お米マイスターが料理ギアを解説!第4回は失敗知らずのキャンプ羽釜【究極キャンプ炊飯vol.4】
最終更新日:2020/10/28
キャンプ料理
日本でのキャンプに欠かせない「炊飯」。「どの調理ギアで、どのように炊けば究極においしい白米が食べられるのだろう」と答えを求めて訪れたのは、日本有数の炊飯のプロであるお米マイスター。実際に使用してもらい、たどり着いた究極の炊き方を全5回にわたって提案します!第4弾は、ユニフレームのヒット作「キャンプ羽釜」を特集します!
五ツ星お米マイスターと料理ギアのコラボで究極のお米が食べられる!?
料理ギアを使って、本当においしいお米が食べたい!
「どのギアで、どのように炊いたら、最高においしく食べられるのか」。そこで人気の調理ギアを選び、まずはメーカーに推奨の炊き方を取材。五ツ星お米マイスターのもとを訪れ、極限まで米のうまさをひきだせる方法を提案してもらいました。自分のキャンプスタイルと料理の好みに合ったギアと、おいしいお米の炊き方を知り、家族や仲間をうならせる「炊飯」を目指しましょう。
解説は、五ツ星お米マイスター・小池 理雄(こいけ ただお)さん
東京・表参道で唯一の精米店「小池精米店」3代目店主。高品質で、安全・安心なお米を全国の食卓へ届けるべく、お米の小売だけでなく幅広い分野へ精力的に活動。おいしいお米の選び方やオリジナル商品の開発、イベントやweb上で積極的に情報を発信。情報バラエティ番組「ヒルナンデス」(日本テレビ)、ニュース・情報番組「news every」(同)など、メディアへの出演も多数。
No.4 UNIFLAME(ユニフレーム) キャンプ羽釜
本格的な炊飯が失敗知らず!キャンプ羽釜
ユニフレームは、「ユニークな炎(フレーム)を創造する」を理念に、1985年新潟県燕市に誕生したアウトドアブランド。焚き火台をはじめ、調理器具など使用者のことを考え尽くしたモノづくりに圧倒的な強みがあります。今回は日本らしい料理器具の一つ「羽釜」をキャンプ仕様にした「キャンプ羽釜」で、五ツ星お米マイスター・小池氏が炊飯。「失敗知らず」と言われるその実力はいかに?!
【基本情報】
商品名:UNIFLAME キャンプ羽釜 3合炊き
総重量:約1.35kg
サイズ:約φ206(内径φ149)×高さ150mm
主素材:
[本体]アルミ鋳造
[ハンドル]ステンレス鋼
[フタ]ステンレス鋼
[ツマミ]天然木
価格:6,900円(税込)
公式サイトはこちら:
UNIFLAME
解説してくれたのは、ユニフレーム事業部の横田さん
新越ワークス ユニフレーム事業部
横田さん
ユニフレーム製品の営業や新商品開発なども担当。休日は釣りやバーベキューなどアクティブ派。
キャンプ羽釜は意外にも、キャンパーだけでなく、主婦にも人気の商品。「熱伝導率のよい肉厚のアルミで、全体に熱が均一に伝わるのでふっくらと炊き上がります」。熱伝導率だけでなく、熱が均一に伝わることも重要で、火加減の調整に慣れていない初心者でも安心です。
横田さんによると、開発のきっかけは、開発担当者が私物で羽釜を長年使っていたこと。「色々なクッカーを試しましたが、羽釜が一番おいしく炊けたとのことで、キャンプ用に使いやすくアレンジして発売することになりました」。
特徴は、コスパフォーマンスの高さにもあります。「熱伝導率だけで考えたら銅など良い素材がありますが、非常に高価になってしまうので、気軽に使っていただけるように、比較的安価なアルミ鋳造製にしました」。
キャンプ羽釜で炊くポイントについては、「基本的にはふっくらと炊けますが、カレーなどお米の粒感を楽しみたいときは、水にさらさずにすぐ炊くこと」と教えてくれました。その時に食べるおかずによって簡単に炊き加減をコントロールできるのもうれしい点です。
五ツ星お米マイスターがキャンプ羽釜をジャッジ
小池氏「見た目はしっとり、ふっくら」
五ツ星お米マイスターの小池氏に、ユニフレームのキャンプ羽釜で炊いた感想や炊き方のポイントを解説してもらいました。
連載もいよいよ4回目!今回は焚き火台などのギアでおなじみのユニフレームのキャンプ羽釜を特集したいと思います!まず、実際の炊きあがりを教えてください。
見た目はしっとりと炊き上がり、おねば(米のでんぷんが外側ににじみ出ている状態)が多く出ている印象でした。しっかりとお米が水分を吸い、ふっくらと炊けていることが分かります。
さっそくおいしそうな言い回しですね。おねばがあると、お米のうま味成分がより引き出されている証拠と聞いたことがあります。それがしっかりと出ているということは、おいしく炊けているということなのでしょうか。
一粒一粒、お米の顔が口の中で分かりますが、噛んでみると米粒の中までしっかりと糊化しており、うまみがしっかりと感じられました。
そうなんですね!お米本来の弾力を感じられつつも、噛んだ後にうま味もしっかりと感じられるとは、私の理想的な炊きあがりです!おいしい炊きあがりが魅力ですが、炊飯時にキャンプ羽釜ならではの工夫はされましたか?
水に漬けるを1時間ほど取ることです。蒸らしも15分くらいとればもっとおいしくなりました。
やはり、蒸らす時間はとったほうが良いのですね。いつもは、待てずにすぐ食べてしまいますが、これからは蒸らしを意識したいと思います…!火加減などはいかがでしたか?
最初の強火は、強気の強火にしましょう。その方が、余分な水分が飛ぶのでパリッと仕上がります。
強気の強火とは少し心配になりますが、それくらいの火加減で思い切った方が良いということですね。最後に、キャンプ羽釜と相性の良いお米を教えてください!
キャンプ羽釜は、ふっくらと仕上がるので「会津コシヒカリ」がおすすめです。より、ふっくら感と甘みも堪能できるのではないでしょうか。
会津コシヒカリを炊いて、あえてシンプルなおかずで食べてみたくなりました。初心者でも失敗が少ないので、キャンプ飯初心者でも料理のクオリティを一段階上げてくれそうですね!
小池さん、今回もありがとうございました。
次回は、キャプテンスタッグのシェラカップで気になる炊飯!
本格的なお米のおいしさを追求した、ユニフレームのキャンプ羽釜。今回は新越ワークスでユニフレーム事業の営業を担当する横田さん、そして五ツ星お米マイスターの小池氏に、それぞれの視点でキャンプ羽釜での炊飯について語ってもらいました。キャンプ羽釜を持っている人、これから羽釜を買う人にはぜひ、試してみて欲しいです!
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