キャンパー150人の愛用品発表！2021年、ランタン人気ランキングTOP5【秋の夜長のランタン特集】

秋キャンプのお供として欠かせないランタン。今人気があるのは、ガソリンなのか、ガスなのか、それともLED…？気になる人気をhinata読者に調査しました！インスタグラムのストーリーで150件以上集まった回答を、ランキング形式で発表します。ランタンを持っていない方は購入の参考に、すでに持っている方も自分のものと照らし合わせて、チェックしてみてください。

5位はドイツの灯油ランタンブランド・ペトロマックス。当時からほとんどモデルチェンジしていないレトロなデザインや、灯油が作り出す独特の明るく優しい灯りが人気です。灯油ランタンの元祖であり、製品への信頼も厚いことから、特にベテランキャンパーからの支持が厚いペトロマックス。1910年と創業が100年以上前となるため、ヴィンテージを愛用しているキャンパーも多数。モデルとしては、大定番であるHK500や、小さめサイズのストームランタンHL1が特に人気でした。ただし、ペトロマックスは品質の良さやブランドの伝統も手伝い、かなり高価。現行モデルのHK500は33,000円(税込)です。購入のハードルが少し高いことから、今回ランクインギリギリの5位に落ち着きました。

デザインも明るさも両立した、いいとこ取りなLEDランタンを手がけるブランド・ベアボーンズは4位に。特にビーコンライトLEDは手のひらサイズで使い勝手が良く、どんぐりのようなかわいらしい見た目と明るさでキャンプ場を席巻しています。今回も多くの票がビーコンライトに…と思いきや、実は一番票が多かったのはレイルロードランタンLED。戦前の北米鉄道会社で使われてきたレイルロードランタンを模したランプで、ビーコンライトより大きい分、照らせる範囲が広くなっています。気泡の入ったアンティーク調のガラスホヤが使われるなど、LEDランタンとは思えないようなクラシカルなデザインが、今、トレンドになっています。

3位となったデイツは、1840年にアメリカ・ニューヨークで創業した照明専門の製造会社。石油が燃料として使用されるようになるさらに前、鯨油が主流だった頃の古き良きブランドです。発売当初から愛されているのは、ハリケーンランタン。灯油を使った卓上サイズのランタンで、種類もカラーも豊富です。外気が火に触れることがないため、風などで消えてしまう心配もなく、またホヤの中で空気が対流し、燃焼力を高めるので、寒い時期でもしっかり燃えてくれます。初心者にとって扱いやすいのもうれしいところ。メインランタンとするには明るさが物足りないものの、高級感あふれる雰囲気で、キャンプシーンだけでなく自宅でも使いたくなる一品です。特に人気だったのは、定番の78ハリケーンランタン。オリジナルのケースを手作りし、愛着が湧いているというこだわり派のキャンパーからのコメントもありました。

デイツと比較されがちな灯油ランタンのブランド・フュアハンド。こちらは1893年にドイツで誕生し、デイツに負けず劣らず長い歴史を渡ってきています。構造としてはデイツのランタンと変わらず、フュアハンドの方が少し小型です。種類が豊富なデイツと異なり、サイズはワンサイズしかありません。その代わりに、デイツよりも素材やカラーがさらに豊富になっており、キャンプサイトに合わせてぴったりの一品を選べます。そして何よりも2位の決め手となったのは、価格。在庫の少なさから、デイツのランタンは価格が高騰し9,000円前後で販売されているのに対して、フュアハンドは高くても定価の6,600円で購入できます。扱いの簡単さや、リーズナブルさ、選べる種類の多さから、初心者にも手に取りやすいランタンです。

圧倒的に票を集めたランタンは、やはりコールマンでした。ブランドアイコンにもなっているガソリンランタンは、120年以上愛され続けるブランドの定番品です。ガソリンランタンに限らず、ガスランタン 、灯油ランタンなども手がけており、それぞれの燃料ごとに種類も豊富で、使っている型は票が分かれました。中でも人気があったのは、使い勝手の良い2500ノーススターLPガスランタン、デザインがレトロなコールマン200A、優しい灯りで卓上を照らすルミエールランタンの3型でした。また、毎年限定数で販売されるシーズンズランタンは「結婚した年に購入した」という方もいるなど、特別な年に贈り物や記念品として購入する方も多くいます。他にもヴィンテージものを使っている方や、親から受け継いだものを使っている方、自分の生まれ年のものを使っている方など、こだわりが色濃く反映されるのがコールマンのランタンです。

防災意識を高める手段としても、見直されているキャンプ。特に、太陽光で充電できるLEDランタン、キャリー・ザ・サンは、軽量で収納性が高く、また見た目もおしゃれなアイテムです。今回も数票を獲得し、いざという時の備えとして、根強い人気を見せています。

手軽なLEDランタンの地位は年々上がっているものの、やはり圧倒的な明るさや雰囲気、愛着などもあり、ガソリンなどの燃料を使うランタンがまだまだ人気という結果に。また灯油ランタンは、アンティークな雰囲気と比較的扱いやすいことから、キャンプならではの手間も楽しみたい初心者の心を掴みました。 お気に入りのランタンは発見できましたか？次の秋キャンプに備えて、あなたのお供になるランタンを探してみてください。