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【取材】キャンプシーンを豊かにする「+α」。人気ショップ「plywood」の魅力を探る

スタイリッシュなインテリアと雑貨を多く取り扱う人気オンラインショップ「plywood(プライウッド)」。東京・日本橋に構える実店舗ではキャンプギアを多く取りそろえ、設営したテントも見ることができます。今回は店舗を取材し、最先端のキャンプギアを多く取り扱うplywoodの魅力を探ってきました。

キャンプをより快適にするアイテムが揃うショップ「plywood」を取材

通販よりもアウトドアにフォーカスした店舗

都営浅草線東日本橋駅のほど近くにあるplywood。オンラインショップでは、上質な家具家電やインテリアなどを販売していますが、実店舗は一味違います。近年は人気アウトドアブランド「OUTPUT LIFE」のオフィシャルショップとして、同ブランドをはじめとした多くの上質なギアを取りそろえたアウトドア店へと変貌。多くのキャンパーの注目を集めています。今回はそんなplywoodを、hinata編集部が取材してきました。

お話をうかがったのは店長の安藤さん

もともとはアパレルのセレクトショップに勤めていたというplywoodスタッフの安藤樹(いつき)さん。小さい頃からキャンプに親しみ、大人になってキャンプを再開。改めて自然が好きであることに気づき、今のお仕事についたとのことです。

面白いアイテムをみて、触れることができる店

こだわりキャンパーのためのこだわりのギア展開

━━━さっそく質問ですが、「plywood」はどんなお店なのでしょうか? 安藤さん:一言で言うと、ニッチな面白いアイテムを観て触れられる店ですね。この店では、キャンプシーンを豊かにするような「+α」のアイテムが多くそろっています。道具にこだわりを持つ方が、よりこだわりを追求できるような店です。
━━━確かに、お店にはあまり見かけない珍しいギアも見受けられます。 安藤さん:アイテムは全てオーナーが厳選したもの。キャンプを楽しんでいる人により良い快適さを体験してもらえるニッチなアイテムを多くそろえています。ニッチなアイテムといってもベテランキャンパーのみならず、ビギナーの方にも楽しんでいただけるアイテムです。

実際に建っているテントを体験

━━━2階に上がった時、室内でテントが3張も建っていたのには驚きました。 安藤さん:常時、設営した状態のテントを展示しているのは、この店の強みです。ウチと同じように、ニッチなギアを扱うショップは都内でも規模感小さいものが多い中、ここでは実際にたっているテントが確認できます。この規模感の物件を選んだのも、テントを見てもらうためということもあります。
━━━テントを買う時、サイズ感を生で体験できることは非常にうれしいですね。 安藤さん:今設営されていないテントでも、言っていただければいつでも設営します。実際に建っているところを見たり、触ったりして、テントを確かめてみてほしいです。実際のサイズ感や、素材感・色合いを確かめられることに加え、店内の他アイテムを使いテント内を自由にレイアウトすることもできるので、お客様それぞれが思い描く実際に使用するシーンのイメージが掴みやすいようにしています。

OUTPUT LIFEオフィシャルショップ

━━━OUTPUT LIFEのオフィシャルショップでもあるんですね。 安藤さん:実はOUTPUT LIFEのオフィシャルショップなったこともあり、店自体がよりアウトドアへフォーカスした形に一新しました。人気のテーブルやコットをはじめ、OUTPUT LIFEの全ラインナップを見ていただけます。都内でも実際に全アイテム見られる店はここだけだと思います。
━━━OUTPUT LIFEでおすすめのアイテムはありますか? 安藤さん:私のおすすめは、組み立ての簡単さで話題のコット「イージーコット」ですね。慣れれば30秒で組み立てられます。高い耐荷重で寝る以外にも、キャンプの際に一番最初に組み立てることで、荷物置きにも使えます。物も汚さなければ、腰も痛めないので、非常に便利です。
━━━組み立て30秒はすごいですね。今までのコットはサイドフレームをつけるのが大変でした。 安藤さん:イージーコットはサイドフレームなしのコット界でも革新的な構造。足元のフットロックを足で踏み込むだけで、力いらずでしっかりテンションがかかります。撤収も簡単なので、非常におすすめです。もともとサイドフレーム付きのコットを持っていたのですが、兄にあげてしまいました(笑)。

2019年を振り返って

昨年の人気商品とは?

━━━キャンプ業界として、2019年を振り返るとどんな1年だったでしょうか? 安藤さん:2019年は様々なブランドから優れたギアが発表され、キャンプスタイルに「多様性」の広がりを実感した1年でした。今まではキャンプ場であまり見かけることがなかったブランドのアイテムが、世間的にも人気を得て広まった感じがします。

人気急上昇テントブランド「ヘルスポート」

━━━確かに、その実感は私も持っています。中でも印象に残る人気アイテムはありますか? 安藤さん:テントで言えば、ノルウェー発の老舗アウトドアブランド「ヘルスポート」がずば抜けていました。日本では2018年ごろから「バランゲルドーム」というシェルターの人気が出てきました。2019年はさらに、「ギムレ」「バルホール」と言ったテントも人気を集めて、広く浸透しました。

新品番が日本人にフィット。「ソロストーブ」

━━━テント以外では何があるでしょうか? 安藤さん:アメリカ発ブランド・ソロストーブの焚き火台「レンジャー」ですね。コンパクトな直径約20cmの「キャンプファイヤー」と直径約50cmの「ボンファイヤー」の間のサイズとして、新しくラインナップに加わりました。ちょうどいいサイズ感で非常に選びやすくなり、大きすぎでボンファイヤーに手が出なかった人たちが、レンジャー目当てに店に足を運んでくれました。

2020年注目のおすすめアイテム

ベアボーンズのテーブルウェア

━━━次は2020年のおすすめのアイテムを教えてください! 安藤さん:私のおすすめはベアボーンズのテーブルウェアです。ベアボーンズというとライトのイメージが強いかと思いますが、実はライフスタイルや人との対話など、物を通して過ごす時間を大切にしているブランド。新しくリリースされた食器セットも全て2個セットで人との食事に特別感を演出するデザインです。またフチの部分が一点一点微妙に色合いが変わるのもかわいいです。私も買ってしまいました。(笑)

バルミューダのランタン

━━━色合いも今までのキャンプ食器にはなかったような色合いで高級感がありますね。ほかにもいろいろと昨年から話題になっているものは多いですね。 安藤さん:あとはこのバルミューダランタンです。2019年秋に発表され、注目集めたアイテムです。家電メーカーがキャンプギアを出したと言う意外性もありますが、何といってもインテリアとアウトドアで使える洗練されたデザインが特徴です。LEDランタンでありながら、ガスランタンに負けない温かみのある光はとても落ち着きます。

これからのキャンプシーンは二極化する

━━━最後に2020年のキャンプシーンがどうなるか、安藤さんの意見を聞かせて下さい。 安藤さん:2020年のキャンプシーンでキーワードをあげるなら「ハイブリット」と「軽量コンパクト」。ポータブル電源の普及によりキャンプで使うエネルギーとして電気も広まりつつある今、ガスと電気のハイブリットで、よりキャンプがさらに快適になることが予見されます。「軽量コンパクト」は、2019年からの継続したトレンドとして進化していくと思います。新たなブランドや最新プロダクトが追加され、2020年はより進化し注目を集めるのではないでしょうか?
安藤さん:これからのキャンプスタイルは「ラグジュアリー」と「ワイルド」で二極化していくと思います。キャンプを「より楽に」「より快適に」というラグジュアリーなスタイルは、ガス缶を利用して液体を気化させ循環させることで内部を冷却するDOMETICの3way冷蔵庫のような、家電に近いようなアイテムの登場でさらに拍車がかかると思います。一方、より自然を感じるようなワイルドスタイルも、より軽量でコンパクトなギアの登場でさらに進化していくと思います。 ━━━2020年も好みのスタイルをより突き詰められるようになっていきそうですね。本日はお話聞かせていただきありがとうございました!

「plywood」基本情報

アウトドアショップ「plywood」は、キャンパーのこだわりにとことん付き合ってくれるショップです。自身のキャンプスタイルをまた一歩進化させるために、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。 【基本情報】 plywood 住所:東京都中央区日本橋横山町8-13 電話:03-6264-9521 営業時間:11:00-19:00 定休日:不定休 公式SNS:Instagram

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