カーミットチェアの6つの魅力とは？種類・ラインナップも紹介

カーミットチェアは、1984年にアメリカでバイク愛好家のカーミット・イースターリングによって設計されたアウトドアチェアです。ツーリングキャンプをよく楽しんでいたカーミットは、バイクで運べるほど軽量コンパクトで座り心地のいい椅子を求めていましたが、当時、彼を満足させる椅子はありませんでした。そこで小さな袋へ簡単に分解収納できる、カーミットチェアを生み出したのです。 カーミットチェアの機能性の高さはまたたく間に世間に広がり、特にライダーたちから絶大な支持を集めました。その人気は国や世代を超え、今でも多くの人に愛されています。

カーミットチェアの現在の販売価格は48,400円。原材料不足などの影響から、値上げも加速しています。リーズナブルなキャンプギアがどんどん登場していることを考えると、決して安い価格とはいえません。 カーミットチェアの価格が高い理由には、大量生産をせず、一つひとつ手づくりで仕上げられていることが挙げられます。カーミットチェアが持つ独特の風合いや暖かみはハンドメイドならでは。職人が心を込めてていねいにつくったチェアは耐久性も高く、長く愛用できます。

世界中のキャンパーを虜にしているカーミットチェア。その人気の秘密はどこにあるのか、気になりますよね。ここではカーミットチェアの魅力を6つのポイントにわけて紹介します。

「バイクに乗せて運びたい」という思いが詰まっているだけあり、カーミットチェアは折りたためるだけでなく分解してコンパクトに収納することも可能です。「細かく分解したら組み立てが大変なのでは？」と思うかもしれませんが、組み立て方法も簡単！本体に脚とハンドルを装着するだけなので、直感的に設営できます。 収納時は長さ58cmに収まるため、持ち運びも楽々。車やバイクを使うキャンプはもちろん、電車で行くフェスなどにもかさばらずに持ち運べます。

カーミットチェアは安定感が高く、座り心地も抜群です。背中と脚が当たる部分のフレームがゆるやかなアーチを描いており、身体にしっかりフィット。座面も30cmと低めなので、足を投げ出しリラックスして座れます。背もたれが倒れすぎず、食事や作業がしやすいのもポイント。アームレストがあるので腕の置き場にも困りません。

カーミットチェアは曲線をうまく用いることで、木の美しさや温もりを引き出しています。シンプルでスタイリッシュなシルエットは、カーミットチェアの大きな魅力。ナチュラルな風合いは自然にほどよく溶け込み、置くだけでサイトをおしゃれに見せてくれます。

カーミットチェアのフレームは上質な天然のオーク材を使用。ダブルマリングレードポリウレタン加工を施すことで木材を保護し、耐久性をアップさせています。ハンドメイドのため塗りムラが生じることもありますが、それもまたカーミットチェアの味わい深さ。座面の布は、ほつれを防ぐために熱加工した1000デニールの布を使用しています。 脚につけられた「HANDMADE I N TENNESSEE」の刻印は、アメリカの職人がハンドメイドでていねいにつくった証。刻印はシンプルなカーミットチェアのデザインのポイントにもなっており、本物を見わけるときにも役立ちます。

カーミットチェアはもともとバイカーのためにつくられたチェアでしたが、そのデザインと機能性から、今では屋内外問わずさまざまな場所で使用されています。ナチュラルな雰囲気は、どんなインテリアともマッチ。ベランダでのバーベキューやお部屋でのリラックスタイムのお供にもぴったりです。カラバリも豊富なので、シーンに合わせて選べます。

カーミットチェアには、多くのアクセサリーや張り替えシートが発売されています。シンプルゆえに、アレンジは無限大！なかには、お気に入りのファブリックでシートを自作する人もいるほどです。ほかにもエクステンションレッグで椅子の高さを変えたり、カップホルダーを付けたり、アイデア次第でさまざまなカスタムが楽しめます。

カーミットチェアは、こだわりの素材でていねいにつくられた唯一無二のアイテム。「高くてなかなか手が出せない」という人も多いかもしれませんが、一度使えばその魅力に引き込まれてしまうはずです。キャンプ用のおしゃれなチェアが欲しいと思ったら、カーミットチェアをぜひチェックしてみてくださいね。