海と山!大自然を堪能できる富山県のおすすめキャンプ場7選
【絶景】日本のグランド・キャニオン!?立山連峰を望む雷鳥沢キャンプ場へ行こう!
2021.06.10キャンプ場
この島国日本に、まるでアメリカのグランド・キャニオンを思わせるような壮大な景色を堪能できるキャンプ場があることをご存知ですか?その名は「雷鳥沢キャンプ場」。立山連峰の中腹、標高2280メートルにあるこのキャンプ場で、きれいな空気、雄大な自然を満喫しに行きませんか?
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
まるでグランド・キャニオン!?絶景を楽しめる「雷鳥沢キャンプ場」とは?
富山県の立山連峰の中にある雷鳥沢キャンプ場は、立山散策を楽しむ際にちょうどヘソのあたりの場所に位置しているスポット。この山の中腹にあるこのキャンプ場は、まるでグランド・キャニオンかと思わせるほど、圧巻の景色が広がっています。
【施設詳細ページ】
剣岳や立山縦走を目的とした登山客がベースキャンプとして利用することの多いキャンプ場でしたが、最近ではキャンプ場の景色を目的に訪れるファミリーキャンパーなどが増えています。
このグランド・キャニオンを思わせる山脈は、立山連峰と大日連峰。ここには豊かな自然が育っていて、季節によっていろいろな顔を見せてくれます。
【基本情報】
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺雷鳥平
電話:090-1632-9141
料金:500円
営業期間:冬季休業
アクセス:立山黒部アルペンルート室堂ターミナルから徒歩約45分
公式はこちら:雷鳥沢キャンプ場
四季折々の絶景が楽しめる!
雷鳥沢キャンプ場からは、立山連峰と大日連峰という、日本アルプスの壮大で優雅な景色を望めます。春や夏には新緑の山々が美しく、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめるという四季それぞれで違った姿を楽しめるのも大きな魅力。
この変化する絶景に魅了され、四季のたびに訪れる熱心なリピーターも少なくないようです。
夏のハイシーズンには色とりどりのテントが可愛い!
夏のハイシーズンになると、キャンプ場には多くの人が訪れ、たくさんのテントで埋め尽くされます。色とりどりのテントがキャンプサイトを彩り、可愛らしい世界になります。
立山の登山道を少し登って、上からキャンプ場を見下ろしてみるのも良さそうですね。
トイレも炊事場も完備!初心者でも安心のキャンプ場
キャンプサイトは、東西と南北を結ぶ十字の道で4つの区画に分けられています。西側にトイレを併設した管理棟があり、それより少し北に進んだ場所に炊事場があります。キャンプ初心者の方でも無理なく滞在できる安心のキャンプ場です。
近くのロッジに泊まれる
近くには、「雷鳥沢ヒュッテ」や「ロッジ立山連峰」といった宿泊施設もあります。どちらの施設もお風呂つきで、雄山、大汝山、真砂岳、別山などのパノラマの景色を堪能しましょう。雷鳥沢ヒュッテでは、卓球も楽しめるようです。
【雷鳥沢ヒュッテ】
TEL:076-463-1753(FAX兼用)
URL:http://www.raichozawa.net/hyutte.html
【ロッジ立山連峰】
TEL:076-463-6004(FAX兼用)
URL:http://www.raichozawa.net/lodge.html
日本一標高の高い温泉まで楽しめちゃう!
雷鳥沢キャンプ場の近くには、「みくりがいけ温泉」という温泉施設もあります。キャンプ先で温泉まで楽しめるのは至福です。日本で一番標高の高い場所にある温泉で、“雲上の温泉”と名付けられています。源泉100%のかけ流し、無加水無加温の天然温泉です。
受付時間:9:00〜16:00
入浴料金:大人¥700/小人¥500
その他:タオル¥300
所在地:〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂平
TEL:076-463-1441
公式HP:みくりがいけ温泉
標高2280mの世界で、満天の星空を
雷鳥沢キャンプ場の標高はなんと2280メートル。ときには雲海を見れるのがこのキャンプ場の魅力です。街灯一つない真っ暗なキャンプ場で、この標高から眺める夜空はとってもきれい!晴れの日には、息をのむような満点の星が現れます。
日帰りOK!立山連峰最高峰、雄山に挑戦するのもおすすめ
雷鳥沢キャンプ場から日帰りでアタックできる、立山連峰最高峰の「雄山」に挑戦するのもおすすめです。標高3003メートルという大きな山ですが、2280メートルの標高の雷鳥沢キャンプ場からのトレッキングなら、登山初心者でも無理なく楽しめます。
山頂からは、槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々や、日本海を一望できます。
運が良ければ、ライチョウにも会えるかも!?
立山縦走するルート一帯にはハイマツが生えています。その茂みの中に、「ライチョウ」がひそんでいることが多いそうです。ライチョウとは、日本アルプスにすむ鳥で、夏には赤褐色に黒のしま模様、冬には純白の羽をしています。
国の特別天然記念物に指定されている種ですが、現在はその数を減らし、絶滅危惧種とも言われています。昔はもっと数の多かったものの、自然破壊や温暖化による動物の生息地域の変化によって、ライチョウの住処が年々減少しているんだとか。そんな貴重な鳥に、キャンプ中に出会えたらとってもラッキーです。
おまけ:周辺観光スポット
▼美しい青と湖面に映る立山連峰を拝む「みどりが池」
立山連峰を代表する景色の一つが、この「みどりが池」です。標高2405メートルに位置するため、11月〜6月頃までは、一面がすっぽりと雪で覆われています。この写真のような美しい景色が見られるのは夏のシーズンだけ。
7月〜10月頃にだけ、この紺碧色の水面を拝めます。その水面には、さかさまの立山連峰が映り、幻想的な景観を楽しめます。
この地域である室堂にはいくつかの池がありますが、このみどりが池がもっとも大きな池です。立山連峰を訪れるなら、一度は見ておきたい景色です。
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林
電話:076-462-9971 (立山町商工観光課)
料金:無料
アクセス:立山黒部アルペンルート室堂ターミナルから徒歩約10分駐車場:無し(車の乗り入れ不可)
▼日本最古の山小屋「立山室堂」で歴史を感じる
日本最古の山小屋です。1980年代までは実際に宿泊施設として使われていたそうですが、現在は国の重要文化財として保存されています。その歴史はとても長く、専門家による調査によれば、なんと12世紀の鎌倉時代からこの場所が使われていたことが確認されているようです。
もともとは僧侶たちによる宗教活動のために使われていたそうですが、その後18世紀に加賀藩によって現在残っている山小屋の形に再建されました。
この歴史ある山小屋は、外観を眺めるだけならもちろん無料。300円を支払えば、内の様子も見れます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂平
電話:076-462-9971 (立山町商工観光課)
料金:300円
アクセス:立山黒部アルペンルート室堂ターミナルから徒歩約10分
駐車場:無し(車の乗り入れ不可)
立山の自然を深く知りたいなら「立山自然保護センター」へ
4月下旬から10月ごろまでの夏期限定で営業している「立山自然保護センター」は、立山の自然について深く知ることができます。大型のジオラマで立山の地形を紹介していたり、すでに紹介したライチョウの展示や解説もしています。
その他にも、貴重な高山植物や動物たちの生態系に関する紹介もされています。自然観察ツアーも開催されているそうなので、お時間のある方は参加を検討されてみてはいかがでしょうか?
住所:富山県中新川郡立山町芦峅寺室堂平
電話:076-463-5401
料金:無料
アクセス:立山黒部アルペンルート室堂ターミナルから徒歩すぐ
雷鳥沢キャンプ場で絶景を見ながらキャンプを楽しもう!
立山や剱岳は有名で人気な登山スポットですが、そこにグランド・キャニオンを想起させるような絶景のキャンプ場があるということには驚きました。こんなに素晴らしい景観なら、それを見るだけでも訪れる価値がありそうです。この日本にも、まだまだ知られていない美しい景色がたくさん。次の週末の行き先にお迷いなら、ぜひ雷鳥沢キャンプ場を訪れてみてはいかがですか?
この記事で紹介したスポット
キャンプ場画像 | |
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キャンプ場名 | 雷鳥沢キャンプ場 |
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