「白馬村=冬」は勘違い。グリーンシーズンこそキャンプ・体験・観光満載の遊び天国だった!
今年こそはキャンプしてみたいけど、何から始めたらいいのかわからない。せっかくの夏休みに失敗はしたくないし、家族で忘れられない体験をしてみたい。そんな人にぴったりな場所が、長野県・白馬村です。人気アクティビティや観光スポットが凝縮されているので、効率よく夏の休日を満喫できるエリア。今回は、普段とはちょっぴり違うワイルドなキャンプ体験を中心に、白馬村のグリーンシーズンの魅力を紹介します。
制作者
キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
公式Instagram:@hinata_outdoor
公式X:@hinata_outdoor
もっと見る
もくじ
白馬村といえば「冬」は勘違い!?
隠れていた絶景に出会える「グリーンシーズン」
長野県・白馬村といえば、冬季五輪でジャンプやアルペンスキーの会場となった場所としても広く知られています。そのイメージも手伝って、スキーなどのウインタースポーツを楽しむエリアとして親しんでいる人も多いかもしれません。
しかし、白馬村を冬だけのレジャースポットにしておくのはもったいない!グリーンシーズン(春〜秋)こそ、キャンプ好きが見逃せない場所に様変わり。雪で隠れていた絶景が顔を覗かせ、スキーゲレンデがキャンプ場やアクティビティの拠点になったりと、白馬村ならではの夏の楽しみが待っているのです。
「熱気球」で絶景を独り占め
グリーンシーズンの人気アクティビティの一つが、こちらの熱気球係留体験(大人2,800円〜)。白馬ジャンプ競技場近くで、地上30mの高さから北アルプスの壮観な景色や、眼下に広がる白馬村の美しさを満喫できます。幼児やペットも乗れるので家族で感動を共有できるはず!
ご当地カルチャーを学べる「道の駅」も
旅先では、その土地ならではのおみやげを探すのも楽しみの一つ。もちろん白馬村でも、地元の食材やグルメ、白馬ならではの雑貨などがそろう「道の駅 白馬」が人気です。キャンプ場に向かう前に立ち寄れば、夜のキャンプ飯はご当地メニューになること間違いなし。
ザ・ノース・フェイスやパタゴニア、スノーピーク、モンベルなど、人気アウトドアブランドのショップが軒を連ねているのも白馬村の特徴です。道の駅 白馬では、それらアウトドアブランドと白馬村のコラボアイテムも。シェラカップやボトル、マグ、キッチンツールなど、白馬村オリジナルのキャンプギアも並べられています。
いつもと違うファミリーキャンプなら「Hakuba47」へ
観光やアクティビティも楽しみつつ、キャンプもしっかり楽しみたい人は「Hakuba47」に訪れるのがおすすめです。標高1,200mまで一気に上るゴンドラに加えて4本のリフトも備え、3,600mの初・中級コースや最大傾斜32°の上級コースで人気のスキー場ですが、グリーンシーズン(7月中旬〜9月下旬)は、キャンプをはじめとするアウトドアアクティビティ天国に!
そんなHakuba47では、2022年9月24日(土)まで1泊2日の特別なキャンププラン「家族deサバイバルキャンプ体験2022」が実施中です。同プランでは、経験豊富な専属ガイドが1泊2泊のキャンプ中に基本テクニックや楽しみ方のコツなどを優しく&わかりやすくレクチャー。ギア類もレンタルOKで手軽に参加できるので、初キャンプの場としてもぴったりです。
そこで今回は、家族deサバイバルキャンプ体験2022の内容を詳しくレポート!キャンプビギナーの河野さんファミリー(パパ・ママ・小学生3人)の、ちょっとワイルドな2日間に密着します。
ビギナー向け!家族で基本とコツが学べる2日間
専属ガイドが楽しみ方を伝授!
2日間を通して専属ガイドを務めてくれたのは、Hakuba47のスタッフ・前田さん(写真中央)。自身もファミリーキャンプや登山に熱中する根っからのアウトドアマンだけあって、ビギナーも理解しやすく説得力のあるレクチャーをしてくれます。ユーモアを交えて和やかな雰囲気をつくってくれるので、あっという間に子どもたちのヒーローに!
テント設営にも「なるほど!」がたくさん
この日設営したテントは、比較的作業が簡単なドーム型。とはいえビギナーには、場所の選び方や効率のいい手順などは分かりません。でもご安心を。家族deサバイバルキャンプ体験2022なら専属ガイドがイロハを伝授!
設営に適した場所や作業手順、ペグの打ち方やガイロープの役割など、はじめて知ることばかりで親子は真剣そのもの。とくに今回挑戦した大型テントの場合は、それぞれが役割分担を明確にしておくことも重要だと教わりました。家族全員で設営したテントで過ごす1泊は、きっと忘れられない時間になるはずです。
火おこし体験はセンスが重要!?
サバイバルにおいて必要不可欠な技術といえば火おこし。普段のキャンプではマッチやライター、着火剤などの道具に頼ることが多いかもしれませんが、同プランでは、縄文人もやっていたといわれている「まいぎり式」の火おこしにチャレンジできます。
弓状の器具で軸棒をクルクル回転させ、床材との摩擦熱によって火種をつくるもの。原理だけ聞くと単純なようにも感じますが、実際はなかなか難しい!「リズムに乗って小気味よく回すのがコツ。実は女性や子どもの方が上手なことも多いですよ」(前田さん)と言う通り、力まかせではなかなか火がつきません。
飯盒やダッチオーブンでキャンプギアの楽しさを体験
夕食は、火おこし器で点した火種を使って炭火でカレー作り。ここでも専属ガイドが飯盒の使い方や、材料の下ごしらえ、ダッチオーブンでの調理方法などを解説してくれます。
この日は、野菜のうまみを感じるために、ジャガイモやニンジンなどの野菜は皮付きのままカットしてダッチオーブンにイン。飯盒にトングを当てて炊き具合を確かめる方法なども教わりながら、おかわり必至のカレーライスが完成です。キャンプギアを使った調理体験はやみつきになること間違いありません!
フリータイムで「白馬村の魅力」を深堀り
家族deサバイバルキャンプ体験2022にはフリータイムも設けられています。テントでまったり過ごすもよし、周辺を観光したりキャンプ場内を徹底的に散策するのもよし!
河野ファミリーは、Hakuba47から車で約5分の場所にある温泉施設「十郎の湯」へ。美肌効果も期待できるお湯にアウトドア体験の疲れもふと和らぎます。白馬村には日帰り利用できる温泉施設が多数あるので、湯めぐりを楽しむのもおすすめです。
「ナイトプログラム」で就寝直前まで感動が連続
1日目の夜に行われるナイトプログラムも好評です。秘密の場所で満天の星を楽しんだり、ホタルの観賞(8月上旬まで)に出かけたりと、就寝直前まで白馬村ならではの感動に出会えます。
ナイトプログラムはガイドや時期などによって内容は異なるので、当日までのお楽しみにしておくのもいいかもしれません。即席プラネタリウム工作やスウェーデントーチ体験などのワークショップが行われることもあります。
2日目も初体験なコンテンツが盛りだくさん
レストランの快適朝食からスタート
2日目の朝食は敷地内のレストランで用意されています。テント泊に慣れていない人も、快適な空間にほっと一息つける時間になるかもしれせん。豊かな自然に囲の中でゆっくりと体のリズムを整えましょう。
魚のつかみ取りは「岩の影&目隠し」がポイント!?
Hakuba47はベースエリア横に川が流れているのも特徴の一つです。白馬エリアのスキー場では唯一のロケーションなので、プラン2日目に用意されているイワナのつかみ取りも忘れずに。「魚体を掴んだらもう一方の手で顔を覆うとおとなしくなりやすい!名前の通り岩の影に潜んでいることが多い!」などと、ガイドによる効果てきめんなアドバイスも。
捕まえたイワナは自分でさばいて塩焼きに。食育にもつながる貴重な体験に子どもの成長を感じるはずです。
昼食はキャンプの定番BBQ
キャンプ体験の最後は定番のバーベキュー。ボリューム満点の肉や地元の野菜に加えて、先ほど自分で下ごしらえしたイワナも炭火で焼き上げます。
イワナなどの魚は、「弱火の場所で表面を乾かしてから、転がすようにして強火の場所へ移動。これで皮が剥れることなく上手に仕上げられる」などと、目からウロコなバーベキューのテクニックも教えてもらいました。
Hakuba47ならではのうれしい特典も
グリーンシーズンのHakuba47には、キャンプ設備の他に、バンジートランポリンやクライミングウォール、本格アスレチック、エア遊具などがあるキッズランド、MTBダウンヒル、世界の昆虫展、おもしろ自転車など、大人も子どもも夢中になれるコンテンツが目白押しです。
家族deサバイバルキャンプ体験2022に参加すると、これらの一部アクティビティが無料で利用し放題になるフリーパスも!チェックアウト後も利用できるので、ついつい帰路につく時間が遅くなってしまうかもしれません。
【プラン基本情報】
プラン名:家族deサバイバルキャンプ体験2022
場所:Hakuba47(長野県北安曇野郡白馬村神域24196-47)
実施日:2022年7月15日(金)〜8月30日(火)、9月4日(日)、10日(土)、17日(土)、18日(日)、23日(金)、24日(土)
料金:大人12,500円〜、3歳以上小学生以下10,000円〜
予約はこちら:Hakuba47
グリーンシーズンこそ白馬で遊ぶのがおすすめ!
グリーンシーズンの白馬村は貴重な体験が盛りだくさん。コンパクトなエリアに、キャンプ場やアクティビティスポット、観光設備などが凝縮されていて、1泊2日でも濃密な時間を過ごせるのが魅力です。キャンプビギナーに優しい設備やサービスも充実しているので、この夏の思い出づくりに訪れてみてはいかがでしょうか。