機能美の鬼!“2WAY”で収まらない職人ワザのウッドテーブル
天然木の高級感と、コストを両立させる「突板」を使用したリバーシブル仕様のテーブル。一見、色を変えて使えるおしゃれなローテーブルですが、それだけじゃない魅力がギュッ!職人技が生み出した美しさと、ソロからファミリーまで、どんなキャンプの時もサイトの中心になる居心地の良さを紹介します。
この道30年。木材加工のプロが作った「安心・簡単・美しい」テーブル
これぞ日本の機能美!シンプルな形状の中に詰め込まれた開発者のこだわり
抜群の存在感を放つこちらのテーブルを作っているのは、
「CAMPACT」というガレージブランド。静岡県で30年以上、天然木化粧合板の製造をしている江間特殊工芸が母体です。
自らもキャンプを愛する代表の江間勇樹さんが、「自社技術を使って、コンパクトで扱いやすい商品を作りたい」と最初に構想を練り始めたのがこの商品。
「アウトドア用のテーブルって、ガタつくものが多いので、子どもが使っても安心な安定感があって、女性でも組み立てが簡単なものを作りたいと思ったんです」と語ります。
試行錯誤の末生まれたのは、
- 天然木の木目が2種類楽しめて
- 組み立てが簡単で
- 安定感があって
- ソロキャンでもファミキャンでも使えて
- 真ん中にストーブや焚き火台が置けて
- 家のリビングにも似合う
という、夢のようなテーブル!一つひとつ魅力を掘り下げてみましょう。
厚さ僅か0.25mmの「突板」を使用。本物ならではの高級感とぬくもり
資材高騰時代の救世主「突板」で、手の届きやすい価格を実現!
「突板」とは、天然木を0.25mmという極薄にスライスしたもの。それを、ベニヤ板やMDF材に貼り付けた「天然木化粧合板」は、無垢材よりも扱いやすく、コストを抑えられるのが特徴です。
さらに木目シートよりも高級感があるため、家具だけではなくホテルや体育館などの施設でも広く活躍。資源減少、輸送費の高騰、輸入不可の木材の増加などで木材の値段が上がる中、薄くスライスして使うことで少しの資源を有効活用が可能。それでいて、本物の木目ならではの風合いや色味が楽しめる、一石二鳥の資材なのです。
2種類の木を使ったリバーシブル仕様。3つのラインナップから好みで選べる!
さらに、突板だからできるのがこの商品の特徴の一つでもある「
リバーシブル」。天板と脚、それぞれの裏表に違う樹種を使うことで、その日の気分やサイトのコーディネートに合わせて雰囲気を変えられる2WAY仕様です。
また、オークを基調に3種類の木を使った3つのラインナップがあり、好みで選べるのもうれしいところ。それぞれの木の特徴は以下になります。
- オーク
すべての商品に使われているベースの突板。一般的にも慣れ親しまれている木で、明るめの茶色はどんな空間にも合います。
- チーク
高級木材として知られ、落ち着いたダークブラウンがかっこいい。ラインナップの中でも一番人気!
- ウォルナット
世界三大銘木の一つにも挙げられる木で、赤黒い色合いが特徴です。
- シカモア
白っぽく、見る角度によってキラキラと輝く不思議な樹肌。他と被りたくない人にもおすすめ!
差し込むだけの簡単組み立てにも、ミリ単位の職人技が光る!
脚と天板は差し込むだけ。なのに浮かせても外れない!?
6枚の天板と6つの脚がセットになっており、組み立ては連結した天板2枚に脚を差し込んでいくだけ。…なのに、この脚がテーブルを浮かせても外れない!
これは、「脚と差し込み穴の加工を0.1mmまでこだわって製作しております。固すぎず、やわらかすぎないちょうどいい塩梅で差し込むことで脚が抜けづらくなっています」と、江間特殊工芸のスゴ技でした。
設営時にレイアウトを調整する際、組み立てテーブルを持ち上げてバラッと脚が外れてしまう…なんていうのもキャンプ中の小さなストレス。ここまで細部にこだわった設計も、決して安くないキャンプギアを選ぶ際には重要視したいポイント。
抜群の安定感の秘密は、天板に仕込まれたアルミのジョイント
天板の接合部にはアルミのジョイントが。オスとメスになっている
ジョイントをスッと差し込むだけで抜群の安定感。まずは天板3枚と足を組み合わせたハーフテーブルを2つ作って、最後に2つを合体させると組み立てが楽。
さらに注目すべきは抜群の安定感。CAMPACTとして目指した「子どもが使っても安全なテーブル」には、ガタつきのなさが必須でした。脚だけの連結ではなく、天板と天板の間にアルミのジョイントも付けることによって安定感が増し、組み立て式とは思えないしっかりとした構造を実現しています。
また、よく見れば天板や足の角は滑らかな面取り加工済み。これも「子どもが怪我をしないように」という配慮からです。
その日のキャンプスタイル・人数に合わせて使い方を自在にアレンジ
中央にはソロキャンプ用の焚き火台やストーブがフィット
空洞になったヘキサゴンの中央部分には、ソロキャンプ用のストーブや焚き火台を置いて、囲炉裏のような使い方が可能。みんなで火を囲んで目の前で料理をして…と、もうここから離れられません。
通常、サイトにストーブを置くとそれなりにスペースを取ってしまいますが、これならテーブルのスペースさえ確保すればOK!天面もしっかり広いので、食卓としての使い勝手も十分です。
なお、耐熱・難燃仕様等ではないので、火が天板や足に近付きすぎないよう注意が必要です。特に焚き火の際は、炎の大きさに注意してください。
コックピットスタイルはソロキャンプにおすすめ!
【基本情報】
商品名:CAMPACT リバーシブルヘキサゴンテーブル
使用サイズ:外寸1080×高さ270mm、内寸485mm
収納サイズ:540×270×160mm
材質:シナ合板18mm厚(本体)、アルミ(天板ジョイント部)
重さ:8kg前後
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ちょっと高価…だけど、丁寧な仕事と何役もこなす機能性はお値段以上!
突板でコストを抑えているとはいえ、やっぱりちょっと高価なこちらのテーブル。でも、組み立て式とは思えない安定感や、おうちにもフィットする高級感のあるデザイン性、汎用性の高い使い道を考えれば、納得の価格かも!?職人技を使いながらも、使う人のことを細部まで考え抜いた仕様で、家でも外でも至福の時間を与えてくれるはず!