アウトドアを丸ごと味わうなら茨城県高萩市!廃校キャンプにビーチでのテントサウナまで、家族の思い出作りに最適
日常から離れてゆっくりした時間を…と思っても、人気のキャンプ場は混み合ってくつろげないことも多々。そんな中、高感度なキャンパーから注目を集めているのが、茨城県高萩市にあるキャンプ場「高萩ユーフィールド」です。知られざるアウトドアの聖地として注目度上昇中の高萩市では、広々とした空間でゆったり過ごせると話題に。2022年10月16日(日)までは、近隣の「高戸前浜海岸」にテントサウナも出没し、開放感に満ちたキャンプ体験を満喫できます。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
魅力的なキャンプ場がいっぱい!実は穴場の茨城県
秋の行楽シーズンに向け、ますます熱くなるキャンプ熱!関東近隣の人はついつい、人気の山梨県や長野県に足を伸ばしがちですが、意外と穴場なのが茨城県です。
県内に100ヶ所以上のキャンプ場があり、その数は日本一と言われるほど。都内から車でアクセスしやすく、静かに過ごせるキャンプ場も多いです。また県内にはパラグライダー、釣り、SUPなどのアクティビティや、動物と触れ合えるスポットも豊富。キャンプと組み合わせて、さまざまな体験を楽しめます。
高萩市は知る人ぞ知るキャンプ場の宝庫!
そのような茨城県の中でも、キャンパーの間で密かに人気が高まっているのが高萩市です。高萩市があるのは茨城県の北東部で、都内からのアクセスは車で120分ほど。
里山風景が広がる多賀山地は、ハイキングや登山ができる緑豊かなエリア。山から太平洋に向かっては3つの川が流れており、川沿いではカヌーやSUPなど水のアクティビティを楽しめます。
地形に恵まれ、アウトドア充実スポットと言える高萩市ですが、まだまだ"知る人ぞ知る"的な存在で、アウトドア好きの間でじわじわと人気が広まってきているような状況。「キャンプ場が混雑しすぎて静かに過ごせない」という心配があまりいらない、狙い目スポットでもあります。
子どももテンションMAX!廃校でキャンプができる「高萩ユーフィールド」
高萩市のキャンプ場で、最近注目されているのが「高萩ユーフィールド」です。廃校となった中学校を活用し、2019年にオープンしました。
「グラスサイト」、「テントサイト」など、その日のスタイルに合わせて最適なサイトを選べる
同キャンプ場では、約20,000㎡の広大な校庭を囲うように、4つのエリアに分かれたキャンプサイトを配置。20Aの電源完備の「オートキャンプサイト」、ファミリーで広々楽しめる「グラスサイト」、リーズナブルに利用できる「テントサイト」、新しくできた「フォレストサイト」に分かれています。
グラスサイト
こちらのキャンプ場で最大の広さを誇るのが、1区画定員5名の「グラスサイト」。車両の乗り入れが可能で、1区画あたり15×15mのゆったり設計です。だいたい10×10mを超えれば一般的に「広い」とされる中で、この大きさはかなりのものです。
「アスガルド」などの大きなテントを張っても、スペース的にゆとりを持って過ごせるのが魅力。テントまわりにタープを張ったり、焚き火スペースを広々と作っても、余裕があります。自然の広大さを感じたいなら、ぜひおすすめしたいサイトです。
グラスサイト前の広々とした校庭
目の前には元校庭だったグランドが広がるため、散歩はもちろん、ボール遊びをしたり走り回ったりできて、子どもたちも大喜び。友人家族とのグループキャンプにもぴったりです。
グラスサイトの一角にある、なだらかな傾斜の高台は、登ってOK。雪が積もる時期には、傾斜を使ったソリ遊びが楽しめます。
高台から見た景色
キャンプ場には手ぶらで訪れても楽しめるサービスが充実。必要なキャンプ道具は「hinataレンタル」で借りることが可能。事前に注文すれば、現地に直接配送、返却が可能です。
バーベキューを楽しみたい人には、「満福出張BBQ」プランがおすすめ。コンロの設置から食材の買い出し、撤収やごみ処理までお願いできます。さらにキャンピングカーのレンタルサービスも利用可能。「興味があるけれど、いきなり購入はさすがに厳しい…」という人は、この機会に試してみるのもいいかもしれません。
キャンプ場なのにプールやドローン体験も!
元学校ということもあり、エリア内にはプールも設置。夏場は施設利用者向けに開放されます。プールサイドにはテーブルやイスもあるので、水辺で涼を感じながら、のんびり過ごすのも、夏休みにはいいかもしれません。
気になる水まわりもきれいで、屋内には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープを備えつけた温水シャワーブースを設置。暖房便座のトイレは清潔感があり、安心して利用できます。
滞在中に利用できるサービスとしてめずらしいのが、ドローンによる「空撮サービス」。ふだん見ることのできない、上空からのキャンプ風景を撮影してくれます。
室内では、リアルeスポーツとしても注目されている「ドローンサッカー」の体験が可能。円形のケースに入ったドローンをボールに見立て、ドーナツ形の円のゴールを狙って操縦します。どちらのチームがより多くゴールできるか、白熱した戦いになりそう!
初めてでもスタッフがしっかりと教えてくれるので安心です。所要時間は30分ほどで、小学生以上であれば、自分で楽しみながら十分操作できるぐらいの難易度です。経験や年齢関係なく勝負できるため、親子キャンプの遊びとしても楽しめます。
【基本情報】
住所:茨城県高萩市下君田682
電話:0293-28-0071
チェックイン/チェックアウト:13:00/11:00
料金:2,000円/人〜
これからの季節にぴったりなテントサウナが楽しめる「高戸前浜海岸」
「高萩ユーフィールド」でのキャンプの前後に、ぜひ立ち寄りたいのが車で25分ほどの場所にある「高戸前浜海岸」。こちらでは2022年10月16日(日)までの期間限定で、「高萩 渚のサウナビレッジ」が開催されています。楽しめるコンテンツは、サウナ、アクティビティ、ワークショップ、キッチンカーの4つ。
話題沸騰中のテントサウナ
好みのテントが事前に決まっていれば予約するのがおすすめ
当イベントで特に注目したいのが、大海原を目の前に望みながらサウナ体験ができる「ロウリュウサウナ」。高い湿度をキープしてくれるサウナテントの中で、サウナストーンに自分でアロマ水をかけ、蒸気を発生させて楽しみます。
アロマ水をサウナストーンにかけます
テント内の温度が急激に上がると、一気に発汗!しっかり汗をかきましょう。
サウナ後は、目の前の海で海水浴。水風呂がわりに、火照った体を一気に冷ましましょう。ライフジャケットの貸し出しも行っているので、泳ぎが苦手な人も安心です。海から上がった後は、用意されたリクライニングチェアに寝転がり外気浴。
サウナ、海、外気浴と温冷交代浴を何度か繰り返すことで、「ととのう」体験を味わえます。身体が軽くなってそのまま空へ飛んでいくような、何も考えられなくなるくらい気持ちよくなる感覚を、ぜひ!会場には男女別のシャワーが設置されており、海水のベタつきもキレイに流せます。
開催は1日3回で、それぞれ所要時間は1時間半ほど。キャンプの合間に気軽に参加できるのでおすすめです。
アクティビティ、ワークショップ、キッチンカーと遊べるコンテンツがたくさん
海上で体験できるアクティビティは、SUP、SUPヨガ、カヤックの3種類
ビレッジ内にはサウナの他にも、海でのSUPやカヤック体験、お菓子づくりワークショップ、地元グルメが食べられる人気キッチンカーといったコンテンツが盛りだくさん!
ビーチヨガ
ワークショップも種類豊富で、「ビーチヨガ」、「スパ」、「フェイクフードづくり」などさまざま。
週末に行われる「アイシングクッキーづくり」では、かわいい形のクッキーにデコレーションをする体験ができます。
ビレッジ内には、キッチンカーも大集合!
出店しているキッチンカーは、ベーグルサンド、ピザ、まぜそば、クレープ、ドーナツなど。地産の食材を使ったこだわりのメニューが揃います。
左からベーグル、クレープ、まぜそば
日差しを避けられるパラソル付きのカフェスペースで召し上がれ。砂浜で波の音を聞きながら、優雅な食事を楽しめます。キッチンカーについてはイベント公式サイトをチェック!
ビーチに設置されたカフェスペース
電波も入るので、ワーケーションにもおすすめ。近くには小さな子供向けの砂遊びエリアもあります。
【基本情報】
開催期間:2022年9月17日(土)~10月16日(日)
開催場所:高戸前浜海岸
詳細はこちら:Instagram@takahaginagisa
ブーム前の静けさは今のうち!?次の週末は高萩市でトレンドを先取り!
高萩 ユーフィールド
キャンプブームで「混雑がイヤ!」という人は、“まだみんなが知らない”高萩市のキャンプエリアへGO!のんびり、ゆっくり自然を感じることができ、満足できること間違いなしです。
この記事で紹介したスポット
キャンプ場画像 | |
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キャンプ場名 | 高萩ユーフィールド |
リンク | キャンプ場の情報を見る |