NANGA LEVEL8 -23 AURORA LIGHT
ー23℃でも快眠できる!?NANGA最高峰の寝袋で真冬のキャンプも寒さ知らず
2022.11.05キャンプ用品
国産寝袋三大メーカーの一角を担うNANGA。その保温力と包み込まれるようなやすらぎは、多くの登山家を魅了しています。今回紹介するのは、そんなNANGAが新たに設立した自社研究機関で、技術の粋を集めて作った最高峰シリーズ「LEVEL8」。既存モデルとも比較しながらそのすごさを深堀りしました。
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もくじ
その名は「LEVEL8」。NANGAが満を持して贈る極寒仕様寝袋のここがすごい!
ダウンの性能を最大限に引き出す、最先端テクノロジーを駆使したキルト構造
快適温度/限界温度 -13℃/-23℃。極寒に耐えうる仕様。
防水透湿生地のオーロラライトを使うことで、雨水からの濡れを防ぎながらも寝袋内の湿気などは外へ逃すという、寝袋最大の課題をクリア。さらに、ダウンを封入した際に効率よく保温ができるよう、独自に開発したディファレンシャルボックスキルト構造をシリーズすべてに採用。台形バッフル形状とディファレンシャルカットを組み合わせ、キルトにダックダウンの性能を引き出す理想的なふくらみを持たせています。これにより、国内のほとんどすべての冬山に耐えうる保温力を実現しました。
ダウンの質を厳選し、封入量も大幅にアップ。包み込まれるような温かさを実現
成鳥から採集したダウンを1,000gも封入
寝袋の命ともいえるダックダウンにこだわっているのもNANGAの特徴の一つ。一般的には、飼育日数40日未満の若い水鳥の原毛を使うことが多いのですが、NANGAではその倍の約80日間飼育した、大きく育った水鳥から原毛を採集しています。成鳥の原毛は丈夫で反発性が強く、かさも高いなど、時間をかけて育った分高品質。そんなダックダウンを超撥水加工した「UDD DX」を、「LEVEL8 -23 AURORA light(レベル8 -23 オーロラライト)」では1,000gも使用しています。
また、ダウンにはFP(フィルパワー)数値というものがあり、これも品質の指標となります。「ダウンの強度」または「その圧力に対する反発力」を表す数値で、これが高いほど保温性が高いのだとか。
「レベル8 -23 オーロラライト」のFPはといえば、770超。もともと質の高いダックダウンを使っているために、FPは商品ごとに大きな差はないようですが、それでもNANGAラインナップの中でもトップクラスです。
ファスナー位置も見直すことで冷気の侵入を軽減
蓄光性のあるファスナーで、暗闇でもさっと暖かい寝袋の中へ
冷気の入口、ファスナーの防御を徹底的にアップ!
従来の商品ではファスナー位置がサイドに設定されていましたが、LEVEL8シリーズのファスナーは胸に近い(地面から遠い)位置に変更。これにより、地面からの冷気の侵入を軽減しています。
ただし、位置を高くしたとしてもファスナーから冷気が侵入してくることには変わりありません。そこで、ファスナーの裏にダブルドラフトチューブを設けて冷気を遮断し、保温力を向上させました。寝袋の中に入ってしまいさえすれば、オリジナル構造のキルトの中に封入されたたっぷりの高品質ダックダウンがやさしく体を包み込み、防水力の高いAURORA lightの生地が湿気をよせつけず、ファスナーからの冷気もシャットダウン。朝まで快眠間違いなしです。
LEVEL8をNANGAの厳冬本格派モデルと比較してみた
そもそも、これまでの寝袋も抜群の保温力と寝心地のよさで評価が高いNANGA。既存商品とLEVEL8がどれだけ変わったのか、比較してみました。
同じオーロラライトの生地を使った「900DX」という商品はダウンの量も近いのですが、こうして見るとダウン量は100gの差にも関わらず快適温度/限界温度に大きな差が。これこそがキルト構造や冷気の徹底遮断を追求し、保温に効率のよいダウンの量、適切な封入、寝袋の密閉をした成果。
900DXも海外の厳冬期にも耐えるモデルとして人気を博しているアイテムですが、「LEVEL8は次元が違う商品」とメーカーが胸を張るのに納得です。
快適温度/限界温度※1 | キルト構造 | ダウンの量/フィルパワー指数 | ファスナー | |
LEVEL8 -23 AURORA light | -13℃/-23℃ | ディファレンシャルボックスキルト構造※2 | 1,000g/770FP超 | 胸よりの高い位置 |
AURORA light 900DX | -10℃/-19℃ | 台形ボックスキルト構造※3 | 900g/760FP | サイド位置 |
※1 EU諸国における統一規格、ヨーロピアン・ノームによる温度表示。快適温度は一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度、下限温度は一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされる
※2 台形バッフル形状とディファレンシャルカットを組み合わせ、ダウンの効率的な保温に適した膨らみを実現した新構造
※3 キルトのボックス同士が支えあうことでダウンのかさを最大限に引き出し、片寄りを抑えることで放熱量を軽減する構造
用途に合わせてシリーズ展開。選べる4つのLEVEL8
LEVEL8 -23 AURORA light
オーロラライト(防水透湿生地)を使用したLEVEL8最高峰モデル。-23℃まで耐えられる保温性は国内はもちろん、海外の冬山でも安心して睡眠がとれます。
【基本情報】
生地: 10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
内部構造: ディファレンシャルボックスキルト
ダウン: UDD DX スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
付帯機能:ショルダーウォーマー、ダブルドラフトチューブ、ウエストチューブ、チタンスパッタリング材
ダウン量:1,000g
総重量:約1,670g
カラー展開: COYOTE (コヨーテ)、RED (レッド)
収納サイズ:φ21×41cm
快適使用温度/下限温度:-13℃/-23℃
NANGA LEVEL8 -13AURORA LIGHT
オーロラライト(防水透湿生地)を使用。快適温度/限界温度-8℃/-13℃、日本の厳冬期を想定したハイエンドモデル。
【基本情報】
商品名:NANGA LEVEL 8 -13 AURORA LIGHT
生地: 10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
内部構造: ディファレンシャルボックスキルト
ダウン: UDD DX スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
付帯機能:ショルダーウォーマー、ダブルドラフトチューブ、ウエストチューブ、チタンスパッタリング材
ダウン量:590g
総重量:約1,260g
カラー展開: COYOTE (コヨーテ)、RED (レッド)
収納サイズ:φ17×31cm
快適使用温度-下限温度:-8℃ / -13℃
NANGA LEVEL8 -10 UDD BAG
快適温度-5℃/限界温度-10℃。10dn(デニール)のコーティングされていない生地を使うことで、伝熱スピードが上がり、体温や外気温を羽毛に伝えることができるUDD仕様。パッキングする際の空気抜けもよく、ストレスなく収納することができる。
【基本情報】
生地: 10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
内部構造: ディファレンシャルボックスキルト
ダウン: UDD DX スペイン産ダックダウン90-10% (770FP)
付帯機能:ショルダーウォーマー、ダブルドラフトチューブ、ウエストチューブ、チタンスパッタリング材
ダウン量:550g
総重量:約1,140g
カラー展開: GRAY(グレー)、BLACK (ブラック)
収納サイズ:φ17×31cm
快適使用温度-下限温度:-5℃ / -10℃
NANGA LEVEL8-20 UDD BAG
快適温度-11℃/限界温度-20℃。10dn(デニール)のコーティングされていない生地を使うことで、電熱スピードを上げる仕様。-20℃まで耐えられる性能ながら、1,540gという軽量化も実現。
【基本情報】
生地: 10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
内部構造: ディファレンシャルボックスキルト
ダウン: UDD DX スペイン産ダックダウン90-10% (770FP)
付帯機能:ショルダーウォーマー、ダブルドラフトチューブ、ウエストチューブ、チタンスパッタリング材
ダウン量:950g
総重量:約1,540g
カラー展開: GRAY(グレー)、BLACK (ブラック)
収納サイズ:φ21×41cm
快適使用温度-下限温度:-11℃ / -20℃
寒くて眠れない夜にサヨナラ!LEVEL8シリーズなら気力も体力もフル回復
ひと言で「冬用寝袋」と言ってもいろいろ。自分がホームにしている山やフィールドの環境や、体力面でできるだけ軽い方がいいなど、選ぶポイントも多彩です。また、冬山の寒さが想像以上に体力や気力を奪うのも確か。万全の備えで安全に冬山・冬キャンプを楽しむために、LEVEL8から自分にぴったりのアイテムを見つけてみてはいかがでしょう。
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