
ダムドの「ジムニー ザ・ルーツ」でレトロにキャンプ!ビンテージテントのパジャマムーンと作った世界観とは?
新しいギアがあふれる現在のキャンプシーン。その中で関心が集まっているのが、型にはまらない、自由な世界観にひたれる「レトロスタイル」です。そこで、ビンテージテントの販売で知られる「パジャマムーン」が、レトロな軽自動車のカスタムを手掛けるDAMD(ダムド)の「ジムニー ザ・ルーツ」に合うサイトをアレンジ。「レトロ」がキャンパーを魅了する理由を探りました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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キャンプもクルマも「レトロ」が注目されるワケ
レトロなら「1点もので自分らしさが出せる」

パジャマムーンとともに、今回のサイトアレンジに協力してもらったのは、長野県の滝沢夫妻。夫婦でそれぞれジムニーを所有し、愛犬と一緒にレトロキャンプを楽しむ今回の企画にぴったりなお二人です。
「もともと虫が嫌いで…」という妻の寿世さん。結婚前からキャンプ好きだった夫の賢治さんについていくだけでしたが、趣味で集めていた食器などのアンティーク小物が「キャンプでも使える」と気づき、次第に外に持ち出すのが楽しみに。「ビンテージの小物は一点物だったりするので、人とかぶらず自分らしさが出せる」という魅力が虫に打ち勝ち、今では夫婦で「レトロキャンプ」を毎週のように楽しんでいます。
レトロスタイルにはレトロな車

キャンプでレトロを突き詰めていくと、「サイトに合う車もほしい」と思うようになるのはキャンパーの定め。しかし、キャンプ以外で使う場面がほとんどの自家用車では、多くの人が維持の費用と手間で苦労しているのが事実です。
そこでダムドがリリースしたのが、1970年代に製造された初代ジムニーを、現行モデルで表現した「ジムニー ザ・ルーツ」。そのレトロな外観がキャンパーの注目を集めている一台です。今回はこの車両とともに、パジャマムーンにレトロサイトを作ってもらいました。
パジャマムーンが選んだレトロなテントとは?
ヨーロピアンレトロと言えばパジャマムーン

パジャマムーンは、フランスの老舗テントブランド「マルシャル」などのビンテージテントを輸入、販売している静岡の企業です。2020年5月からはその人気を受け、自社ブランドでビンテージ調のオリジナルテントを販売。現在は7商品を展開しています。
今回はイエローの「ジムニー ザ・ルーツ」に合わせ、窓の花柄のカーテンが印象的な新作テント「シュガーキューブ3CT」を選んでもらいました。
70年代風ジムニー ザ・ルーツとの合わせ方

「シュガーキューブ3CT」を選んだ理由はもう一つ。それはコットンテントでありながら、取り回しのしやすい点にあります。パジャマムーンの佐藤幸二郎さんによると、シュガーキューブ3CTは大人2人か、小さな子どものいる夫婦が過ごすのに十分な広さ。フレームにはアルミニウムを採用し、重さは約10kg。女性でもたてやすいコットンテントで、「ジムニーでも全部のギアがおさまります」。
フランスビンテージ調が似合う日本のレトロ

レトロテントの中でも、特に日本で人気なのが「フランスビンテージ」のデザイン。跳ね上げ窓や花柄のカーテン、格子窓などが、日本人が考える「レトロ」の感覚にマッチしており、シュガーキューブ3CTにもそれらの要素がふんだんに取り込まれています。

レトロテントの魅力はデザインだけでなく、コットン素材の機能性にもあります。佐藤さんは「夏に湿気の侵入を防ぐだけでなく、秋冬には室内のあたたかい空気をキープします。ストーブがあるだけで快適なキャンプが過ごせますよ」とおすすめしてくれました。
レトロの醍醐味は小物選びにも

今回の滝沢夫妻がパジャマムーンのテントとダムドのジムニー ザ・ルーツのために選んだアイテムのテーマは「日常を忘れ、物語の中で森に雑貨店を開いている世界観」。
スパイスの小瓶約30本を収納する調味料箱は、DIYが得意な賢治さんの手作り。自宅でも使えるようにすることで、調味料を詰め直さず、そのまま持っていくだけで済むのもポイントです。

ランチボックスのようなアンティーク調の木箱には、テントに飾りつけるための手作りガーランドやドライフラワーを収納。「テントの入り口にドライフラワーを飾った写真をInstagramに投稿したら、女性からの評判がかなり良かったです。レトロテントに合うのでおすすめです」と寿世さん。
瓶を積極的に使うのも、レトロでは大切なポイント。「持ち運びには気を使いますが、いつもはジュースを数種類入れ、『ドリンクバー』を作っています。ほかのファミリーとキャンプをするときにはかなり好評ですよ」と教えてくれました。
ビンテージスタイルになってから、自分から率先してキャンプ場を予約するようになった寿世さん。「レトロは女性もキャンプを楽しめるスタイルで、奥さんと一緒にキャンプに行きたい旦那さんもぜひ、取り入れてほしいですね」。
車の「丸目」はレトロの必須条件
日常が楽しくなるデザイン

左右から中央へ向かう直線的な造形が印象的なフロントグリル。丸目がかわいらしさも演出しています。キャンプだけでなく、日常生活での通勤や買い物、子どもの送迎でも楽しくなるデザイン。
細かい部分のこだわりが「レトロスタイル」

タイヤセットは、レトロなタイヤパターンが印象的なブリヂストン製のDUELER(デューラー)。ホイールは人気メーカーアピオのWILDBOAR。懐かしい鉄ホイールを彷彿とさせるアルミホイールで、悪路での走破性を支えるとともに、ビンテージ感を演出しています。


サイドには懐かしい「自家用」のペイント。好評を受けて、DAMDはシールも販売しています。
車は簡単に「レトロ」とはいかないワケ

「錆のあるような塗装がなんとも言えないですね」とジムニー ザ・ルーツを気に入っていた寿世さん。とはいえ、本当にレトロな車では頻繁な部品の交換や故障は避けられません。その点、ダムドの車両の中身は最先端機能を装備した現行ジムニーなので安心。そこがキャンプ好きがダムドのアウトドア仕様車を選ぶ理由です。
車もギアもレトロが今愛されるワケ
パジャマムーンの佐藤さんは最後に、レトロキャンプの魅力について次のように語ってくれました。
「情報があまり出ていないので、型にはまらず、自分なりの解釈とセンスでギアを選べるのがいいですよね。古いものが長年愛されているのは、名曲と同じで、それがいいものだからこそ。新しいアイテムが次々と生まれている今、その価値が見直されているのではないでしょうか」
キャンプギアも車も、レトロには「物の本質」にこだわる大人たちの楽しみがあるようです。
撮影協力:パジャマムーン、河口湖オートキャンプ場
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ダムドのジムニー&タフトでソロ・デュオキャンプ!アウトドア車に合う最新ギアとは?【あの有名店がセレクト】
キャンプのクルマと言えば、大型SUVがイメージされがちですが、日常生活に使いやすいコンパクトな車で楽しんでいる人も多くいます。特に存在感を増しているのが、軽自動車のアウトドア仕様のカスタムを多く手掛ける「DAMD(ダムド)」のクルマ。そこで、スズキ・ジムニーとダイハツ・タフトのカスタムカーで「キャンプ×ギア旅」に出かけ、有名ショップにソロとデュオキャンプ向けの最新ギアを選んでもらいました!
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