【女子ソロキャンプ体験談】危険を避ける防犯術＆安心な場所選び方法も取材
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女子ソロキャンプは危ない？人気キャンパー5人に聞いた体験談と対策方法
2023.02.17ノウハウ
キャンプブームの拡大にともなって、ソロキャンプを楽しむ女子も増えてきました。しかし、女子ソロキャンプならではの危険もたくさんあり、過去にはつきまといや暴行などの実例も…。そこで今回は、ソロキャンプを楽しむ女性5人に加えて、日本キャンプ協会や日本オートキャンプ協会に、事例やその対策法をインタビュー。おすすめの防犯アイテムや、女性におすすめのキャンプ場も紹介します。
制作者
おかだあきほ
ライター・編集者。元アウトドアショップスタッフ。山とギアとサウナをこよなく愛しています。ソロキャンプやソロ登山もガンガン行っちゃう行動派。ショップスタッフとしてギアを扱っていた経験や自身の山体験を活かし、アウトドアの「なるほど！」と「ワクワク！」を発信します。
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もくじ
女子ソロキャンプに迫る「危険」とは
気ままに大自然を満喫できるソロキャンプ。とはいえ、女性のソロキャンプには危険が潜んでいることも事実です。
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一般社団法人「日本オートキャンプ協会」の公認指導者・吉田あげはさんへの取材では、女性が酔った男性ソロキャンパーにしつこく絡まれたことや、深夜に見知らぬ男性がテントの外から声をかけてきた、などの実例を教えていただきました。また、過去にはソロキャンプ中に暴行にあってそのまま入院、という痛ましい事件も。
一般的に男性よりも力が弱く、抵抗できない場合があるからこそ、女性一人でキャンプをする際には防犯意識を高く持つことが大切です。
【女子ソロキャンプに迫る危険】
- しつこく絡まれる
- つきまとわれる
- テントの中をのぞかれる、押し入られる
- 設営を一方的に手伝うなど、親切心を装ってお節介を焼かれる
- トラブル時、周囲に頼れる人がおらず助けを求めにくい、声が届かない
危険を回避するための「基本的な対策」
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基本的な対策1：「防犯グッズ」を利用する
いざという時に役に立つ防犯グッズは、かならず持っておきたいアイテムです。吉田あげはさんによると、「テントに近づくと光るセンサーライトや防犯ブザーも有効」だとか。ペットの犬を連れて行くことも効果的だそうです。
さらに、公益社団法人「日本キャンプ協会」への取材によると、「テントに鍵をかける」ことも有効だそう。特に夜間などは、外から人が入ってこないような戸締りが不可欠です。
基本的な対策2：「キャンプ場選び」や「設営場所」を工夫する
安心・安全なソロキャンプのためには、危険要素が少ない場所を選ぶことも重要です。女性キャンパーとして、多くのキャンプ経験や指導経験のある吉田あげはさんに、次のような対策方法を教えていただきました。
また日本キャンプ協会への取材では、管理人が常駐し、昼夜問わず人気(ひとけ)のあるキャンプサイトを選ぶことも大切だと教わりました。危険な目にあうリスクを少しでも減らす場所を選ぶとともに、頼りになる人にいつでも助けを呼べる環境にしておくことが重要です。
- 男性ソロキャンパーの多い場所を避ける
- キャンプ場の予約時に、サイトの希望を伝えておく(管理棟の近くなど)
- テントではなく、カギをかけた車内で寝る
- 周りにファミリーのいる場所を選び、挨拶をして関係を築いておく
基本的な対策3：SNS発信にも注意する
楽しい時間はついシェアしたくなるもの。とはいえ、SNSでの発信にも注意が必要です。吉田あげはさんによると、リアルタイムでキャンプ風景などを発信すると、どこにいるのかが不特定多数に知られてしまい、狙われることもあるそう。そのため、キャンプ中のSNS発信はさけ、帰宅後に行うのが安心です。
5人の女子キャンパーの「本当にあった危険と対策」
今回は、5人の女子キャンパーにソロキャンプで危険を感じた経験や、愛用の防犯アイテムをインタビュー。多くのキャンプ経験がある彼女たちの安全対策をぜひ参考にしてください。
ソロキャンプ中に獣の気配が！＜kunibarさん＞
ソロキャンプ中に、獣と思われる音を聞いた経験があるというkunibarさん。そのため、獣が出そうな場所では、ゴミや香りのあるものを遠ざけるようにしているそうです。
また、就寝時には常夜灯や音楽をかけて防犯対策をしているそう。街灯が少なく静まりやすいキャンプ場でも、安心して休める方法の一つです。
kunibarさんがおすすめするアイテムは「カウンターアソールト製」のクマ撃退スプレー。キャンプ場ではクマに遭遇するリスクもあるので、常備しておくのも賢い方法です。
動物や宿泊客同士のトラブルに注意！＜もちこキャンプ。さん＞
常にキャンパー同士のトラブルに注意しているという、もちこキャンプ。さん。そのうえで、近くにファミリーやカップルがいるような「同性の目に入る場所」にキャンプサイトを設営することを心がけているそうです。万が一の場合に助けを呼びやすく、怪しい人にも気づいてもらえます。
さらに、不審な声掛けを予防するために、キャンプサイトに置くギアや過ごし方でベテラン感を演出し、声をかけにくい雰囲気にしておくことも意識しているそう。就寝時に男性用ブーツを1足置き、ソロだと確信されることを防いでいます。
もちこキャンプ。さんは、愛車が防犯対策に心強い味方であるとも言います。不審者から身を守ったり盗難を防止するのにも活躍。野生動物による害を防ぐために、匂いの出る食材やゴミをしまっておく場所としても有効です。
周りに誰もおらず不安に…。＜ASUMIさん＞
キャンプ場で初めてソロキャンプをした夜のこと。オーナーが帰宅したため、周りに誰もいない状況になったのが心細かったというASUMIさん。小動物にテント内のゴミを荒らされた経験もあったので、野生動物に対しての恐怖心を感じました。そこで、ソロキャンプの際はクルマを横付けできるオートキャンプ場を選ぶようにしているそう。
ASUMIさんが防犯対策におすすめするギアは「LEDランタン」。オイルランタンなどの燃料切れや火がつけられない状況に備えて、複数個用意しているそうです。
「カラビナ」も愛用している防犯アイテムの一つ。テントの内側からファスナーに付けて鍵の代わりに使用したり、LEDランタンを吊るしたりと、何かと重宝するそうです。
強風でテントが設営不可！＜S△ki campさん＞
S△ki campさんは、一人でテントが張れないような風が強い日に、近くにいたカップルに手伝ってもらったことがあるそうです。キャンプ場では過酷な環境にさらされることも少なくありません。吉田あげはさんへの取材にもあったように、周囲と良好な関係を築いておくと、助けを求めやすくなることにも繋がります。
また、ソロキャンプの際はかならず「家族に行き先を伝える」そう。万が一の遭難時や行方不明時にも、その情報を元に捜索できるので非常に重要です。
身を守る対策を万全に！＜a..mさん＞
a..mさんは、平日にソロキャンプをする際には人気のキャンプ場を利用するように心がけているそうです。ファミリーや女子キャンパーの隣にキャンプサイトを設営するのも大切なこと。
また、設営前にスマートフォンの電波状況を確認することも忘れません。もちろん、「モバイルバッテリー」も女子ソロキャンプに欠かせないアイテムです。特に気温が低い環境では、普段よりスマートフォンのバッテリー減りが早くなりやすい傾向も。そのため、充電機器も忘れずに用意しておきたいところです。
女子ソロキャンプに心強い「おすすめアイテム」5選
女子ソロキャンプにおすすめの防犯アイテムを紹介します。いずれも通販サイトでも手に入りやすく、日常でも役立つものばかり。ぜひチェックしてください。
女性専用サイトも！「女性におすすめのキャンプ場」5選
女性ソロキャンプでも安全に利用しやすいキャンプ場を紹介します。中には、女性専用キャンプ場や、女性専用サイトがあるところも。ぜひキャンプ場選びの参考にしてください。
間木ノ平グリーンパーク(青森県)
青森県にある「間木ノ平グリーンパーク」には、「道の駅しんごう産直センター」と「総合管理棟」の間に女性専用フリーサイトが用意されています。
女性専用サイトでは数カ所に防犯カメラを設置し、その旨をいたる所で告知したりと安全対策を徹底。また、フリーWi-Fiや管理棟のウォシュレットトイレ、女性専用シャワー室なども利用できるので、初めてのキャンプでも快適に過ごせます。
【基本情報】
詳細はこちら：間木ノ平グリーンパーク- 所在地：青森県三戸郡新郷村大字戸来字雨池11-2
- 電話：0178-78-2511
- 休園日：毎週水曜日(お盆は無休)
- 休園期間：11月上旬～4月下旬
【施設詳細ページ】
笑う ふくろう(栃木県)
栃木県にある、女性オーナーが運営する「女性専用(男女ペア可)」のキャンプ場「笑う ふくろう」。
男性のみのソロキャンプやグループキャンプは禁止されているので、女性が安心して利用できると好評だそう。男性は女性連れの人しかいないので、用心棒のような役目になることもあるとか。安全な環境で、季節の花々や牧草、小川のせせらぎなどの大自然を満喫できます。
【基本情報】
詳細はこちら：笑う ふくろう公式サイト- 所在地：栃木県那須郡那須町湯本743
- 電話：070-5084-9871
長瀞オートキャンプ場(埼玉県)
東京からものアクセスもよく人気の「長瀞オートキャンプ場」には、女性専用サイトが用意されています。受付や買い物ができる管理棟から近く、何かあった場合にも相談しやすいのが魅力。
駐車場のそばにあり荷物を運ぶのが楽なのもポイント。女性専用パウダールームやシャワールームもあるので、安全かつ快適に過ごせます。
【基本情報】
詳細はこちら：長瀞オートキャンプ場- 所在地：埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1
- 電話：0494-66-0640
- キャンプ期間：3月3日～12月25日
- 事務所営業時間：9:00～17:00
TINY CAMP VILLAGE(神奈川県)
名湯百選にも選出される七沢温泉の近くにある「TINY CAMP VILLAGE」は、1日5組限定、完全予約制のキャンプ場です。1日の利用者が限られているのでトラブルの可能性が少く、女性ソロでも安心できるはず。
オーナーが手作りした空間は可愛らしい雰囲気で気分が上がります。穏やかでプライベート空間を満喫できるトレイラーサイトもおすすめ。
【基本情報】
詳細はこちら：TINY CAMP VILLLAGE- 所在地：神奈川県厚木市七沢1854
- 電話：070-3366-7738(受付時間9:00〜18:00)
いぶすき 焚き火の森 ソロキャンプ場(鹿児島県)
九州本土最南端・鹿児島県指宿市に位置する「いぶすき 焚き火の森 ソロキャンプ場」は、ソロまたはデュオ専用のキャンプ場です。男性2人や男性ソロ×2の利用も禁止されているので、快適かつ静かにひとり時間を満喫したい女性ソロキャンパーにもおすすめです。
【基本情報】
詳細はこちら：いぶすき 焚き火の森 ソロキャンプ場
- 所在地：鹿児島県指宿市東方532-2
- 定休日：ネット予約カレンダーを参照ください
正しい知識と万全の対策で女子ソロキャンプを安全に！
出典：PIXTA
のんびり気ままに焚き火やアウトドアご飯を堪能できる女子ソロキャンプ。しかし残念ながら、危険な目にあった実例は多くあるため、防犯の意識を高く持っておくことが重要です。女性でも安心・安全に利用できるキャンプ場や設営場所を選んだり、防犯グッズを携帯したりとしっかり対策したいところ。「自分は大丈夫」と思わずに、万全な準備で女子ソロキャンプを満喫しましょう。
取材協力：
- 公益社団法人日本キャンプ協会
- 一般社団法人日本オートキャンプ協会
- 吉田あげはさん (日本オートキャンプ協会公認指導者)
この記事で紹介したスポット
| キャンプ場画像 | ||
|---|---|---|
| キャンプ場名 | 間木ノ平グリーンパーク | リバーサイド長瀞オートキャンプ場 |
| リンク | キャンプ場の情報を見る | キャンプ場の情報を見る |
今回紹介したアイテム
| 商品画像 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | カウンターアソールト 熊よけスプレー | SK11 アルミカラビナ | 防犯ブザー LEDライト付き | エルパ (ELPA) LEDセンサー付ライト | リーベックス(Revex) 音鳴りくん | RICHJOLY 電子ホイッスル | ZHEGE TSAロック 南京錠 |
| 商品リンク | Amazon で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る | Amazon で見る楽天市場 で見るYahoo! で見る |
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