キャンプで至福のコーヒーを!8つの淹れ方と必要な道具28選を紹介
マンデリンの特徴やおいしい飲み方を紹介!香りと苦味を楽しもう
2022.01.26ノウハウ
マンデリンは、インドネシア産のコーヒー豆で日本でも人気のある銘柄です。豆の品種としてはアラビカ種ですが、インドネシア産のコーヒー豆は90%がロブスタ種で、アラビカ種は10%と少なく大変貴重。今回は、そんなマンデリンをとことん楽しむための基礎知識をまとめました。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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マンデリンコーヒーとは
マンデリンコーヒーの産地や等級分けについて解説します。まずは、マンデリンの基本情報から見ていきましょう。
産地はインドネシア
マンデリンの産地は、インドネシアのスマトラ島です。インドネシアでは、もともとアラビカ種とロブスタ種という2種類の豆を栽培されていましたが、20世紀初頭に病害によってアラビカ種が激減してしまいます。そんなアラビカ種の窮地を救い栽培を進めたのがマンデリン族。マンデリンコーヒーの名前の由来です。
コーヒー豆の生産量世界第4位のインドネシアでも、全体の生産量の数%しか占めないマンデリン。アラビカ種であることにくわえ、スマトラ島の限られた場所でしか栽培されていないことが希少性の理由です。
グレード分け
マンデリンのグレードは、インドネシアの基準によって、300gの豆の中に含まれる欠点豆(味や風味に悪い影響を与える不良豆)の数で決まります。5段階のうち一番上のグレードである「G1」は、欠点豆の数が0~3個までという厳しさです。一般的に喫茶店で楽しめる高級なグレードは「G1」であることが多い傾向にあります。
また、産地と栽培されている標高が細かく決められた「スーパーグレード」というグレードが別で設けられています。
- スマトラ島北部のアチェ地区またはタケンゴン地区
- 標高1,400~1,900mの高原地帯
マンデリンの特徴
次に、マンデリンの味や香りの特徴について紹介します。マンデリンは深煎りがおすすめな理由もこれを読めば一目瞭然です!
味と香り
マンデリンの特徴は、酸味はあまり強くなく苦味がはっきりしていて、コクのある上品な味わいだと表現をする人が多いです。えぐみが少なく、シナモンやハーブなどの香りが楽しめるので、重厚感のある口当たりやコーヒーならではの苦味を味わいたい人には特におすすめ。
おすすめは深煎り
マンデリンは、完全に乾燥させない生豆の状態で出荷されるので、深めの焙煎にしないと豆の中まで火が通りません。製造過程に合った方法で焙煎することにより、自然に苦味が引き出されるようになっています。また、一般的にコーヒーは深煎りしない方が味の個性がはっきりすると言われていますが、マンデリンは深煎りしても味や風味などの個性を失わないことも深煎りをおすすめする理由です。
コーヒー豆の焙煎は、一番浅煎りのライトローストから最も深煎りのイタリアンローストまで、8段階の焙煎度があります。マンデリンの個性を最大に引き出すには、ちょうど苦味が引き出される6番目のフルシティーローストと7番目のフレンチロースト。浅煎りのマンデリンは、苦味よりも酸味がしっかり出てきて、また違う味わいになります。
マンデリンの特徴を生かしたおいしい飲み方
深煎りすることで味に深みが増すマンデリン。マンデリンの良さが引き立つおいしい淹れ方や飲み方を紹介します。
味の好みで淹れ方を変える
力強い後味が好きな人は、温度高め・抽出時間長めで濃厚にするのがおすすめ。マンデリン自体がコクと苦味のある豆なので、よりいっそう味に深みを持たせられるでしょう。軽めの口当たりが好きな人は、温度低め・抽出時間短めにすると酸味と苦味が軽減されるので飲みやすくなります。
カフェラテにしてマイルドに
マンデリンの苦味をマイルドにするミルクでカフェオレに。ミルクは苦味を緩和しつつ、コクのある旨味をしっかり感じさせてくれます。濃いめに抽出して、同じく苦味の強いエスプレッソのようなイメージでアレンジしてみるのもいいでしょう。
じっくり水出し
水出しコーヒーは、ダッチコーヒーやコールドブリューコーヒーなどという呼ばれ方もしますが、おいしい水を使ってじっくりと抽出するという点では同じです。もともとインドネシアはオランダの植民地だったので、オランダ式(ダッチ式)の飲み方が定着しました。
水出しで抽出したコーヒーは、カフェインが少なめで、雑味のないクリアな味わいになります。インドネシアでは、抽出したコーヒーにミルクや砂糖を入れて飲まれることが多いですが、日本ではストレートで味わうことが多いです。
まずはマンデリンのコーヒーを味わってみよう
自宅でマンデリンを味わいたい人におすすめな商品を紹介します。簡単に飲めるドリップパックも自分で焙煎できる生豆も簡単に手に入るので、お好みの方法でマンデリンを味わってみてください!
マンデリンの豊かな香りでちょっと一息
コーヒー豆の銘柄「マンデリン」についての基礎知識をお届けしました。ここで紹介した香りと味の特徴、おいしい飲み方を思い出しながら、ぜひマンデリンを存分に味わってみてください。自分で焙煎に挑戦する場合は、まず深煎りで楽しみ、その後は浅煎りにして違いを味わうのもおすすめ。自分だけのおいしい飲み方を研究してみましょう。
今回紹介したアイテム
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