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カラフルなテント

「巻き結び」の結び方と用途を徹底解説!さらに強固な二重巻き結びも紹介

2022.11.09ノウハウ

※本記事には一部プロモーションが含まれます

近年では、テントやタープは使いやすいようにセットで販売されており、自在金具やカラビナなど、簡単に設営ができるようになっています。しかし、設営場所や方法次第で、それらが使えないとき、自分でロープを結ぶこともあり得るでしょう。ここでは、巻き結びの基本を紹介します。

巻き結びはどのようなときに使う?

巻き結びとは、立木や支柱などに対して結ぶ方法です。非常に簡単でほどけにくいことから、キャンプだけではなく、船の係留などの際にも使われています。初歩的なロープワークなので、初心者でも簡単に覚えることが可能です! 巻き結びの他に、クローブヒッチ、インクノット、インク結びと言われることもあります。ロープを木に巻き付ける際や、薪を束ねる際などキャンプではさまざまな場面で使用できる、簡単かつ万能な結び方と言えます!

巻き結びのメリット・デメリット

巻き結びはとても簡単に結ぶことができる、キャンプでは欠かせない結び方のひとつです。しかし、巻き結びには特性やメリットとデメリットがあることも併せて抑えておきましょう。特性を理解すれば、より有効的に巻き結びを使用することができます! 【メリット】
  • 簡単に結べて、簡単に解ける
  • 同じ巻き結びでも2タイプの結び方があり、状況によって結び方が変えられる
  • 結びたいものに対してロープがしっかり密着し、締め付けられる
  • ロープを濡らすとより強度が増し、解けにくくなる
【デメリット】
  • 何もしていないロープと比較すると60〜70%の強度になる
  • 結び目が回りやすい方向があるため、荷重をかける方向を考える必要がある
  •  結びつけている物に回転の荷重がかかると緩みやすいので、回転しないものに結んだりする必要がある

巻き結びの簡単な結び方

巻き結びには2種類あります。背が低い杭や支柱など、上から被せることができるできる時の結び方と、木の幹などに巻き付ける結び方です。結び方は違いますが、どちらも巻き結びなので覚えておきましょう。

【結び方①】上から被せられる場合

巻き結び手順1
①左手にロープの先端がくるように持ちます。
巻き結び手順②
②ロープを持っている右手を左手の上に重ねるようにして、輪っかを作ります。
巻き結び手順③
③輪っかを崩さないように持ちながら、右手でもう一度輪っかを作る準備をします。
巻き結び手順④
④②と同じように輪っかを作ります。
巻き結び手順⑤
⑤二つ目の輪っかを下にして重ねます。
巻き結び手順⑥
⑥固定したい杭などの上から、輪っかを重ねます。
巻き結び手順⑦
⑦固定したい位置で両サイドの紐を引き締めたら完成です。 【結ぶ際のポイント】
  • 被せる対象のサイズと同じぐらいの輪っかを作って被せましょう!
  • 慣れると5秒程度でできるので、被せる場合はこの結び方が簡単です。
▼動画で確認したい方はこちら!

【結び方②】木などに巻き付ける場合

巻き結び手順①
①右側からロープを一周巻きつけます。この時、先端は長めにとっておくとこの先がやりやすいです。
巻き結び手順②
②木に巻きついているロープの上を通るように、もう一周巻き付けます。
巻き結び手順③
③二周巻き付けたら、先端をクロスになっている上のロープの下を通します。
巻き結び手順④
④しっかり引き締めて完成です! 【結ぶ際のポイント】
  • ロープの上を通ったり下を通ったりする手順があるので注意!
  • 巻き付けたい木の幹のサイズによって、先端の方は長めにしておきましょう。
▼動画で確認したい方はこちら!

【応用編】より強固な二重巻き結び

巻き結びでは心配な場合、より摩擦が生じて丈夫に結ぶことができる二重巻き結びがおすすめです!重いものを吊す際などにも使えます!
二重巻き結び手順①
①右側から一周巻き付けます。この時、先端を長めにとっておくとこの先やりやすいです。
二重巻き結び手順②
②左手に持っているロープの上を通って一周巻き、さらにもう一周巻きます。
二重巻き結び手順③
③二周も同じように左手のロープの上を通り、もう一周巻きます。
二重巻き結び手順④
④計三周して正面に戻ってくる際に、左手のロープの下を通ります
二重巻き結び手順⑤
⑤ロープの先端を一番下に巻いているロープの内側を通します。
二重巻き結び手順⑥
⑥しっかり引き締めて完成です! 【結ぶ際のポイント】
  • 二周は左手のロープの上を通りますが、最後の一周は下を通すのを忘れずに!
▼動画で確認したい方はこちら!

便利な使用シーンを紹介!

巻き結びは キャンプシーンにおいて、次のような場面で使われることが多い結び方です。
  • ロープを杭に結ぶ
  • テントやタープのポールにロープを結ぶ
  • 薪を束ねる
しかし、巻き結びの使用用途はこれだけではありません。日常でも使える、巻き結びの便利な使用シーンがたくさんあります。アレンジ次第では使い方いろいろ!筆者が実際に使っている巻き結びの使用シーンを写真と一緒に紹介します。

雑誌や新聞紙などをまとめる時

巻き結びで雑誌をまとめる
運ぶ際に隙間から雑誌が落ちてしまって、イライラしてしまうことありませんか?巻き結びを使用して、雑誌などをまとめるとロープの緩みを最小限にしてまとめることができます。また結び方もスムーズなので、こどもでも簡単に結ぶことが可能! この方法は、少年時代にボーイスカウトをしていた芸人の宮川大輔さんが、雑誌をゴミに出す際に行う方法だそうです。巻き結びを使って簡単にできてしまう方法なので、憂鬱なゴミ出しが楽しいロープワークの時間になります!
巻き結びで雑誌をまとめるやり方
【手順】 ①雑誌と同じ幅で【結び方①】の上から被せられる巻き結びを作り、雑誌の中央まで通します。  緩みがないように残りのロープを引き締めましょう。 ②残りのロープを左右に分けます。 ③雑誌の束を裏返し、ロープを反対側までまわします。  この時、中央にある巻き結びの下を通って反対側まで先端が出るとより引き締まります。 ④緩みがないように引き締めて、中央のロープが重なる部分で片結びをして完成です!

ペットボトルや水筒を持ち運ぶ時

ペットボトルや水筒を持ち運ぶ時
巻き結びや他の結び方を加えて、即席ボトルホルダーも作れます!フェスやキャンプ、ハイキングなど、動き回る際に作れるととても便利です。 今回は長い水筒を使ったので、二回巻き結びをして固定しました。ペットボトルであれば飲み口の部分に一箇所巻き結びをするだけでも大丈夫です。ロープが長ければ途中に自在結びなどを入れると、長さが調節できるホルダーが作れます!ぜひ、試してみてください!

ランタンなど、重いものをつるす時

巻き結びを使ってランタンを吊す
巻き結び単体だけでランタンなどの重いものをつるすことも可能です!木の枝や炊事場や水道がある建物のはりなど、明かりを照らしたい所に結び、つるすこともできます。ランタン以外にも、ドライネットなど をつるす際にも! 今回はツルツルとしたポールにつるしましたが、ロープの摩擦でしっかりとつるすことができました!凹凸のある木や枝などでは、さらに摩擦が加わり、よりしっかりと固定してくれることがわかります。

アウトドアにおすすめのロープ3選

いざという時に使えるおすすめロープを紹介します。破損してしまった際や、何かをまとめたい時など、ひとつ持っておくととても便利です。キャンプやアウトドアのグッズの中に、ひとつ入れておきましょう!

巻き結びを使って、より便利なキャンプを楽しもう!

巻き結びは、ロープを杭やパイプ、ステークなどと結んだり、薪などを束ねたりするときに使える簡単なロープワークです。覚えておくことで、アレンジして使うことができたり、いざという時に役立てることができるでしょう!巻き結びをマスターして、キャンプや日常でロープワークを使いこなそう!

今回紹介したアイテム

商品画像キャプテンスタッグ テント・タープ部品ロープMARITSU テントロープ 反射材入り町田絲店 パラコード
商品名キャプテンスタッグ テント・タープ部品ロープMARITSU テントロープ 反射材入り町田絲店 パラコード
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