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チキンカレー

印度カリー子さん直伝!「絶対失敗しない」スパイスカレーづくり3つの掟

カレーといえば、言わずと知れたキャンプの定番料理。しかし、いわゆる「おうちのカレー」は煮込み時間が必要だったり、洗い物が面倒だったりと意外に手間がかかるもの。そこで注目したいのが「本格インドカレー」。スパイスからつくる、と聞くと難しそうに思えますが、実は簡単な3つのコツさえ押さえれば失敗しにくく、調理時間も短く済むキャンプにもってこいのメニューなのです。スパイス料理研究家・印度カリー子さんに、おいしくつくるコツを聞きました。

キャンプでこそスパイスカレーをつくるべし!?

スパイスの画像

出典:PIXTA

「キャンプでカレー」と聞くと、ほとんどの人がグツグツ煮込んでとろみを出す"おうちカレー"を想像するのではないでしょうか。しかし、スパイスを炒めて作るインド式の「スパイスカレー」こそ、実はキャンプでの調理に向いているというのは知られざる事実。
  • フライパンひとつあればできる
  • 「おうちカレー」より材料が少なくて済む
  • つくりたてがおいしい(=長時間煮込んで具材に味を染み込ませる必要がない)
  • 後から辛さを調整できるので「子ども用」「大人用」とつくりわける必要がない
と、ざっと挙げるだけでも魅力的なポイントがいくつもあります。

スパイス料理研究家・印度カリー子さんに聞く、カレー作り成功のルール

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スパイス料理研究家/タレント

印度カリー子

1996年生まれ、仙台出身。スパイス初心者のための専門店「香林館」代表取締役。「スパイスカレーをおうちでもっと手軽に」をモットーに、初心者のためのオリジナルスパイスセットの開発・販売をする他、レシピ本執筆、大手企業と商品開発など幅広く活動。著書累計発行部数は38万部超。Forbes JAPAN 30 under 30「世界を変える30歳未満の30人 」2021 受賞。

印度カリー子さん公式SNS: Twitter@IndoCurryKo Instagram@indocurryko
いくらキャンプとスパイスカレーの相性が良いといっても、「スパイスカレー」自体にあまり親しみがないという人もいるかもしれません。 そこで、スパイス料理研究家の印度カリー子さんに、スパイスカレーの魅力と、初心者耳よりの「絶対失敗しないカレーづくりの3つのルール」を教えてもらいました。

【ルール1】「スパイス+ベースの具材+メイン食材+水」という基本構成を知る

ついつい「具材は多ければ多いほど、香りや味わいが増しておいしくなる」と思ってしまいがちですが、「シンプルな具材でスパイスの香りと食材のうまみを感じる」というのがスパイスカレーの真髄。「スパイス+毎回固定のベース食材+メイン具材+水分」が基本の構成です。 ベース食材は「トマト」「タマネギ」「ニンニク」「ショウガ」の4つ。肉や魚などのメイン具材と、スパイスの配合・種類で味わいに変化を出すのが失敗を減らすポイント。

【ルール2】シンプルゆえに「塩加減」がカギ。味見しながら少しずつ足すべし

食塩

出典:PIXTA

スパイスカレーをおいしくつくれるかどうかを左右する大きな要因は、意外にも「塩」。家庭でつくる欧風カレーはリンゴやバナナ、チョコレートなどを隠し味にしてコクを出す…とよく言われますが、スパイスカレーにおいて何よりも大事なのは「調味料の味・香りがスパイスとぶつからないようにする」こと。 そのため、味つけは香りのない「塩」をメインにすることが多いそう。いきなりたくさん入れすぎると後から調整しづらいので、最初は「少し足りないかな?」と思うぐらいの塩を入れ、味見をしながら徐々に足していくのがポイントです。コクを出したい時は、タマネギを茶色くなるまでしっかり炒めるとおいしく仕上がります。
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印度カリー子

誤解されがちですが、スパイスはあくまで香りを出すもので、それだけでは味はつきません。“香水”と同じようなものだと覚えておくとわかりやすいですね。 なので、味を決めるのは基本的に「塩」。塩加減さえ間違わなければ大きく失敗することはありませんし、逆に「なんか味が決まらないなぁ」と感じる時は、塩を足すとうまくまとまることが多いです!

【ルール3】まずは「使い切りセット」でトライしてみる

いきなりいくつものスパイスを買うと余らせてしまう

スパイスカレーづくりに挑戦する人が陥りがちな失敗が、「最初に何種類もスパイスを買ったものの、結局使いきれずダメにしてしまう」というもの。 カリー子さんによると「気温や湿度によっても香りが持続する期間は変わりますが、キャンプの場合は直射日光が当たったり、高温の車内に置いておいたりと、1回持ち出しただけでも香りが飛んでしまう可能性がそこそこ高め。それなら、使い切りセットで毎回新鮮なスパイスを使う方がもったいなくないです」とのこと。
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印度カリー子

「香り」成分は揮発性なので、時間とともに飛んでいってしまうもの。香りが弱くなったスパイスでカレーを作ろうとすると、新鮮なものに比べて量をたくさん使わなければいけなくなります。その分、カレーに含まれる「粉」や「粒」の総量が増えることになるので、舌触りが悪くなるなど、仕上がりにも影響が出てきてしまうんです。

カリー子さん監修、珠玉の「スパイスかんたんじゃ〜ん♪」シリーズなら間違いない

スパかんシリーズ
「初心者でも、気軽にスパイスカレーづくりに挑戦できて、たくさんの人にそのおいしさを知ってもらいたい」という思いでカリー子さんが開発したのが、「スパイスかんたんじゃ〜ん♪」シリーズ。3〜4人前のカレーづくりに必要なスパイスがセットになっていて、具材だけ用意すれば本格カレーが誰でも簡単につくれるようになっています。 ファミリーキャンプにちょうどいい分量で、レシピもわかりやすく記載してあるため、キャンプに行く道すがらにアウトドア専門店で購入するキャンパーも多いそう。

チキンカレー

スパイスかんたんじゃ〜ん チキンカレー
スパイスかんたんじゃ〜ん♪チキンカレー 626円(税込)
チキンカレーのスパイス
チキンカレーセットは、シナモン、カルダモン、クローブ、ベイリーフに加え、アーモンドプードルなど8種類を配合したオリジナルパウダーがセットに。チキンの臭みを消しながら、まろやかな味わいに仕上がります。
チキンカレー
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印度カリー子

チキンカレーは青野菜とよく合います。夏場に旬を迎えるインゲンなんかはもってこい!チキンの脂をさっぱりさせてくれる、ハイボールやビール、レモンサワーなど炭酸系のお酒とも相性抜群です!

キーマカレー

スパイスかんたんじゃ〜ん キーマカレー
スパイスかんたんじゃ〜ん♪キーマカレー 626円(税込)
キーマカレーのスパイス
「スターアニス(八角)」の甘い香りが食欲をそそるキーマカレーセットは、南インド・ハイデラバード地方風。メイン具材となるひき肉は、鶏・牛豚合い挽き・ラムなど、どんなものでもおいしく仕上がります。
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印度カリー子

お子さん連れのキャンプに特におすすめなのが、こちらのキーマカレー。夕食用につくって余った分は、レタス・チーズと一緒に食パンにはさんでホットサンドにすれば、子どもも食べやすい朝食になります。お肉の存在感があるカレーなので、おつまみとしても優秀ですよ!

バターチキン

スパイスかんたんじゃ〜ん バターチキン
スパイスかんたんじゃ〜ん♪バターチキン 626円(税込)
バターチキンのスパイス
バターチキンカレーはバターと生クリームを使って濃厚さを出すのが特徴。コクを際立たせるのは、爽やかな香りが特徴的なカルダモンや、甘さの中にツンとした風味のあるクローブなど12種類のスパイスたち。
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印度カリー子

バターチキンは濃厚なカレーなので、パンをひたしながら食べるとおいしいです。コクがあるので、スパイスカレーが初めての人でも食べやすい一品。ワインなんかと合わせるのもおすすめです。

親子でつくると楽しさ倍増!?

親子で食事をしている様子

出典:PIXTA

「スパイスかんたんじゃ〜ん♪」(通称「スパかん」)シリーズは、「ファミリーキャンプのごはんにかなりおすすめ」だと語るカリー子さん。 辛みを足すスパイスが別添えになっているので、辛さを後から調整できるのが大きな特徴。家族全員分のカレーを大鍋でつくり、お皿によそった後に大人用にだけ辛みスパイスを入れる…なんてことが可能なのです。 また、調理工程がシンプルなので、親が横で見守りながら子どもに自分でつくってもらうというのもアリ。キャンプという非日常の中で、自分でつくったごはんを食べるというのは子どもにとっても特別な体験です。

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