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何もかもが非日常!雄大な自然に包まれた「秘境」のキャンプ場

2021.06.10キャンプ場

行きづらいけれど、どうしても行きくなってしまう魅力があるのが「秘境」。そんな秘境でキャンプすれば、普段の生活とは180°違った景色を見ることができます!キャンプ場ごとに様々な特色があり、一度ハマったらまた行きたくなってしまう秘境のキャンプ場を今回はご紹介します。

人里離れた秘境のキャンプ場へようこそ

秘境のキャンプ場とは

自然の中で行うキャンプでは、日常生活から離れてゆったり過ごすことができます。しかしもっと自然を感じたい!もっと山奥に行きたい!という方もいるはずです。そんな人にオススメなのが秘境のキャンプ場! 「秘境」とは一般的に、まだほとんどの人に知られていない奥地のことを指します。そんな秘境のキャンプ場は山奥などアクセスしづらい場所にあり、あまりその存在を知られていません。

行きづらいからこそ、行きたくなる理由がある!

しかし、アクセスしづらいということは、大自然の真ん中にあるということ。そこには想像できないような絶景が待っています。雄大な山々のパノラマ、春夏秋冬の自然の美しさ。空気が澄み、街灯もほとんどないので、息を呑むような星空も見ることができます。 さらに秘境では、その場所でしかできないような体験・発見があります。バスターミナルから2時間歩かなければならなかったり、役場から水を持っていかなければならなかったり。人気のキャンプ場とは一味も二味も違う、秘境のキャンプ場はいかがでしょうか。 今回はそんな秘境キャンプ場を、「アクセスのしにくさ」「自然の豊かさ」「キャンプ場の特殊性」を元に、編集部で厳選させていただき、ランキング形式で紹介していきます!

おすすめキャンプ場の秘境度ランキングTOP5

5位 しらびそ高原山岳オートキャンプ場

山道を走り続けると、ただひたすら大自然が広がるなかにハイランドしらびそが現れます。これぞ秘境と言わんばかりに、山々に囲まれたしらびそ高原山岳オートキャンプ場は、標高約1,900mのしらびそ高原にある、日本で一番標高が高いキャンプ場。 目の前には3,000m級の山々が連なり、秋の紅葉を筆頭に、四季折々の絶景が広がります。さらに、夜には満天の星空!空に一番近いキャンプ場なだけあって、天の川だってみることができてしまいます! 【基本情報】 住所:〒339-1403 長野県飯田市上村979-53 TEL:050-3583-2302 料金:[オートサイト]3,600円/1泊 アクセス:[車]中央自動車道 松川ICから約75分 予約はこちら:しらびそ高原山岳オートキャンプ場 【秘境度パラメータ】 アクセスのしにくさ:☆☆☆☆ 自然の豊かさ:☆☆☆☆ キャンプ場の特殊性:☆☆ →総合秘境度 10/15 ※一般的なキャンプ場を☆1つとして各基準を評価。最高評価は☆5つ。
さらに、しらびそ高原山岳オートキャンプ場の近くには、日本のチロルと呼ばれる「下栗の里」があります。これほど急峻な山間部にある集落は珍しく、日本のチロルとも呼ばれています。秘境のキャンプ場に来た際には、こちらの秘境もぜひ訪れてみてはいかがですか。 ▼公式HPはこちら→下栗の里

4位 二軒屋キャンプ場

天竜奥三河国定公園万古渓谷の入り口にある、料金無料の町営キャンプ場。公衆便所以外何もなく、普段の生活から隔離された別世界でのキャンプを楽しむことができます。 このキャンプ場のおすすめポイントが万古川!川のせせらぎがくる人々を包み込みます。川の水は冷たく、魚が泳いでいるのが見えるほど透き通っています。上級者向けのキャンプ場ですが、おすすめです。 【基本情報】 住所:〒399-1801 長野県下伊那郡泰阜村川端 TEL:0260-26-2111 (泰阜村役場振興課) 料金:無料 アクセス:[車]三遠南信自動車道 天竜峡ICから約50分 予約はこちら:0260-26-2111 【秘境度パラメータ】 アクセスのしにくさ:☆☆☆☆ 自然の豊かさ:☆☆☆☆ キャンプ場の特殊性:☆☆☆ →総合秘境度 11/15

3位 久種湖畔キャンプ場

久種湖は北海道の礼文島にある湖で、その湖に面する久種湖畔キャンプ場はなんと日本最北端のキャンプ場!ここでしか見ることのできない豊かな自然に囲まれています。周辺にはスコトン岬などの観光地、商店などもあり、キャンプ場の設備も整っているので、秘境の中ではとても過ごしやすいキャンプ場です! そして何と言っても礼文島といったら海の幸!キャンプ場に行く前に海鮮を調達しましょう!フェリーターミナルやスコトン岬の近くにお土産店などがあるので、ぜひチェックしてみてください! 【基本情報】 住所:〒097-1201 北海道礼文郡礼文町船泊村 TEL:0163-87-3110 料金:[オートサイト]2,000円/区画 [入場料]600円/大人 アクセス:[車]香深フェリーターミナルから約30分 [バス]香深フェリーターミナルよりバスで約50分。 予約はこちら:0163-87-3110 【秘境度パラメータ】 アクセスのしにくさ:☆☆☆☆☆ 自然の豊かさ:☆☆☆☆ キャンプ場の特殊性:☆☆☆ →総合秘境度 12/15

2位 徳澤園キャンプ場

徳澤園キャンプ場が秘境である理由は、そのアクセスにあります。上高地は自然保護のため、マイカー規制がされています。従って鉄道駅や駐車場からバスでアクセスする必要があるのです。さらに、この徳澤園キャンプ場はそのバスターミナルから徒歩約2時間!徒歩2時間でしか行くことのできないキャンプ場は日本で他にありません。 登山のベースキャンプとしても使われる徳澤園キャンプ場は、かつて神が舞い降りたとされる、聖なる大自然に囲まれた自然のぬくもり溢れるキャンプ場。キャンプ場までは歩かなければならないので、テントなどはレンタルをするのがおすすめです。 【基本情報】 住所:〒390-1516 長野県松本市上高地 TEL:0263-95-2508 料金:[幕営代]700円/大人 アクセス:[徒歩]上高地バスターミナルから徒歩約2時間 予約はこちら:徳澤園 【秘境度パラメータ】 アクセスのしにくさ:☆☆☆☆☆ 自然の豊かさ:☆☆☆☆☆ キャンプ場の特殊性:☆☆☆ →総合秘境度 13/15

1位 青ヶ島村キャンプ場

本州のはるか南方、太平洋に浮かぶ島が青ヶ島。その青ヶ島にあり、サバイバルキャンプが楽しむことのできる青ヶ島村キャンプ場が堂々の1位です。二重式火山の独特な形をしています。青ヶ島には珍しい動植物も多く、サクラジマハナヤスリなど青ヶ島でしか見ることができないような植物などを見ることができるのも魅力です。 その特徴がなんといってもアクセスのしづらさ。連絡船のあおがしま丸は悪天候による欠航が多く、ヘリコプターの東京愛ランドシャトルは定員が少ない上に、キャンプ場までは役場や商店のある集落から上り坂を徒歩約1時間、バス・タクシーは島内になしと、その道のりはとても過酷です。 さらに、キャンプ場のある集落には飲料水がないため、自分で用意するか、役場前で給水する必要があります。ただ、近くにふれあいサウナがあるため、お風呂を利用することはできます。 【基本情報】 住所:〒100-1701 東京都青ヶ島村 TEL:090-1234-5678 料金:無料 アクセス:青ヶ島村役場から徒歩約1時間 予約はこちら:kankou@vill.aogashima.tokyo.jp 【秘境度パラメータ】 アクセスのしにくさ:☆☆☆☆☆ 自然の豊かさ:☆☆☆☆☆ キャンプ場の特殊性:☆☆☆☆☆ →総合秘境度 15/15

秘境のキャンプ場に行く時の注意点

これだけ忘れない!情報収集

ノートとペン
秘境に行く際は、事前の情報収集を行うようにしましょう。キャンプ場付近では、携帯電話が圏外になってしまうこともあります。特にキャンプ場までのアクセスは必須。整備状態が良くない道路を通らなければいけなかったり、交通手段がなくキャンプ場まで歩かなければならなかったりと、アクセスが難しい場所が多いからです。 また、公式ホームページがないなど、情報量が少ない場合があります。キャンプ場の設備などはあらかじめ知っておく必要があるので、そのような場合は、できれば直接電話などで確認を取ると良いでしょう。

準備は念入りに!

準備は念入りに行いましょう。秘境にあるキャンプ場は大自然に囲まれているため、予想外のことが起こることもあります。暖かいからといって軽装備でいってしまうと、思っていた以上に寒い、ということもあります。快適なキャンプを行うために、少しでも必要になる可能性があるものは持っていきましょう。 さらに、凍結防止や、水道が整備されていない関係で水が使えなかったり、飲むことができないなどということもしばしば。秘境のキャンプ場に行く際は必ず「飲用水」を持っていきましょう。

まとめ

いかがでしたか。行きづらいがゆえに、秘境のキャンプ場は、俗世間から離れた別世界の大自然を楽しむことができます。普通のキャンプ場では体験できない、秘境ならではの魅力がたっぷりのキャンプ場にぜひ足を運んでみてはどうしょうか。

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