ダムドのジムニー&タフトでソロ・デュオキャンプ!アウトドア車に合う最新ギアとは?【あの有名店がセレクト】
キャンプのクルマと言えば、大型SUVがイメージされがちですが、日常生活に使いやすいコンパクトな車で楽しんでいる人も多くいます。特に存在感を増しているのが、軽自動車のアウトドア仕様のカスタムを多く手掛ける「DAMD(ダムド)」のクルマ。そこで、スズキ・ジムニーとダイハツ・タフトのカスタムカーで「キャンプ×ギア旅」に出かけ、有名ショップにソロとデュオキャンプ向けの最新ギアを選んでもらいました!
クルマもコーディネートの一つ。みんなが憧れるサイトに合う1台
ギアが充実してきたら、サイトの雰囲気に合わせてコーディネートをしたくなるのがキャンパーのさが。大型のSUVやバンは「いかにもキャンプ」で映えますが、クルマはキャンプのためだけに使うものではありません。実際は、燃費や街中での取り回しやすさを考え、コンパクトなクルマで肩肘を張らないスタイルでキャンプを楽しんでいる人がほとんどです。
DAMD(ダムド)とは?
近年、キャンプ場や近辺で見る機会が増えたのが、軽自動車のアウトドアカスタムに強い「ダムド」(神奈川)のクルマ。クラシックな雰囲気でどこかかわいらしさのあるスズキ・ジムニーやハスラー、ダイハツ・タフトなどのアウトドア仕様車を多く手掛け、これまでカスタムに関心の薄かった女性や年配の方にも受け入れられるように。カスタム界に新風を吹き込んでいます。
「最近では新車からすべてカスタムされたコンプリートカーを購入する人も増え、手軽におしゃれにアウトドアの雰囲気を楽しみたいオーナーさんを中心に選んでもらっています」(面高翔五社長)
ジムニーとタフトの「little D.」
今回は、ランドローバーの名車「ディフェンダー」をモチーフとした「ジムニー little D.」と、同モデルのスタイルを4ドアで表現した「タフト little D.」で、休日の癒やしを求めて都心部からキャンパーの楽園、山梨へ。
ジムニーでソロ、タフトでデュオのキャンプをイメージした「キャンプ×ギア旅」に挑戦します。話題のアウトドアショップで最新ギアを選んでもらった後に、今注目のキャンプ場に向かいました!
ジムニー little.D×老舗アウトドアショップ「エルク」
エルクでソロキャンプギア集め!
今回、ダムドチームがジムニー little D.の目的地に選んだのが、富士五湖や道志など、多くのキャンプフィールドに恵まれた山梨県。そんな同県で全国的に知られるアウトドアショップが、甲府市内で創業30年以上を誇る人気アウトドアショップ「ELK(エルク)」です。
人気のキャンプ漫画「ゆるキャン△」や実写ドラマにも登場し、今ではファンの聖地に。看板犬「ダンテ」が出迎えてくれる店の中には、初心者からキャンプ通までが満足するキャンプ・登山の道具だけでなく、ゆるキャン△グッズも多く販売しています。
中央道の甲府昭和ICから車で5分のアクセス。さらに、店舗から車で約30分ほどで、夜景をながめられる「黒坂オートキャンプ場」などの名キャンプ場も多くあり、キャンプの前後に訪れるには最適の立地です。
山梨有数のアウトドア愛好家が選ぶギア
▲ジムニー little D.で行くソロキャンプをテーマにギアを選んでくれたエルクスタッフの綾井さん
ジムニー little D.に合うソロキャンプギアを選んでくれたのは、大阪出身のスタッフ綾井瞭さん。雄大な南アルプスに惚れ込み、日本で2番目の高さの北岳(3,193m)にある山小屋の勤務を経て、南アルプスに近い甲府に移住。キャンプだけでなく、トレランや山スキーにも親しんでおり、山梨でもアウトドア全般に精通した一人です。
選んでもらった軽量注目テントとは?
▲Seek Outsideの軽量ティピー型テントで、薪ストーブにも対応した「シマロン」
「ジムニー little D.に合うソロキャンプ」をお題にアイテムを選んでもらい、車で約30分ほど南に走って「黒坂オートキャンプ場」(笛吹市)へ。林間の爽やかな木漏れが注ぐサイトで、準備を始めます。
綾井さんが、ジムニー little D.の脇でまず広げたのが、見た目にも軽そうなティピー型テント。アメリカの冒険家が2008年に設立し、エルクが今年から国内で初めて本格的に取り扱い始めたアウトドアブランド「SEEK OUTSIDE(シークアウトサイド)」の「シマロン」です。
1.6kgの軽さに目がいきですが、その最大の特徴は、薪ストーブの煙突に対応したストーブジャック(穴)。同ブランドの薪ストーブ「チタンストーブMサイズ」と組み合わせても、重さは3kg未満。「軽さと耐久性を両立させ、世界を代表する冒険家たちに愛用されるのも納得できるテントです」(綾井さん)。
もともと登山をしていた綾井さんが選ぶのは、無駄のない、必要最低限のギア。綾井さんにセレクトしてもらったソロキャンプの道具を詰め込んでもらうと、ジムニーの荷室はしっかり後ろの視界が確保できるほどの余裕があります。
近年、キャンプ用品はテントやタープなどが大型化。快適にするためのアイテムも続々とリリースされていますが、綾井さんのチョイスからは、自然を純粋に楽しむために、本当に必要なものだけを選ぶアウトドアへのこだわりが感じられました。
「シークアウトサイドのテントなら、ジムニーのようなコンパクトな車でも夏は余裕ですね。荷物が増える冬のソロキャンプでも、積載はまったくもって問題ありません。ツーリングやパックパッキングでも、薪ストーブを持って幕営ができる画期的な軽さです」
【アイテム一覧】
テント:Seek Outside シマロン
チェア:National Geographic ROVER CUSTOM L
アイアンテーブル:ベルモント アイアン薪ラック
ボックス:YOKA GARAGE BOX
ボックストップ:YOKA TOP BOARD for GARAGE BOX
焚き火台:ベルモント TOKOBI
ナタ:ベアボーンズ ジャパニーズ ナタアックス
鉄板:OIGEN ピアット24cm
ジムニー little D.のシンプルなクラシックスタイルがサイトにマッチ
レトロな雰囲気にすっかり魅せられている綾井さん。「今回のジムニー little D.のカラーに合わせて、チェアやボックスは深緑系を選択しました。丸目のライトがクラシックなたたたずまいだけでなく、キャンプギアのシンプルな雰囲気にマッチしていますね!」。
ジムニー little D.はフロントのデザインが注目されがちですが、リアもウインカー、ブレーキ、クリアランプで、クラシックな丸形のデザインを採用。抜かりのないデザインになっています。
▲エクステリアに負けないほどおしゃれな、クラシック柄のシートカバー
▲多くの little D. ファンからのリクエストで商品化した「Adventure of a lifetime」のデカール
「最近はUL(ウルトラライト)を意識していない初心者の方でも、軽いアイテムを選ぶ人が増えています。今回はそこまでコンパクトにしていませんが、ジムニーの荷室ならソロでもデュオでも余裕で持っていけることが分かったので、これはアリですね」。綾井さんはキャンプサイトの狭い坂道をキビキビと登ってくるジムニー little D.をながめながら、うれしそうに話してくれました。
タフト little D.×人気急上昇ショップ「GOOD TIME outdoors」
本格展開でヒット確実なレアブランドとは?
大きく角ばったグリルが特徴的なタフト littleD.が向かったのは、エルクから車で約30分の距離にあるアウトドアセレクトショップ「GOOD TIME outdoors」(山梨県富士川町)。
山梨出身のオーナー海瀬知剛さんは、都内の大手アウトドアショップでのキャンプや登山の担当、有名アウトドアブランドの営業を経験。アウトドア好きが高じて、フィールドに恵まれた故郷に戻り、2020年6月に念願の自分の店をオープンしました。
コンセプトの中心は「家と外で両方楽しめるアイテム」。広々とした店内には、テント2張が設営され、さらに店舗2階のスペースでテント設営会ができるのも、都市部のセレクトショップにはない強み。ゆるキャン△の聖地でもある四尾連(しびれ)湖のキャンプ場にも近く、県外からの人も行き帰りに立ち寄る新たなアウトドアスポットとして知られるようになっています。
選んでもらったヒット確実な注目テントブランド
その確実なアイテムセレクトと物腰の柔らかさで知られる海瀬さんには、「タフト little D.でのデュオキャンプ」をテーマに、アイテムを選んでもらいました。
▲THE FREE SPIRITS(ザ フリー スピリッツ)のYOTO PLUS
海瀬さんがデュオキャンプ向けとして真っ先に選んでくれたのが、有名ブランドのデザインと製造を手掛けてきた新進気鋭の中華系テントブランド「THE FREE SPIRITS(ザ フリー スピリッツ)」のYOTO PLUS。パネルがさまざまに変化し、設営は一人でも簡単なトンネル型テントです。
白と緑のコントラストがキャンプサイトで圧倒的な存在感を放つ一方、「緑のタフトも個性的なアイテムにひけをとらず、軽でもバランスのとれたレイアウトができますね」。海瀬さんも、キャンプ場に溶け込むタフト little D.に感心します。
▲サーベルのような形が特徴的な薪ばさみ「TSUNOKAWAFARM detourlife×FUJIKINKO HIBASAMI」
海瀬さんが次に選んでくれたのは、東京・葛飾に工場を構える金属加工のフジキンコウが、デトアーライフとコラボした火ばさみ。サーベルのような形状をひと目みたら、買わずに店を出られない洗練されたデザインで、海瀬さんの一押しギアの一つ。「焚き火の炎をより芸術的に彩るために欠かせません」。
アイアンや木材を使ったオリジナルキャンプ用品を手掛ける「Nagae factory」のアイアンテーブルにも注目。専用ランタンスタンドなどの別売品のオプションも充実しており、キャンプだけでなく、自宅のリビングでも、木目の美しい天板が落ち着きを与えてくれます。
海瀬さんは「アイアンテーブルはコンパクトに収納できるので、軽自動車で持ち運びがしやすいのもポイントです」と教えてくれました。
【アイテム一覧】
テント:THE FREE SPIRITS YOTO PLUS
ランタン:BAREBONES レイルロードランタンLED アンティークブロンズ
テーブル:Nagae Factory アイアンテーブル
アックス:BAREBONES フィールドハチェット
焚き火台:Manika Factory TAKIBI-LIGHT-SP & L.L. COOL CHAIN!
CB缶カバー:PLusBeat CB缶レザーカバー
トーチバーナー:SOTO フィールドチェッカー
ダッチオーブン:村の鍛冶屋 TSBBQ ライトステンレス ダッチオーブン8インチ
ホッドサンドメーカー:SOTO トーストサンドパン
お皿:GSI ディナープレート Lサイズ、GSI ホウロウ ミキシングボウル
シュラフ:スナッグパック ノーチラス スクエア
焚き火テーブル:Hang Out ファイヤーサイドテーブル
火ばさみ:TSUNOKAWAFARM detourlife×FUJIKINKO HIBASAMI
タフト little D. はもはやキャンプギア!
ダムドが2021年4月から新たに展開するアウトドア仕様車「タフト little D.」。ジムニー little D.のスタイリングをダイハツ・タフトにも展開し、より街中で使いやすい4ドアの「タフト little D.」が完成しました。
ルーフラックは、ダムドが展開するウッドアイテムラインナップ“trip basket”。もともとはダムドのデモカースペシャルとして製作されていたものものですが、ユーザーからの要望を受けて商品化されました。
▲ユーザーからの要望を受けて商品化されたtrip basket
洗練されたギアを見る目に肥えた海瀬さんから見ても、タフト little D.は魅力的な「ギア」。「シンプルにかっこいいですし、荷室が広いので、正直、デュオキャンプでもアイテムの選び方次第では、積載に困ることはありませんよね」。ギア選びのプロのお眼鏡にかなったようでした。
ダムドのジムニー&タフトで日常にもキャンプ感を
キャンプ場に行く道中から、キャンプ気分を高めてくれたジムニーとタフトのlittle D.。日常生活の使い回しの良さにも優れながら、自分の好きなものを表現できるのは、キャンパーに共通する幸せです。さらに、自分の好きなギアで囲まれたキャンプサイトに合わせた一台を求めるならば、その答えはダムドにあるかもしれません。
店舗詳細
店舗名:ELK(エルク)
住所:山梨県甲府市徳行4-13-9
電話:055-222-1991
営業時間:11:00~20:00(日曜・祝日19:00)
定休日:毎週火曜
詳細はこちら:
エルクの公式サイトを見る
店舗名:GOOD TIME outdoors
住所:山梨県南巨摩郡富士川町最勝寺1083-1
電話:080-5198-5579
営業時間:10:00 – 19:00
定休日:水曜(祝日の場合は翌木曜)
詳細はこちら:
GOOD TIME outdoors公式サイトを見る