自然とつながり、自分自身も自由になる!子どもたちの「野遊び先生」の仕事とは【アウトドア職業図鑑003】
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都内で本格的な川遊び体験!東京・檜原村の大自然に親子で飛び込もう
2022.08.16ライフスタイル
連日猛暑日が続く日本列島。せっかくの夏休みなのに、外で元気いっぱい遊べない子どもたちも多いのでは?そんなときはやはり川遊び!子どもたちが泳いだり生き物を観察したり、有意義に過ごせる以外に、川原は涼しく、見守る親も快適です。今回は、東京・檜原村を拠点に活動する「ちきゅうのがっこう」の、親子で参加できる川遊びワークショップを取材。大自然の中、子どもたちがのびのび遊ぶ様子をレポートします!
夏休み、水遊び場どこにする問題
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出典:PIXTA
涼しい部屋でダラダラ過ごしたりと、不規則な生活になりがちな子どもの夏休み。酷暑で外で遊べない時間もあり、親としては運動不足解消にもなるプールや水遊びをさせてあげたいところ。しかし、学校のプール開放は、熱中症対策で中止や廃止しているところも多いのが現状。
そこで注目したいのが「川遊び」です。東京にありながら大自然に恵まれた檜原村で開催されている川遊びワークショップ「Feel度 Walk(フィールドウォーク)」の様子をお届けします!
川遊びの舞台は、"フィールドをサブスクで楽しむ"「MOKKI NO MORI」
親子で探究心を高める「ちきゅうのがっこう」
親子向けの川遊びワークショップ「Feel度 Walk」を主催するのは、"わが子にさせたい自然体験とは?"をテーマに、四季によりそう年間プログラムを展開する「ちきゅうのがっこう」。檜原村在住の人はもちろん、国内外から自然体験を愛するファミリーが多数参加中。
毎月参加と都度参加のどちらかのプランに申込むと、カリキュラムに沿ったプログラムや、今回のようなワークショップに参加できます。
森林空間を会員でシェアする「会員制アウトドアフィールド」
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ワークショップが開催されるのは、東京・檜原村にあるMOKKI NO MORI(モッキノモリ)。林間や川沿いなど、タイプの違う4つのエリアで構成された、東京ドームおよそ10個分の広さを誇るアウトドアフィールドです。中でもファミリーに人気の"FUJIKURA FIELD(フジクラフィールド)"が、今回の川遊びの舞台。
「MOKKI NO MORI」は通常、会員制で、年会費を払えば、好きな時に敷地内でキャンプ利用ができるほか、月2回開催される各種ワークショップに無料で参加できます。
東京とは思えない!?村域の9割以上が森林の自然豊かな檜原村
東京都の多摩地域西部に位置し、西多摩郡に属する村「檜原村」。伊豆・小笠原諸島をのぞく東京都の唯一の村で、面積は奥多摩町、八王子市につぎ、東京都の市区町村では3番目に広さを誇ります。各集落ごとに、地域特有の文化が残っており、お祭りも開催。
川遊びワークショップ「Feel度Walk」の全貌は?
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小学校の夏休みが始まったばかりの暑い日。「天然のクーラー!檜原村の川で涼みませんか?」というコピーに惹かれ、編集部2名で川遊びワークショップ「Feel度Walk」に潜入してきました!
参加メンバーは、のびのびマイペースな小学生男子4名!
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取材当日のワークショップ参加者たち。[写真左から]小学5年生・りくとくん、小学1年生・しせいくん、小学4年生・りおくん、小学5年生・あまねくん
地元の子や、檜原村周辺の子どもたちが多いのかな?と思いましたが、そんなことはありません。23区内から海外まで、いろいろな地域で暮らしている子が集まってきています。
フジクラフィールドへ出発!
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当日は、MOKKI NO MORIと同エリアにある「檜原村ちきゅうのがっこう」の拠点に10時ごろ集合。JR武蔵五日市駅から車で30分ほどの場所です。檜原村は涼しいのかな〜と期待していましたが、路上は普通に暑い!日陰で浮き輪などの準備をし、川に向けて出発!
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ちきゅうのがっこう拠点の脇には、すぐに川原に出られる道が。狭く急な斜面を下りるので滑らないように注意しながら進みます。子どもたちは、両手いっぱいに荷物を抱えたまま、慣れた様子で足どり軽く下っていきました。
体感温度マイナス5度以上!?川原は天然のクーラー
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下るにつれどんどん体感温度が下がり、川原に出ると涼しいくらい。この北秋川は、檜原村役場のある本宿で南秋川と合流し、秋川渓谷を過ぎたところで秋川となります。そして拝島・福生あたりで多摩川と合流し、東京を流れて東京湾につながります。渡部さんが、「東京にお住いのみなさんが使われている水道の源流になっているんですよ〜」と教えてくれました。
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川の水は透明度が高く本当にきれい。今浸っている水も多摩川まで流れていくんだな〜と思うと親近感が湧き、ありがたい気持ちに。
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午前中、少年たちは釣りをしたり、ボーッと川を眺めたり、川原にシートを敷いてゴロゴロしたり…。各々が思い思いに過ごしていました。5年生のあまねくんは、岩に腰かけて絵を描きはじめます。ちらりとのぞき見ると、びっくりするほど上手。
腹ごしらえ!お昼タイム
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本格稼働の前に、一旦お昼休憩。りくとくん親子はソロバーナーでお湯を温め、カレーにするのだそう。りおくんが火おこしに興味津々で、りくとくんママを手伝います。
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各自、持参したお弁当をもぐもぐ。食べている間、男子はあまりおしゃべりしません。静寂の中、川の流れる音や鳥のさえずり、ママたちの楽しそうな話し声が響きます。
少年たちのエンジンかかる!
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お腹が満たされたところで、徐々に少年たちのエンジンがかかりはじめました。1年生のしせいくんが服のままバシャーンと川に飛び込むと、残りの男の子たちも次から次へと川に入り、泳ぎ出します。
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久しぶりで恥ずかしかったのか、はじめは開いていた距離感も少しずつ縮まり、後半はみんな仲良く遊んでいました。水の冷さを感じ、川の中の小魚を見て、表情がくるくると変わっていきます。川の中で虫の音や木々のせせらぎ聞きながら、子どもたちの五感が開いていくのが見てとれました。
FUJIKURA FIELDでキャンプもできる!
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今回、川あそびをしたFUJIKURA FIELDは、MOKKI NO MORIのフィールドのひとつ。川原にテントを張ってキャンプができるので、子ども連れのファミリーキャンパーに人気のサイトです。
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岩場も多く、流れがせき止められている箇所が多数あるので、安心して川あそびが楽しめます。
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川の中や岩場ではいろいろな生き物が生息。この日も男性の編集部員が、石の下で小さなカエルを見つけて捕まえていました。
川遊びに行こう!
会員でなくても参加可能!8/13(土)開催、MOKKI NO MORI 川あそび体験会
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まだまだ続く、暑い暑い夏休み。きれいな川で気持ちよく泳ぐのもよし、涼しい川原でボーッとしたり、本を読むのもよし。天然のクーラーの中、子どもたちの五感は研ぎ澄まされ、感性がむくむくと育つ川あそび。
フジクラフィールドは、ちきゅうのがっこう、もしくはMOKKI NO MORI会員のみ利用可能ですが、8月に非会員向けの体験会が実施されます。フィールド見学もできるので、ぜひこの機会に檜原村を訪れてみてはいかがでしょう。
【開催情報】
イベント名:MOKKI NO MORI 体験会!清流川あそび+焚き火会
日時:2022年8月27日(土)11:00〜15:00 ※台風の影響により13日より延期になりました
場所:MOKKI NO MORI FUJIKURA FIELD
詳細はこちら:MOKKI NO MORI
▼MOKKI NO MORIについてはこちらの記事もチェック!
ライター紹介
ファッション誌の広告営業、音楽業界であれこれと経験し、出産を機にフリーランスへ転身。フェス取材や夫が出演するキャンプインフェスへの同行を重ねてキャンプの経験値を上げ、hinata編集部へ。気づけば夫婦でのキャンプ歴12年目。主にファミリー、料理系の記事を担当。