こんな所歩きたかった♡奥津軽トレイルでひばの香りを満喫①
自然も歴史もアートも楽しめる♪浅間・八ヶ岳パノラマトレイルで里山の魅力は感じよう!Vol.1
2020.04.20ライフスタイル
ロングトレイルにも色々ありますが、それぞれの地域ならではの魅力があります。この浅間・八ヶ岳パノラマトレイルもその一つで、浅間山や畑や田んぼ、雑木林など、のどかな風景を満喫しながら歩いてみませんか?自然の中にあるツリーハウスは、大人も大はしゃぎしたくなるほど。自然とアートそして歴史も楽しめるトレイルは、お得感100%!
制作者
阿部裕子
南アルプスと北アルプスLOVE♡
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浅間・八ヶ岳パノラマトレイルって?
雑木林や畑、田んぼ、ため池など、里山の自然が楽しめるトレイルで、全4コース23㎞と、浅間ロングトレイルと八ヶ岳山麓スーパートレイルを結ぶ全長40㎞をあわせて、計63㎞。1時間~2時間半くらいのコースが主なので、トレイル初挑戦の方でも、無理なくできるでしょう。
安藤百福センター
浅間・八ヶ岳パノラマトレイルのすべてのコースの発着点である、安藤百福センター。標高700mの高台に立地しているので、浅間連峰はもちろんのこと大地や千曲川など、自然がとっても身近な存在に感じられます。この建物は、自然の地形をできる限り活用しているので、自然木をふんだんに使った内装や外装にも注目してみてください。周囲の自然にも溶け込んでいます。
センター敷地内には、様々なアーティストが制作したツリーハウスがあります。小諸の自然と共存するツリーハウスは、既存の枠にとらわれない自由な発想で作られたとか。
佐藤オオキ率いるデザインオフィスnendo、佐藤可士和など著名アーティストたちによるツリーハウスは、必見です!(ツリーハウス鑑賞の前に、安藤百福センターで受付をすませること。鑑賞時間は9時~16時)
交通アクセス
マイカーの場合
上信越自動車道 小諸ICから約10分
電車の場合
JR東京駅~長野新幹線にて佐久平駅へ~JR小海線にて小諸駅へ(計1時間半~2時間)
またはJR東京駅~長野新幹線にて軽井沢駅へ~しなの鉄道にて小諸駅へ
※大阪方面からだとJR新大阪駅から約4時間半~5時間
高速バスの場合
JRバス関東 新宿~小諸駅(約3時間)
千曲バス 池袋駅東口または立川駅北口~小諸駅(約3時間半~3時間45分)
※大阪方面からだと夜行バスで約10時間半
小諸駅から安藤百福センターまで
小諸市コミュニティバス・小諸すみれ号にて約20分(平日のみ、詳細は小諸市のHPにて)
バス利用の場合は、手を上げて合図すること
タクシー(約10分)
徒歩(約1時間)
コースの紹介
布引観音コース
安藤百福センター~風穴~ふけ平のハナショウブ畑~布引電気鉄道跡~千曲川~釈尊寺/布引観音~松林~静かな山道~安藤百福センター
コースタイム:約1時間30分
歩行距離:約5.0㎞
高低差:約200m
布引観音の参道や山道など、バリエーション豊富な道で、静寂の中ゆっくりと歩くことができます。また、風穴のある氷集落は、歴史を感じるスポットとして外せません。アップダウンは少々ありますが、その分見応えがあるのでぜひ挑戦してみてください。ただ、布引トンネルのあたりは、車に注意すること。
氷集落に降りる山道の左側には、二階建ての室(むろ)があり、夏でもひんやりと冷たい冷蔵庫のよう。昔、小諸藩主が夏に氷を楽しんでいたとか。7つの風穴があったうち、現在は一つのみ使われているとのこと。ふけ平のハナショウブが一面に咲くのは、毎年6月半ば。二季咲きの花は、9月中旬頃に咲くので、ハナショウブを満喫したい方は6月半ばか9月半ばがオススメ。
布引観音がある布引層と呼ばれる地層は、火山灰や溶岩の破片が堆積したもので、参道には火山角礫の大岩が所々にあるとか。戦国時代の戦火で焼かれたものの、再建され、江戸時代には旅人の立ち寄り参拝コースだった釈尊寺で、この土地の歴史に思いを馳せてみては。
浅間・森林浴コース
安藤百福センター~浅間連峰の展望~カタクリ自生地~松林~静かな山道~馬頭観音~安藤百福センター
コースタイム:約1時間
歩行距離:約4.0㎞
高低差:約120m
森の小径を散策したい方は、このコースへ。冬は、林道から右手に浅間連峰を望むことができます。すずしい林の中や、松林、静かな山道と、思う存分森林浴を。松林から安藤百福センターまでの道のりは、布引観音コースと同じ。帰り道途中にある馬頭観音は、馬の供養塔のことで、馬の放牧が盛んだった頃、なんでも御牧ヶ原との関係が深かったとか。
このほかにも、蓼科・八ヶ岳展望コース、御牧ヶ原コース、浅間―八ヶ岳ジョイントトレイルと3つのコースがあるので、次回ご紹介します。歩くのが1時間くりあのコースでも、ウォーキングシューズやトレッキングシューズなど足に負担がかからず疲れないものがベスト。雨具は防寒具としても使えるので、マストアイテムです。
おわりに
自分の体力や滞在日数に合わせて、コースを選べるので、無理は禁物。でも、せっかくから自分がワクワクするコースが一番!小諸の自然×アート×歴史は、きっと何か心に残るものがあるはず。長野県小諸市を初めて訪れた方も、日本の魅力を再発見することでしょう。