フリーサイトの魅力とおすすめキャンプ場13選!関東甲信越〜関西まで
目の前に絶景広がる!くりの木キャンプ場の高台でキャンプをしよう!
2021.07.19キャンプ場
キャンプと言えば人里離れ、人工物のない自然に囲まれるものと思っていませんか?自然はもちろん、都会の夜景も楽しめるキャンプサイトがあると聞いたらいかがでしょう。今回は美しい夜景が楽しめて、かつプライベート感あふれるキャンプ場をご紹介します。
制作者
708_ramuki
多摩川流域や三浦半島に出没する、インドア系フィッシャーマンです。
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もくじ
群馬県渋川市にある「くりの木キャンプ場」
くりの木キャンプ場は、群馬県渋川市にある見晴らしのよさが有名なオートキャンプ場です。場内の高台は、標高約500メートル程ですが、近くに遮るものがないため、眼下に広がる関東平野を一望できます。また市街から距離があり、夜間はテントサイトや通路には明かりがほぼ無いため、夜景が引き立ちきれいに見えると評判です。
くりの木キャンプ場の多彩なテントサイト
場内は大きく分けて3つのエリアに分かれており、東と西に高台の高台エリアと、低地の中央エリアがあります。各エリアに良い点、不便な点がありますが、どのエリアも雰囲気の面は抜群の評価。それぞれの特色をさっそく見ていきましょう。
西の高台オートサイト(W2~W9)
西の高台エリアのサイトはそれぞれ特徴がありますが、共通するのは地面は柔らかい落ち葉、土、(一部草地)で、石炉のないサイトは直火禁止である点。サイトに繋がる道がかなり狭い為、大きい車や車幅感覚に自信のない方は素直に他のサイトを利用しましょう。W2~4エリアは約5×7~10メートルと大きさに微妙な差がある楕円形のエリア。オートサイトですが駐車場所からサイトまでの距離が少しあり、西側はこの3か所のみ備え付けの石炉で直火を楽しめるのが特徴です。
W4よりW3やW2サイトの方が広いので、広めのサイトがお好みの方はW4よりもW3やW2を選びましょう。
W5エリアは他よりやや広く、約10×9メートルの広さですが、最近隣地の植生により眺望はW6~9と比べて劣る、というのが管理人談。 また駐車スペースも狭く切り返しができないため、混雑時は長い距離をバックで進む必要があります。
W6~9エリアは駐車スペースを含め約10×10m程の広さで眺望も良いのですが、石炉がないため直火はできません。このように西エリアの一部でもサイトごとに特徴があるので、自分のスタイルに合ったサイトを選ぶことが重要です。
西の高台4×4 オートサイト(W1、W10~W12)
西エリアのW-1とW10~W12は、くりの木キャンプ場内でも平野を見渡せる広大な芝と草地のサイトです。こちらもサイト入り口は高さがある分急な登りになり、2WD車では乗り入れできないのは要注意ポイントです。4WD車でも道幅も狭いため大きな車種、運転に自信の無い方は、気をつけましょう。W-1エリアは広さ7×10メートル程で、駐車スペースからサイトまでは少し斜面を歩きます。
また下が土になっているので、汚れ防止にグラウンドシートを用意するとよいでしょう。W10~W12エリアはやや広めの6×15メートル程の、平坦な芝と草地サイトです。一般的な2ルームテントが設営できますが、車からタープを出すような使い方は禁止されています。
子ども連れならトイレに近いW10が、景色重視のカップルキャンパーならW11やW12が良さそうです!
管理小屋前オートサイト(K1、K2)
管理小屋前サイトは広さも高台エリアに比べ約10×15メートルとかなり余裕がある、芝生のゆったりとしたサイトです。景色は高台ほどではありませんが、管理小屋・炊事場・トイレが近く利便性の高さでは抜群といえるでしょう。
利便性の高さが抜群の管理小屋前オートサイトですが、榛名山への夕日も見えて、景色も楽しめます。
中央エリアオートサイト
この中央エリアも低地なので、高台サイトに比べ景色や夜景を見るのは不向きです。その代わりに運営側もここにテントを張りたい、と思えるような雰囲気作りを重視しています。サイト内の雰囲気は場内で最も良いと言われ、「草木に囲まれたサイトでのたき火が絵になるように」と、考えて作られています。
東の高台オートサイト(E1、E2)
東エリアは森に面しており、芝と草地のサイトで石炉での直火や夜景を楽しめます。サイト同士の距離が適度に保たれ、ほどほどの広さでプライベート感も確保されているため、ソロキャンプにも適しています。
しかし、西エリアと比べ、植生の影響で一部景色が見づらいサイトもあるので留意しておきましょう。
スモールサイト
スモールサイトは中央エリアと西エリアの途中、急な登りを数十メートル登った先にあります。炊事場も遠く 乗り入れにも多少苦労しますが、芝と草地サイトに加え眺望が待っています。 スモールと銘打つだけあり1サイトの定員は2人まで、テント2張りも禁止でテント+小さめのタープのみOKです。
テント幅も240cmのコンパクトサイズまでとソロキャンプにはもってこいのサイズ感とプライベート感といえます。
バンガロー
バンガローは3種類あり、それぞれ価格と収容可能人数が異なります。B1~3でサイズは微妙に異なりそれほど大きな差はありませんが、駐車場からの距離が異なるので、気になる方はHPに見取り図もあるのでチェックしておきましょう。
室内は照明 ・コンセント・テーブル・ローチェア・双眼鏡などが備えられていますが、寝具やトイレ水道はないので場内の設備を利用しましょう。
くりの木キャンプ場の施設とサービス
くりの木キャンプ場は少人数でのレンタル用品も充実しています。テントも1人から5人用の大型のものがあり、さらに有料でテントの設営撤収まで行ってくれます。他にもタープやシュラフ、銀マット、椅子やテーブル、バーベキュー用の食器やバーナーやコンロ、夜間の明り用のランタンなど、持ち物は食べ物と着替えだけで来てもキャンプを楽しめるのではないかと思わせてくれるほどのラインナップです。
寒い時期には質のいい薪で焚き火を
炊事棟の横の枯枝は無料で薪として利用できますが、それ以外にも管理棟で売ってる薪があります。切りそろえてあって使いやすく焚付け用の薪が1束400円で、長持ちする楢の薪は500円と用途別に丁寧にまとめられています。また注意喚起されていますが、場内にあるくりの木は破裂しやすく、たき火には向かないとあるので枯れ枝を見つけても安易に使用しないようにしましょう。
ぬくもりある炊事場
西エリアと管理棟に隣接しているオシャレな手作りの炊事場が管理されており、シンクが6カ所の炊事場は利用時間は夜10時まで。別にも24時間利用可の洗面用も3カ所ありますが、うれしいことにどちらの炊事場もお湯が出ます。
きれいな水洗トイレがあり
施設の細かい場所にも心配りをされており、野外にあるトイレもきれいに整備。2017年から西の炊事場にも増設されており、利用者で混み合う週末でも清潔な状態が保たれています。
ちょっとした遊具も!
子どもも楽しめるよう、場内にはツリーデッキ、ブランコ、ロープわたり、ミニボルダリングなど小さな子供向けの手作りの遊具があります。町の公園と異なった手作り感あふれる遊具は、子どもの反応が楽しみです。
くりの木キャンプ場の周辺施設
くりの木キャンプ場の周りには驚くほど温泉や農場などが豊富です。季節によってはブルーベリーやイチゴ狩りのできる農園、またはガラス工芸・陶芸体験ができる場所など、周辺施設も充実しています。家族連れ・ソロ問わず、アウトドアだけでなく、普段できないような新しい体験を探してみるのにもいい環境です。
近隣の温泉施設は?
キャンプ場の周囲には車で20分以内で行ける温泉施設が複数あり、ふれあいの湯やユートピア赤城、富貴の湯などワンコインで入浴できるリーズナブルな温泉ばかりです。また有名な伊香保温泉まで車で30分ほどなので、観光にも一石二鳥です。
温泉マップはこちら:くりの木キャンプ場の周辺温泉
スーパー
こちらも温泉同様、キャンプ場から車で10分も走ればスーパーがいくつも点在しています。中でもおすすめは、「ベイシア渋川こもち店」。こちらは、駐車場が587台分もある大型スーパーなので、品揃えにも不安がありません。
【ベイシア渋川こもち店】
住所:群馬県渋川市吹屋657-30
電話:0279-22-5111
営業時間:9:00~20:00
公式はこちら:ベイシア渋川こもち店
ハイキング・軽登山スポットも充実
さらに5つの登山口まで車で1時間以内と、山歩きやハイキングに最適。初心者向けのハイキングコースから、急こう配ありの上級者向けまでバリエーションも充実しており、山頂で写真をとった人にはステッカーをプレゼントする、という変わったサービスも行っています。
家族で、カップルで!魅力的なお出かけスポット
また小さな子どもを安心して遊ばせられる遊園地として、キャンプ場に割引券が用されている渋川スカイランドパーク、カップルには恋愛パワースポットとして有名な榛名神社が近くにあります。2015年に高崎方面・榛名湖方面の両方から訪問者を歓迎する大鳥居も完成。参道も樹齢百年以上の木々に囲まれており厳かな雰囲気が漂います。国の重要文化財に指定されているので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
くりの木キャンプ場の天気や基本情報
周辺の天気をチェック!
くりの木キャンプ場がある場所は、それほど標高が高い訳ではありませんが、自然にあふれた場所だけあって、気温や天候の変化が激しいことも。事前に天気や気温をチェックして快適にキャンプできるよう、ウェアやギアを整えましょう!
予約について
くりの木キャンプ場の予約はデイキャンプは平日のみ可能で、宿泊も前期は4月から6月と、7月~11月の後期で分かれており申し込み口が異なるので注意しましょう。サイトが個人経営のため、基本的に電話での予約や問い合わせは受け付けていません。可能な限りサイトで情報をチェックして先方の負担にならないよう、配慮しましょう。
くりの木キャンプ場の基本情報
住所 | 群馬県渋川市中郷 2694-197 |
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マップコード | 183 195 310*80 |
チェックイン/ チェックアウト | 14:00 / 11:00 |
アクセス | 渋川伊香保ICから15分、赤城ICから10分 |
予約 | くりの木キャンプ場 |
【施設詳細ページ】
くりの木キャンプ場で夜景や自然を堪能しよう!
くりの木キャンプ場は約12,000㎡の場内に20サイトと敷地自体の広さはあるものの、サイトの数はそれほど多くありません。それは各サイトの多くは高低差と距離があり、樹木でも仕切られているのでプライベート感の高いレイアウトになっているから。
確かに車の乗り入れではUターン場所で、車の切り返しや縦列駐車が必要になり、車の運転が苦手な方はご遠慮くださいと注意書きがある程です。それを踏まえてなお、リピーターが多いのは自然とマッチした市街の夜景を楽しめる独特のサイト感ならではでしょう。そんな素敵なキャンプサイトですので、群馬キャンプ地の候補にぜひチェックしてみてくださいね。
この記事で紹介したスポット
キャンプ場画像 | |
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キャンプ場名 | くりの木キャンプ場 |
リンク | キャンプ場の情報を見る |