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バンライフ徒然草

ベスト・オブ「絶景」はこれでした!思いがけず観覧が実現した、憧れの日本三大花火大会【バンライフ徒然草・第4話】

バンライフって楽しい?どうやってやる?なんていう人も多いのではないでしょうか?そこでこの連載では、夫婦で4年以上もバンライフを続けている筆者が、全国の旅で出会った心に残るエピソードを紹介!4回目の今回は「最も感動したこと」をお届けします。バンライフのおかげでようやく訪れられた、新潟のあの大会。子どものころから父に聞いていた憧れが目の前に広がっていました。

バンライフだからこそ楽しめる「日本の絶景」

筆者は現在進行形で4年以上のバンライフ生活を続けています。 いつでもどこにでも出かけられる。そんな利点をフルに生かして、有名な観光地はもちろん、公共交通機関では行きにくいような場所にも訪れてきました。その中には今でも忘れられない絶景もたくさん! ということで今回は、筆者夫婦が最も感動を覚えた「日本の絶景」を紹介したいと思います。

憧れの「花火大会」が数日後に開催されると知る

それは新潟県を訪れたときのことでした。いつものように温泉に行くと地元の方に声をかけられたのです。「見かけない顔だけど、どこから来たの?」と。
筆者撮影
山口県から来たことを伝えると、「どうやって?」「何をしに?」というふうに興味津々な様子で質問攻めに。せっかく遠くから旅してきたのだからこの土地を満喫してほしいと、おすすめの観光地や飲食店などをたくさん教えてくれたのでした。 その新潟情報の中で特に気になったのが「長岡まつり大花火大会」。毎年8月2〜3日に新潟県長岡市で開催される、100万人を超える観客が押し寄せるほどの大人気の花火大会です。日本三大花火大会の一つに数えられるものなので、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
長岡まつり

出典:PIXTA

何を隠そう筆者の父親が新潟県の出身なので、花火大会の話は小さなころからよく聞かされていたのです。とはいえ以前は山口県で会社員をしていたので、好きなタイミングで休みを取ることもできず、訪れられていませんでした。 そんな長岡まつり花火大会が、数日後に控えていることを教えてもらったというわけです。憧れのイベントを楽しめるチャンス!これは行かない理由が見つかりません。

夢の「長岡まつり花火大会」が目の前に!

行くと決まったら、さっそく準備開始。過去の大会の様子を動画サイトなどでチェックしたりと、大会当日に向けて気持ちを高めます。
筆者撮影
とはいえ、花火がきれいに見られる有料席の販売は数カ月前に販売終了。しかたなく、無料席を確保するために早めに会場入りすることにしたのです。炎天下の中で何時間も待つことになったのですが、地元の方と仲良くなったりと、それはそれで楽しい時間になったのもいい思い出です。 ※2023年は有料席のみになりました

正三尺玉やフェニックスに感動の涙も

長岡花火大会
長岡まつり花火大会の目玉といえば超大玉の「正三尺玉」。開花幅が直径約650mもある大迫力に驚くばかり。筆者もはじめてのサイズで、会場のあちこちでどよめきが起こります。
筆者撮影
もう一つの目玉は幅約2kmにわたって広がる「フェニックス」。 花火を前に涙が溢れたのは、これより後にも先にもない経験です。これも、行きたい場所への旅行ややりたいことをすぐに実践できるバンライフのおかげ。自分に素直に生きたい!と夫婦ともに退職してこの生活をはじめたことが正解だったと心から思えた瞬間でもありました。 ライフスタイルを変えていなければ、この絶景を目の当たりにするのは何十年も先の退職後になっていたはずですから…。 大会の最後には、会場にいる全ての人が携帯電話のライトやペンライトなどを光らせ、花火師さんに感謝のメッセージを送ります。会場全体が一体化するような感動もわき起こり、心が温かくなったのを覚えています。 この絶景・感動が忘れられず、次の日の予定をキャンセルして2日連続で花火を満喫することにしたのはここだけのお話。これまでも日本各地の花火大会を楽しんできましたが、こんなにも心を動かされたのは長岡まつり花火大会だけかもしれません。

夢を叶え続けられるバンライフ

筆者撮影
今回は、4年間のバンライフ生活で最も感動した絶景を紹介しました。 自然がつくり出す絶景も然りですが、人がつくり出す「花火」もその土地でしか体験できない素晴らしい絶景。どちらも、自由に旅ができるバンライフだからこそ満喫できるものなのかもしれません。 バンライフを開始した当初は辛い経験もたくさんありましたが、こうして振り返ってみるとそれ以上に素晴らしいことがたくさん。憧れだった花火大会に訪れられたのも、この生活ならではです。これからも一つずつ夢が叶えられることを楽しみに旅を続けたいと思っています。

バンライフ徒然草

バンライフ歴4年の夫婦が贈る、涙あり笑いありの旅日記!「奇妙な出来事」や「スリリングだったこと」、「お役立ち情報」などなど、日本各地で出会ったリアルなお話を赤裸々に綴ります。


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