もくじ
スキットルとは
スキットルとは、お酒を持ち歩くための小さなボトルです。ウイスキー、ジン、テキーラなどアルコール度数の高い蒸留酒を入れるのが一般的です。
「ヒップフラスコ」とも呼ばれ、ジーンズのおしりのポケットに収納がしやすいように婉曲した形をしています。
スキットルはアウトドアショップやネット通販をはじめ、最近は100円均一でも購入できるようになりました。好きな銘柄のお酒を飲みきりサイズで運べるのでキャンプや登山などアウトドアに持っていったり、オシャレなデザインも多いので女子でも気軽に楽しんだり注目を集めているアイテムです。
スキットルを選ぶ際の4つのポイント
おしゃれなスキットルが欲しいと思っても、スキットルにはさまざまな種類があり、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。ここでは素材・容量・デザイン・フタや漏斗の有無の4つのポイントから、スキレットの選び方を紹介します。
素材の特徴を知る
スキットルにはステンレスやチタン、プラスチックなどさまざまな素材のものがあります。スキットルに使われる代表的な素材6つの特徴やメリット・デメリットを把握して、自分にとってどれが合っているかをチェックしましょう。
スキットルに使われる主な素材6種類の特徴をまとめたのがこちらの表です。
ステンレス | チタン | ピューター | プラスチック | 銀 | |
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軽さ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
強度 | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ |
種類 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
価格 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | △ |
デザイン | シンプル | シンプル | 高級感 | シンプル | 高級感 |

- スキットルの定番素材「ステンレス」

- 非常に軽く錆びにくい「チタン」

- きめ細かなデザインが魅力「ピューター」

- 軽量で手頃な価格「プラスチック」

- 持ち歩いているだけで優越感「銀」
携帯性の高い容量や取り出しやすい形を選ぶ
スキットルはアルコールを持ち運ぶために使われる携帯容器です。中には500ml以上のスキットルもありますが、携帯性に劣ります。パンツのポケットに入り、サッと取り出せる大きさとなると、200ml程度がちょうどよいです。
200mlというとコップ1杯分。少なく感じるかもしれませんが、ウイスキーのショットなら6~7杯分になるので、十分な容量ですよね。
また、スキットルを選ぶときは形にも注目してみましょう。
丸形など個性的な形状なものもありますが、ポケットからの取り出しやすさを考えると、四角くて角が丸みを帯びたツルンとした形状のものがおすすめです。「ポケットに入れるのか」「リュックに入れるのか」使い方を想定して形を選びましょう。
アウトドアで使うならフタ・漏斗を確認

出典:PIXTA
200ml程度の小さなスキットルだと携帯性が高い反面、注ぎ口が狭くなっているものが多いです。お酒を入れる際にそのまま注ぐとこぼれやすくストレスが溜まりますよね。
そのため、漏斗が付属しているスキットルを選んだり、別で漏斗を用意したりすると安心です。
また、スキットルのフタは小さくて無くしやすいです。特に、夜のキャンプ中に無くしてしまうと見つけるのは一苦労。
そのため、スキットル本体にフタがくっついているような、紛失防止ストッパー付きの物を選ぶようにするのがおすすめです。
デザインで選ぶ
実用性も重要ですが、スキットルはデザインも重要。せっかくなら自分の好みのおしゃれなものを選びたいですよね。
・シンプル好きなら、ワンポイントのロゴ入りを
シンプルなものが好きな方は、素材感が楽しめる無地や、さりげないロゴが入ったものを選びましょう。周りと差を付けたい時は、個性的な装飾が施されたものや、職人の技が光る一点ものもおすすめ。
・高級感が欲しいならレザーカバー付き
スキットルにキズやへこみを付けないためにレザーが巻かれたデザインのものもあります。主張しすぎない高級感を演出できるのがポイントです。本革なら風合いの変化も楽しめるので、長く愛用できる1品を探している方におすすめ。
・豪華な雰囲気を出すなら刻印がされたものを
エンブレムなど細かい豪華なデザインが刻まれたスキットルはチラリとポケットから見えるだけでもおしゃれです。柔らかい金属のピューター製のスキットルは特に凝ったデザインのものが多いですよ。
【ステンレス製】おすすめのスキットル10選
ステンレスは丈夫でお手入れも簡単なため、手軽に使えます。バリエーションも豊富なのでデザインを重視する方にもおすすめの素材です。
【チタン製】おすすめのスキットル5選
アウトドアで、長く使えるスキットルをお探しの方におすすめなのがチタン製。ハードな環境にも耐えるタフさがありながら、チタン特有の軽さが魅力です。ここからはチタン製のおすすめのスキットルを5つ紹介します。
【ピューター製】おすすめのスキットル5選
古くから食器や酒器として使われてきたピューター。ピューターが持つイオン効果はお酒をまろやかにしてくれるので、最後の一滴までおいしいお酒を堪能したい!という方におすすめです。
【プラスチック製】おすすめのスキットル3選
実用性を重視する方におすすめなのがプラスチック。デザインやカラーも豊富なので、ファッション感覚でカジュアルに楽しめます。軽量なので持ち運びも楽チンです。
【銀製】おすすめのスキットル2選
一生ものもスキットルをお探しの方におすすめなのが銀製。高価ですが美しく、お酒のおいしさを格別なものにしてくれます。自分へのご褒美や、特別なプレゼントにもおすすめです。
スキットルの正しい使い方
おしゃれで便利なスキットルですが、使用する際はいくつかの注意点があります。より長く、快適に使うために欠かせないポイントですのでぜひチェックしてみてください。
アルコール度数の低いお酒は入れない
スキットルにはウイスキーやブランデー、ジンのようなアルコール度数の高いお酒のみを入れるのが正しい使い方。直接、口を付けて飲むスキットルは、アルコール度数が低いと菌が繁殖しやすくなるためです。殺菌効果は40%以上の度数があるものだと効果バツグンです。
スキットルは洗いにくい形状をしているため、隅々までブラシが届きません。長く愛用するためには、入れるお酒に注意しましょう。
また、度数だけでなく入れるお酒の種類も大切です。日本酒やワインなど醸造酒に分類されるお酒は、ステンレスなどの金属に反応して味が変わってしまう可能性が高いです。そのため、ウイスキーやジンなど蒸留酒を入れる方が適しています。
塩素系洗剤・漂白剤は使用しない(ステンレス製・銀製)

出典:PIXTA
ステンレス製や銀製のスキットルに限った話ですが、塩素系の洗剤や漂白剤を使用することはできません。塩素系の洗剤や漂白剤は酸化皮膜を壊してしまうため、サビや黒ずみの原因となります。スキットルの内部が錆びてしまうとお手入れすることができず、捨てるしかなくなってしまいます。
その他の素材でも、製品によっては漂白剤が使えないものもあります。お手入れ方法は説明書をしっかり確認しましょう。
注ぎ口が細いのでお酒を入れる時は漏斗が必要
口が狭いスキットルにお酒を入れるときは漏斗が便利です。漏斗があればお酒がスムーズに注げて、こぼしてしまう心配もありません。漏斗がセットになっている製品もたくさんあるのでチェックしてみましょう。別途購入する場合は、注ぎ口にサイズが合うか確認しておくと無駄な買い物になりませんよ。
スキットルを長持ちさせる洗い方
長い間お酒を入れたままにすると、変色や異臭の原因となってしまいますので、使用後はすぐに洗浄するのが長持ちの秘訣です。
でも、注ぎ口の小さなスキットルは内部までしっかり洗うのが難しそう、と感じる方もも多いと思います。スキットルを清潔に保つにはどうすれば良いのでしょうか?ここではそんな悩みを解決するスキットルの4つの洗い方を紹介します。
洗剤を使って洗う
スキットルの基本的な洗い方は、お湯と中性洗剤を使う、つけ置き洗いです。洗浄方法をご説明します。
- スキットルにお湯をいっぱいまで入れ、中性洗剤を入れる。10~20分ほど置いておく。
- 中身を捨て、注ぎ口をスポンジを使って丁寧に洗う。内部も届く限りのところまでは歯ブラシなどで洗いましょう。
- 洗い終わったら、洗剤が残らないようよくすすぐ。
- 熱湯を入れて消毒し、乾燥させる。
砂や卵の殻を使用する
ブラシやスポンジが届かない場合は、砂や卵の殻を使用して洗浄しましょう。細かく砕いた卵の殻や砂は、スキットル内部の汚れを落とす研磨剤の役割を果たしてくれます。洗浄方法は以下のとおりです。
- スキットルに細かく砕いた卵の殻や砂を入れる。
- 蓋をしてスキットルを振る。あまり強く降ると内部に傷が付く恐れがあるので力の入れすぎには注意しましょう。
- お湯と半分くらい注ぎ、中性洗剤を入れる。
- もう一度蓋をしてよく降る。
- 中身を捨ててお湯でよく洗い、最後に熱湯消毒をして乾かす。
漂白剤を使用する

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長期間スキットルを使わずにしまったり、長い間使っていなかったスキットルを使う場合は、漂白剤でつけ置き洗いをしましょう。
- 約1Lのお水に小さじ1杯程度の漂白剤を入れる。
- スキットルを約20分間つける。
- お湯を使ってよくゆすぎ、しっかりと乾かす。
酢を使う

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スキットルのにおいが気になる場合は、薄めたお酢をしばらくつけておくのも効果的です。
- お水に対して10%のお酢を入れます。
- 作った酢水を沸騰させ、スキットルの中に入れます。
- そのまま1時間ほど待ちます。
- しっかりと洗い流して乾かしましょう。
内部をしっかり乾燥させる

出典:PIXTA
スキットル内部に水分が残っていると雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうため、しっかり乾燥させることが大切です。
水分を拭き取れる部分は拭き取り、水分が残らないよう心がけましょう。また、どのお手入れ方法であっても熱湯をかけると、乾燥時間がカットできるのでおすすめです。
スキットルでおしゃれにお酒を飲もう!
大自然の中、のんびりお酒を楽しむ時間は格別ですよね。いつも飲んでいるお酒も、お気に入りのスキットルに入れて持ち歩けば、数倍おいしく感じられるから不思議です。スキットルは、大切にお手入れすれば一生使えるアイテムです。自分のスタイルにぴったりのスキットルを見つけて、素敵な相棒と贅沢な時間を過ごしましょう。
今回紹介したアイテム
ライター紹介
とにかくお出かけしたい!キャンプ&フェスが大好き♡なママキャンパー。3人のこどもたちとアウトドアを楽しんでいます。焚き火をしながらご当地ビールを楽しむのが最高の幸せ♡お天気の良い週末に思いつきでGOすることが多いので、予約不要な道志の森や、洪庵キャンプ場がお気に入りです。最近はらくウマなキャンプ飯を日々研究しています。