです。コンビニなどでOKなので、赤ワインを買ってキャンプ場へ持っていきましょう。

ホットワインに使う定番スパイスとその効能

ホットワインのレシピは数多くありますが、基本的なスパイスはそれほど変わりません。そこで、ホットワインによく使われるスパイスを、味や効能とあわせて紹介します。

スターアニス(八角)

中国料理を食べた時に感じる、独特の甘さとほろ苦さ。八角とも呼ばれるこのスパイスには、胃腸の活動を助ける効果や、心を落ち着かせる効果があります。香りがとても強いため、ホットワインに入れる時は少しだけ入れるようにしましょう。

クローブ

カレーの調味料にもよく使われるクローブ。美容、健康にさまざまな効果がある万能スパイスです!特に、クローブの抗酸化作用には、血行を良くする効果があるため、冬のアウトドアで冷えた体を温めてくれますよ。また、古くから痛み止めに使われるほど鎮痛効果が高いため、けがをしている時にも重宝するスパイスです!

シナモン

シナモンは毛細血管を修復、丈夫にする作用があるため、シワ、シミなどを改善する美容効果があります。 また、シナモンに含まれる「カリウム」は体内の塩分濃度を調節するため、むくみや高血圧に効果的!ただし、シナモンを過剰に食べると、肝臓に負担がかかります。そのため、1日に小さじ1杯を目安に使いましょう。

ブラックペッパー

ブラックペッパー(黒こしょう)は、普通の家庭でもおなじみのスパイスですよね。しょっぱい味がしますが、実は塩分を含んでいません。健康を考えて、減塩をしたいと考えている方にぴったり。ホットワインに限らず日常の料理にも、塩の代わりにブラックペッパーを使ってみるのもおすすめです。

ショウガ

ショウガは冷え性改善に効果があります。血管を広げたり汗をかきやすくする効果があるため、体の代謝がアップし、指先までポカポカ!体が冷えやすい冬キャンプでも、暖かく過ごすことができますよ。

砂糖だけじゃない!ホットワインを甘く仕上げる定番の材料

ホットワインの味付けは甘めに仕上げるものです。甘味の代表格は砂糖ですが、砂糖以外にも、ホットワインに必ず入れたい定番の材料が2つあります。

本場ドイツでは必ず入っている!柑橘系の果物

本場ドイツのホットワインには、柑橘系の果物は必ず入っています。オレンジなどの柑橘系の果物が持つ爽やかな甘みは、ワインを飲みやすい味にしてくれます。柑橘類はビタミンCを多く含むため、冬の風邪予防にも効果あり。アウトドアでホットワインを作る際にはぜひ柑橘系のフルーツを入れてみては?

ハチミツ

ハチミツにはビタミン、ミネラル、アミノ酸などを合わせて合計150種類の栄養素が含まれていて、完全栄養食とも言われています。さまざまな栄養素が含まれているため、疲労回復、むくみの改善や、老化防止など、その効果もとても多いです。砂糖よりも甘いのに、カロリーは砂糖よりも低いこともうれしいポイントです。ただし、ホットワインにハチミツを入れすぎると、ワインの芳醇な香りが損なわれてしまうので注意しましょう。

hinata編集部おすすめホットワインのレシピ!

王道ホットワインとリンゴのホットワインのレシピを紹介します!白ワインで作るホットワインも紹介しているのでぜひ作ってみてください!

はちみつとオレンジの絶妙マッチ!王道のホットワイン

入手しやすい素で、アウトドアでも簡単にできる王道のホットワインです。はちみつの甘さと、柑橘・スパイスの酸味が絶妙にマッチして、シンプルでおいしいホットワインができます。 ■材料
  • ワイン(赤)
  • オレンジ(スライス)orレモン(スライス)
  • シナモン
  • グローブ
  • はちみつ
■作り方
  1. 鍋にはちみつ以外の材料を入れ沸騰させます。アルコールは約60℃で沸騰するため、弱火またはとろ火で加熱しましょう。
  2. 加熱したら、はちみつでお好みの甘さにしてでき上がり!自宅で作る場合は、レンチンでも可能です!
詳しいレシピはこちらから:ホットワイン

りんごのあったかホットワイン

赤ワインでつくるホットワインがメインですが、白ワインでも作れるホットワインの簡単レシピです。 ■材料
  • ワイン(白)
  • りんご
  • グラニュー糖orジャム
■作り方
  1. 鍋に材料を入れたら、沸騰するくらいまで温めます。
  2. 温まったら、グラスに注いででき上がり!
詳しいレシピはこちらから:白いホットワイン
▼どのレシピがおいしいのか、実際に検証してみました!

キャンプでホットワインを作る時のアイテムやコツ

おいしいホットワインを作るには、火加減と「置くこと」が重要です。ホットワイン作りに必要なアイテムと共にそのコツを紹介します!

必要なアイテムは鍋だけ

使うアイテムは、カセットコンロや焚き火台などの温熱機器を除けば、鍋だけ!洗い物も鍋とマグカップだけで済むため、作る作業だけでなく、片付ける作業も簡単、冬にうれしいポイントです。

火加減を制する者はホットワインを制す!

ワインはアルコールであるため、熱するとだいたい60度くらいで沸騰します。沸騰後も過熱し続けると、ワインのアルコール分が抜けてしまい、美味しく仕上がりません。火加減を調整しながら温めることが、おいしいホットワインを作るうえで大事なポイントです。ワインが沸騰しないように、とろ火、あるいは弱火で温めましょう。

おいしい飲み方は「少し置く」

10分ほど煮込んだら完成です。そのままカップに注いで、すぐに飲んでも良いですが、少し置いて冷ますと、スパイスやワイン、柑橘の香りがなじんで、もっと美味しくなります!朝にホットワインを飲みたい時は、前日の夜に材料を煮込んでおいて、翌朝に少し温めてから飲むのがおすすめです!

まとめ 

ここまで定番の材料や、作る際のコツなど、ホットワインの基本を紹介してきました。ホットワインには定番はあれど、アレンジ方法は無限にあります。他の記事も参考に、さまざまなレシピに挑戦してみてください!寒い夜は、ホットワインでポカポカ幸せ気分に浸って寝ましょう!

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