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白いキャンピングカー

自動車とはココが違う!意外と分からないキャンピングカーを運転するときの注意点は?

2018.06.26ノウハウ

キャンピングカーは普通免許でも運転が可能です。ただし、初めて運転する方は一般車とは違った乗り心地に驚くでしょう。普通免許しか持っていない筆者が実際に運転して、身をもって経験したキャンピングカーを乗りこなすポイントを紹介します。

キャンピングカーは普通免許でも運転可能

白いキャンピングカー

憧れるキャンピングカー

車内にリビングも寝室もあるという夢のような車、キャンピングカー。どんな場所でも停車さえできれば、宿泊できるという自由気ままなキャンピングカー旅って素敵ですよね。誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。 ぼんやりとした憧れを持っている方は多いものの、実際に運転したことがある方は少ないはず。「キャンピングカーを運転するには中型免許が必要なんでしょ?」「キャンピングカーを買うお金なんて、うちにはないよ!」そんな声が聞こえてくるようです。実はキャンピングカー旅を楽しむために、そんな心配は必要ありません!

普通免許でも運転可能

まず、キャンピングカーは11人以上乗れるような、超大型サイズの車両を除き、乗車可能人数10人以下の車両であれば、普通免許でも運転が可能なんです。キャンピングカーは車内に寝室があったりして、車両自体が大きいので普通免許では運転できないと思っている方も意外と多いでしょう。 実は特別な免許も必要なく、運転操作も特別なことはないので、大きさ以外は普通の自動車と同じなんです。

レンタルキャンピングカーで憧れの体験がもっと身近に

また、意外と知られていないのが、キャンピングカーをレンタルできるサービスがあること。都内だけでも20近いレンタルサービスがあり、キャンピングカーで一度旅してみたかった!という方は、キャンピングカーを購入しなくとも憧れの体験ができるんです。

運転不慣れな筆者もキャンピングカー旅に挑戦!?

東京キャンピングカーレンタルセンターのロゴ
かく言う筆者もキャンピングカーに憧れを抱いていた1人。普通免許で運転でき、都内でも気軽にレンタルができると知ったら、キャンピングカー旅をしたくてたまりません。いてもたってもいられなくなったので、今回は比較的アクセスの良い恵比寿でキャンピングカーをレンタルできる東京キャンピングカーレンタルセンター(C.R.C.)さんにご協力いただき、実際にキャンピングカーの運転にチャレンジしてみました!

乗りこなすために気をつけるべき3つのシーン

キャンピングカーの中から見た外の自然の様子
キャンピングカーを受け取り、実物を見るとわかりますが、今まで運転したこともないような大きさ!これからキャンピングカーで旅をすると想像すると、気分も盛り上がりますが、その大きさに運転する前から緊張が。また、その外見から想像に容易いですが、その重さも桁違い。 キャンピングカーを運転する際には、この大きな2つの違いによって、注意しなければいけないポイントが出てきます。そのポイントを今回は運転するシーン別にまとめていきます。

下道で運転するときの注意点

運転席から見た外の景色
まずは下道を運転するときの注意点から。走りっぱなしの高速道路と違って、発進・停止や左折・右折があったり注意するポイントはたくさんあります。 普通車のセダンの約2倍、軽自動車の約3倍も重量があるキャンピングカーには発進や停車の際に通常の自動車の2〜3倍の大きさの慣性力が働きます。つまり、発進時には動き出しづらく、停車時にはなかなか止まりません。 この慣性力、実は運転の難しさに影響するだけでなく、一緒に乗っている人や積んでいる荷物にも影響が。発進時には後ろに引っ張られるような力が、停車時には前に乗り出しそうになる力が大きく働きますので、後部座席に乗っている方もシートベルトをしっかり締め、荷物はしっかりと固定しておきましょう。 また、普段からバンタイプの自動車を運転している方は苦労しないかもしれませんが、交差点など、左折時には注意。車体が大きく、左後方は見にくいので、巻き込み確認は入念に。

高速道路で運転するときの注意点

キャンピングカーを運転している男性
次に高速道路を運転する際の注意点。1つ目のポイントは上で説明した慣性力について。その大きさを見れば想像できそうですが、2つ目のポイントは実際に乗ってみるまで気づかない事が多いです。 高速道路で一番気をつけたい慣性力。普通自動車の2〜3倍も重いキャンピングカーで100キロ近く出して走っていると、同じ距離で走ったときの普通自動車の2〜3倍も長い制動距離が必要となります(実際には普通自動車よりも強いブレーキを積んでいるので、3倍も長くはなりません)。早め早めのブレーキを心がけることに注意です。 2つ目のポイントは実際に乗ってみないと分からないことが多いですが、キャンピングカーは車両が大きいため、横風を強く受けます。キャンピングカーのような重い車両でもハンドルをとられそうになるので、注意が必要。さらに、トラックの脇を通る際にもトラックからの横風を受けるので、ハンドルはしっかり握って運転することが重要です。

意外と忘れがち!駐車するときの注意点

意外と忘れがちなのが商業施設など、屋根のある駐車場での駐車時。車高の高いキャンピングカーでは車高制限のある駐車場に入れないことが多々あります。実際に車高が高いことを忘れていてぶつけてしまうことも。自分が運転するキャンピングカーの車高は覚えておきましょう!

乗りこなしたらこんなに快適

初めて運転する際には注意したいポイントが多いキャンピングカーですが、普通自動車と違って特段注意が必要なのは上のポイントくらいです。上に挙げたポイントさえおさえてしまえば、とても快適なキャンピングカー旅が待っています。 実際にキャンピングカーに乗ってみた感想をお伝えします!

難関パズルとはさよなら!荷物をまとめなくとも大丈夫

キャンプ用品でいっぱいの車のトランク
自動車で旅行に行く際、日帰りならいいですが、宿泊する際には洋服など荷物がかさばりますよね。大量の荷物をトランクに無理やり詰めて、脳トレ級のパズルゲームになってしまうことはありませんか?そのパズルが解けない際には、後部座席に座る方が犠牲に...。 そんなお悩みもキャンピングカーなら無縁。広々とした車内は家族や友だち、一緒に旅行に行く方の荷物くらい余裕で積むことができます。キャンプ用品のような大きくかさばるような荷物だってラクラク載せれます。上で説明した慣性力があるので、発進・停車時に散らからないよう固定さえしておけば、車内は広々。難関パズルを解く時間もストレスもさようなら!

ちゃんとした休憩が可能!夜間の運転も少しは楽に

キャンピングカーの中のベッド
行きたい場所が無限に出てくる分、気づくとスケジュールがキツキツ。深夜も運転しなければ目的地に全部たどり着けない。でもどこも諦めたくない!そんな経験ありませんか?普通の自動車旅なら仮眠時もシートを倒すくらい。人数も荷物も多いとシートすらまともに倒せない、そんなトラブルもあると思います。 キャンピングカーならそんなトラブルも一切なし。どうしても眠くて運転できない際には、車内のベッドでゆったり休憩。足を伸ばせない!なんてイライラはありません。深夜の移動中も休憩と運転をうまくローテーションすれば、目的地を厳選することなく、せっかくの旅行を心ゆくまで楽しめます♪

同じ家族なら一緒に泊まりたい!ペットと一緒に旅行に行ける

旅行に行く際、大事な家族、ペットはどうしていますか?お留守番?誰かに預かってもらう?家族同然のペットだって一緒に旅行に行きたいですよね!ですが、いざ一緒に行くとなると、困るのが宿泊先。ペットも一緒に泊まれるホテルや旅館ってあまり多くありません。 でも、キャンピングカーでの旅行なら、ペットの寂しい気持ちも晴らしてくれます。レンタルキャンピングカーの中にはペット同乗OKのサービスも。キャンピングカーなら他の宿泊客に気を使うこともなく、ペットと旅を楽しめるんです!

このテンションの上がり方に説明は不要!

キャンピングカーで一番大きな魅力はもはや説明不要でしょう。キャンピングカーに一足乗り込んだ瞬間、高揚する気持ちは言葉では表しきれません。自然とほころぶ顔、声も不思議といつもより大きくなります。 旅行はみんなで思い出を作れる絶好の機会。そんな傍らにキャンピングカーがあったら、忘れない思い出になること間違いなしです!

ちょっとした注意点だけおさえれば、初めての運転でも楽しめる

キャンピングカーに書かれたロゴマーク
以上、実際に運転して気づいたキャンピングカーを運転するときの注意点と、キャンピングカーを運転したくなる魅力をご紹介しました。キャンピングカーはちょっとしたポイントさえおさえれば、とても魅力的な思い出の一部に。今ではキャンピングカーも気軽にレンタルできるので、みなさんも一度乗ってみてはいかがでしょうか? キャンピングカーで行くのがおすすめなスポットはこちら▼
東京キャンピングカーレンタルセンターのホームページの画像
今回キャンピングカーをお借りした東京キャンピングカーレンタルセンターには、今回お借りしたセレンゲティという大人数用のキャンピングカーの他にもいろんな車種があり、自分にあった一台を借りることができます。旅先では必須なデジカメや話題の360°カメラ、ポケットWi-Fiなどレンタル品も充実! 気になる方はこちら

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