キャンドルランタンといえばUCO！揺らめく炎の魅力と使い方を徹底解剖

キャンドルランタンの特徴はなんといっても、本物の炎で灯りを楽しめる点です。ほかのランタンに比べて明るさは劣るかもしれませんが、キャンドルの灯りは自然現象に見られる「1/fゆらぎ」というリズムと同じで、見ているだけでリラックス効果があるといわれています。 利便性や防災の観点から昨今ではLEDランタンが普及していますが、電気では表現できない本物の炎のゆらぎに魅了される人は多く、キャンドルランタンは現在も人気のキャンプギアです。 本物の炎を感じるという点では焚き火も人気ですが、「準備が大変」「時間がない」という人には持ち運びが簡単なキャンドルランタンが良いでしょう。

そんなキャンドルランタンの中でも特に知名度が高く、多くのキャンパーに愛用されているのがUCOのキャンドルランタンです。その理由には、以下の4点が挙げられます。

雰囲気づくりのためにキャンドルランタンを選ぶなら、デザインは重要なポイントです。UCOのキャンドルランタンは、ほかにはないインダストリアルなデザインで経年劣化を楽しめるのが最大の魅力。使えば使うほど味が出てくる、“育てる”キャンプギアです。またガラス製煙突(ホヤ)が収納できるため、コンパクトかつ安全に持ち運べます。

UCOのキャンドルランタンは、構造がシンプルな点も魅力の1つです。分解すると、本体、専用キャンドル、キャンドルケース、スプリング、ピストン(底部)のみ。メンテナンスが簡単なので、お手入れをすれば長く愛用できます。また各パーツは単品で販売されているので、万が一破損しても買い換えが可能です。

ノーマルモデルなら専用キャンドルは1本で約9時間燃焼するので、夕方から点灯しても就寝時まで使用可能です。キャンドルは購入時に1本付属していて、スペアキャンドルは公式サイトで販売されています。オーソドックスなキャンドルのほか、ミツバチの巣から採取した100％天然素材のキャンドルもあり、より癒し効果を高めたい場合におすすめです。

UCOのキャンドルランタンはカスタマイズ性が高く、自分好みにアレンジして楽しむキャンパーも少なくありません。シェードやリフレクターをつけたり、キャンドルの代わりにオイルインサートを入れたりして楽しむ人もいます。

UCOのキャンドルランタンには、いくつか種類があります。カラーバリエーションも豊富なので、自分好みのものを選びましょう。

UCOのキャンドルランタンの中で最もオーソドックスなモデルです。ボディがアルミなので、軽量で携行性に優れています。卓上に置いて楽しめるほか、チェーンが付いているので吊るして楽しむこともできます。ほかにはないレトロなカラー展開も魅力です。 また2024年にデザインやカラーリングが一新され、ロゴがシールから印刷に変わり、よりシックなデザインに変わりました。ペールトーンのブルーやバイカラーなど新しいカラーリングが登場し、バリエーションもさらに豊富に。2023年以前のモデルは、名称に「クラッシック」を冠しています。

真鍮製のキャンドルランタンです。アルミ製のノーマルタイプと比べるとやや重いですが、その分見た目に重厚感や高級感を感じられるモデルです。使い込むほどに、酸化して落ち着いた独特の色合いに変化したり、美しい緑色の錆ができたりします。長く使用して経年劣化を楽しみたい人におすすめです。

小さなキャンドルが3つ付いたセットです。ノーマルタイプよりコンパクトですが、ホヤ部分が大きいので炎のゆらぎを十分に楽しめます。付属のキャンドルを3個使えば、約12時間の燃焼が可能。キャンプでの雰囲気づくりにおすすめです。

キャンドルの本数によって明るさの調整ができるタイプです。キャンドルを3本設置すると、しっかりと明るさが感じられるほか、幻想的な灯りが楽しめます。天板にシェラカップなどを乗せて、飲み物を保温できるのも魅力です。

UCOのキャンドルランタンの取り扱い方法はいたって簡単です。キャンドルの交換方法と点火方法を、2024年4月に発売したばかりのキャンドルランタンを実際に使って解説します。

UCOのキャンドルランタンには、キャンドルの残量が見える窓が付いています。またキャンドルが小さくなってもスプリングが押しあげてくれるため、最後まで使い切ることができるのが特徴です。キャンドルを使い切ったら、以下の手順で新しいものに交換しましょう。 ＜キャンドルの交換方法＞

1.キャンドル底部を反時計回りに回して、ランタン本体から取り外します。

2.キャンドルホルダーを底部から反時計回りにねじり、残っている蝋(キャンドル)を取り除きます。 ※事前に冷蔵庫に10～20分入れておくと蝋を簡単に取り除けます。

3.新しいキャンドルをピストンに当て、さらにスプリングを押し付け、キャンドルホルダーが固定されるまで時計回りに回しながら底部に取りつけます。

4.本体をかぶせます。

UCOのキャンドルランタンは、ホヤをスライドするだけで簡単に点火できます。ただし点火後はホヤを含め本体が熱くなっているので、取り扱いに注意が必要です。収納時は温度が下がり冷めた状態になってから片付けるようにしましょう。

UCOのキャンドルランタンは、ロウや煤がガラスなどに付着しやすいため、定期的なお手入れが必要です。 煤が付着した箇所はウェットティッシュやアルコールで拭きあげ、ロウが付着した場合はパーツを60度以上のお湯に漬け置きしたあと水分を拭き取ります。このとき水温を高くしすぎるとガラス製のホヤが割れてしまう可能性があるため、注意が必要です。水分はサビの原因になるので、お手入れ後はしっかりと乾燥させましょう。

おしゃれな見た目だけでなく使いやすさも兼ねそろえた、UCOのキャンドルランタン。メンテナンスが簡単でカスタマイズ性が高いことから、多くのキャンパーに愛されています。キャンプで本物の炎のゆらぎを手軽に楽しみたい人は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。