キャンプで使えるハンガーラック17選!自作方法や焚き火用も紹介
ハンガーラックは道具を汚さずに小物を収納したり、キャンプサイトをおしゃれにしたりできる人気のアイテムです。本記事では、キャンプでおすすめのハンガーラックや選び方、自作方法などを紹介します。購入を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ハンガーラックの魅力
多くのキャンパーから人気のあるハンガーラックには、以下のような魅力があります。
- 小物を使いやすく収納できる
- 上着やシュラフも収納できる
- つるして収納するため乾きやすい
- 道具が汚れにくい
- 手軽に収納力を上げられる
- キャンプサイトをおしゃれに演出できる
このようにハンガーラックは多くの魅力を持っており、ハンギングラックともよばれています。中には焚き火ハンガーといわれる、焚き火と組み合わせて使用できるタイプもあり、さまざまな種類が販売されているのも特徴です。
そのため、使ってみたいけど何を基準に選べばいいか悩む人も多いのではないでしょうか。そこで、次からはハンガーラックを選ぶときのポイントを紹介していきます。
ハンガーラックを選ぶ4つのポイント
ここからは、ハンガーラックを選ぶときに注目したい、以下の4つのポイントについて解説します。
ポイントを押さえれば、使い勝手の良いハンガーラックを選べるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
素材
ハンガーラックに使われている素材は、主に「アルミ」「スチール・アイアン」「木」の3種類にわけられます。それぞれ特徴が異なるので、確認していきましょう。
はじめてハンガーラックを購入する人や、軽さやコンパクトさを重視したい人におすすめです。軽くてさびに強く、コンパクトにまとめられる製品が豊富です。
軽いため安定感は低く風に弱い難点はありますが、持ち運びや保管が楽にでき、扱いやすいのが魅力です。また、価格がリーズナブルなのも人気の理由の一つでしょう。
焚き火調理をしたい人や、無骨でかっこいいデザインが好きな人におすすめです。耐熱性・耐久性に優れており、焚き火と組みあわせて使えば調理の幅を広げられます。
重いため持ち運びしにくいですが、その分安定感は抜群です。また、スチール・アイアンはさびやすいため乾燥させるなどの手間はかかりますが、その分より愛着を持てる素材ともいえます。
キャンプサイトをおしゃれにしたい人におすすめです。木の独特なやさしい風合いは自然になじむため、設営するだけでサイトの雰囲気をグッと変えてくれます。
デメリットとしては水や熱に弱く、雨が当たる場所や焚き火の近くを避けるなど、設営場所が限られる点が挙げられます。とはいえ、自宅でも使えるほどデザイン性が高く、ディスプレイラックとしても活躍するので、おすすめの素材といえます。
このように、素材によりメリットやデメリットが異なるので、自分が重視するポイントを考えて選んでみてください。
サイズ
高さや幅、奥行きなどのサイズもハンガーラックを選ぶ際の重要なポイントです。使い勝手にかかわる高さは、つり下げる道具やキャンプスタイルに応じて選びましょう。適切な高さを選べばより快適に使えるため、以下を参考にしてみてください。
なお、テント内やタープの下に置くのであれば、幅や奥行きのサイズも確認しましょう。ハンガーラックが大きすぎると、圧迫感が増したり使い勝手が悪くなったりしてしまう可能性があります。設営場所をイメージして、スペースに収まるサイズを確かめてから選ぶのが大切です。
このように、ハンガーラックのサイズは使うときのシチュエーションに応じて、必要な大きさを確認するようにしましょう。高さや幅を調節できるタイプは、キャンプスタイルや設営場所のスペースにあまり左右されず使えるのでおすすめです。
組み立て方法
ハンガーラックの組み立て方法には、「自立型」と「打ち込み型」の2種類があります。
支えや地面への固定を必要とせず設営できるタイプです。地面に置くだけなので強い風には弱いですが、道具を使わずにパーツ同士を合わせて組み立てられるため手軽に扱えます。パーツを小分けにしてコンパクトにできるタイプも多いので、持ち運びや保管の手間を楽にしたい人にも最適です。
ペグのように地面にパーツを刺して使用します。設営するのに体力や手間はかかりますが、しっかり固定できるのが特徴です。打ち込み方次第でアレンジできるタイプも多いので、いろいろな使い方を試したい人にぴったりといえます。
現在の主流は自立型ですが、どちらも特徴が異なるので好みに合わせて選んでみてください。
用途
ハンガーラックは、用途を基準にして選ぶのもおすすめ。素材や形状などを決める軸があれば、アイテムが選びやすくなります。用途に応じたおすすめの素材と形状は、以下の表を参考にしてみてください。
上の表のように、用途によってハンガーラックの適した素材や形状が異なります。購入する際には使用シーンをイメージして、アイテムを選ぶようにしましょう。
迷ったらこれ!シンプルハンガーラック5選
まずは、汎用性に優れたシンプルなハンガーラックを紹介します。軽くてコンパクトにできるタイプをベースに、収納力の高いものからリーズナブルなものまで厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。
焚き火で使えるハンガーラック5選
ここからは、焚き火で使えるハンガーラックを紹介します。ハンガーラックに調理器具をつり下げたり置いたりすれば、スタイリッシュに焚き火調理が楽しめます。
製品によってさまざまな工夫が施されているので、紹介文もあわせてチェックしてみてください。
調理で役立つ天板付きハンガーラック4選
ここからは、調理で役立つ天板付きハンガーラックを紹介します。天板は小型のテーブルのように使え、食器や調味料なども置けるので、スムーズに調理ができる便利なアイテムです。
天板が広いタイプや収納力が高いタイプもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
明るいナチュラルカラーの木製天板がついたハンガーラック。つるして収納する以外にも、ランタンや食器、調味料など、地面に置きたくない小物を並べられます。
収納袋がついているので、手軽に持ち運びできるのもポイント。
キャンプサイトを使いやすく、おしゃれにしたい人におすすめです。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅75×奥行き59×高さ70cm
- 収納サイズ(約):-
- 重さ(約):1.3kg
- 素材:天板/天然木(パイン材)、フレーム/金属(アルミ)
さびにくいアルミ製のブラック天板がついた、無骨なデザインのハンガーラック。
天板には8カ所のすき間があり、ポールとフック以外にもつり下げられるので収納力も抜群です。
ポールは折りたたんでコンパクトにでき、持ち運びやすいのもポイント。天板付きのかっこいいハンガーラックを探している人にイチ押しです。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅87.5×奥行き49×高さ74.5cm
- 収納サイズ(約):43×5.5×7.5cm
- 重さ(約):2.2kg
- 素材:アルミ合金
ヴィンテージ感のある木目調のデザインがおしゃれな、ハンガーラック付き小型テーブル。高さを65cmと99cmの2段階に調整できるため、キャンプスタイルに応じて使いわけできます。
デザイン性が高く、自宅のサイドテーブルとしても使えるコスパの高さも魅力。
調理などで広くスペースを確保したい人におすすめです。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅65×奥行き45×高さ65/99cm
- 収納サイズ(約):66×4×48cm
- 重さ(約):2.6kg
- 素材:甲板の表面/合成樹脂化粧繊維板、脚部/アルミ合金(アルマイト加工)
高級感のあるブラックカラーが特徴的なハンガーラック。棚が3段もついているため
収納力に優れており、キャンプサイトをすっきりさせたい人に最適です。
つるしにくい食器などの小物も置けるので、使いやすく収納できるのもポイント。自宅ではキャンプ道具を収納するラックとしても活躍します。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅44×奥行き30×高さ104cm
- 収納サイズ(約):47×5×49cm
- 重さ(約):3kg
- 素材:棚板生地/ポリエステル1800D、棚板芯/アルミ複合板、フレーム/アルミ(マットブラック塗装)
ぬくもり感じる木製ハンガーラック3選
ここからは、ぬくもりを感じる木製のハンガーラックを紹介します。木が持つナチュラルな風合いは、キャンプサイトの雰囲気をおしゃれにしてくれるのが魅力。ディスプレイラックとしても使えるデザイン性の高いものを4モデル厳選しました!
天板にかわいいスモアのロゴがついた、松の木を使ったハンガーラック。
ナチュラルな風合いは自然になじみやすく、キャンプサイトをグッとおしゃれな雰囲気にしてくれます。
簡単に組み立てられるので、設営・撤収に手間をかけたくない人に最適。つり下げる収納だけではなくテーブルカウンターとしても使え、ディスプレイラックとしても映えるおすすめのアイテムです。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅84×奥行き18×高さ78cm
- 収納サイズ(約):81×19×70cm
- 重さ(約):2.5kg
- 素材:松の木
布製の食器台がついた、ヴィンテージ感のあるおしゃれなハンガーラック。カラフルな5色のフックとメタルフックが付属しているので、収納力が高いのも魅力です。
ほかでは見ない高いデザイン性が人気で、ナチュラルな風合いが好きな人にイチ押しのアイテム。キャンプなどのアウトドアはもちろん、自宅で使うディスプレイラックとしてもおすすめです。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅81×奥行き32×高さ82cm
- 収納サイズ(約):83×9×10cm
- 重さ(約):1.8kg
- 素材:本体/木、食器台/布、フック/メタル、カラーフック/PUレザー・プラスチック
腐りにくく耐久性の高いアカシアでつくられたハンガーラック。やさしい風合いは自然になじみやすく、キャンプサイトをおしゃれな雰囲気にしてくれます。
上着などの衣服をかけておくのにちょうど良いサイズで、
ディスプレイするようにかっこ良く収納できるのが特徴。ナチュラルなデザイン性の高いハンガーラックを探している人に最適です。
【基本情報】
- タイプ:自立型
- 使用サイズ(約):幅122×奥行き52×高さ105cm
- 収納サイズ(約):108×8×17.5cm
- 重さ(約):3.6kg
- 素材:天然木(アカシア)オイル仕上げ
ハンガーラックの自作方法
ここからは、塩ビパイプを使ったハンガーラックのつくり方を紹介します。既製品より比較的費用を抑えられ、好みのサイズでつくれるため使い勝手の良いハンガーラックがほしい人におすすめ。自作するとより道具に愛着を持てるので、キャンプサイトを自分だけの空間にしたい人にもぴったりです。
材料
- 塩ビパイプ(100cm)×5
- M8ボルト・M8蝶ナット×6
- 脚固定用の角材(40×40mm)×2
※塩ビパイプの長さは、設営したい高さと幅にあわせて用意してください。
道具
- インパクトドライバー
- インパクトドライバーにつける木工ドリル(10mm/18mm)
つくり方
- 脚になる4本の塩ビパイプの上部15cmのところに、木工ドリル(10mm)で穴をあける
- 2本の塩ビパイプのあけた穴に、ボルトを通しナットで締めて連結させ1組の脚をつくる
- 別の2本も同じように2の作業をおこない、脚を2組つくる
- 角材の両端3~5cmほどのところに、木工ドリル(18mm)で深さ2cmほどの穴をあける
- もう一つの角材も同じように4の作業をおこなう
- 2組の塩ビパイプを下が大きくひらくように立たせ、それぞれの脚先を角材の穴にセットする
- 6でセットした2組の脚を向かい合わせに置く
- 向かい合わせた脚上部のクロスした部分に、横棒となる塩ビパイプを置く
- 脚と横棒が接地する部分に穴をあける(4カ所)
- あけた穴にボルトを通しナットで締めて固定する
- 完成
カスタムアイテムを使おう
ここからは、より快適に使用できるハンガーラックのカスタムアイテムを2つ紹介します。自作はもちろん、既存のハンガーラックにも使用可能です。
ハンガーラックの側面に設置する、三角型の置物袋です。9個のポケットがついており、カトラリーや調理道具などの小物を収納できます。
ハンガーラックの収納力を、簡単に上げられるのが特徴。
収納ボックスなどから道具を出し入れするのが面倒な人に、おすすめのアイテムです!
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅33.5×高さ39cm
- 収納サイズ(約):19×10.3cm
- 重さ(約):87g
- 素材:900Dオックスフォード
ハンガーラックの収納力を上げられる、ブラックレザーが使われたデザイン性の高いランタンフック。フック部分はさびや腐食がしにくい、耐久性に優れた金属製を採用しています。
スナップボタンで簡単につけ外しができるのもポイント。
ハンガーラックをよりおしゃれに、グレードアップしたい人におすすめのアイテムです。
【基本情報】
- 使用サイズ(約):幅5.2×高さ12.5cm
- 収納サイズ(約):-
- 重さ(約):19g×5個
- 素材:PUレザー・金属
ハンガーラックですっきりとしたキャンプサイトに
今回は、キャンプでおすすめのハンガーラックや選び方、自作方法を紹介しました。ハンガーラックは、お気に入りのキャンプ道具を、汚さずに使いやすく収納できる人気のアイテムです。
とはいえ、種類も豊富に販売されているのでどれにしようか悩んでしまう人は、今回紹介した内容を参考にしてみてください。ハンガーラックに道具をすっきり収納して、おしゃれなキャンプサイトを目指しましょう!
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