【冬キャンプ成功の鍵】温か〜いキャンプ飯をつくれる「カンタン調理器具」をチェック!
特に冬キャンプでは温かいキャンプ飯が必須!とはいえ寒さも厳しいので、調理にあまり手間暇をかけたくないのも事実です。そこで今回は、冬に使いたい「カンタン調理器具」を厳選紹介します。選び方とともにおすすめ品をチェックできるので、ギア選びの参考にしてみてください。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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冬キャンプは「心も体も温めてくれる料理」を楽しみたい!
いよいよ冬本番!寒さが堪える季節ではありますが、それでもキャンパーならいろいろな工夫を駆使してそと遊びを楽しんでいるはずです。
この季節のキャンプ飯づくりを助けてくれるのが「カンタン調理器具」。あまり調理に手間暇をかけたくない冬でも、これらがあるとストレスなく温かな料理を楽しめるのです。
冬キャンプ飯づくりで「手に入れたい道具」がコレ!
そこでおすすめなのが、「ダッチオーブン」と「マルチグリドル」です。
どちらもキャンパーにおなじみのギアですが、その手軽さは冬にこそ恩恵を感じるはず!ダッチオーブンは手軽に煮込み料理も楽しめて、マルチグリドルなら準備や後片付けも楽!
「ダッチオーブン」は素材をチェック!
食材を入れて火にかければ温かな料理が完成する、まさに冬キャンプに欠かせない調理器具「ダッチオーブン」を紹介!
アメリカで西部開拓時代から使用されていたとされている、煮る、焼く、蒸すなど多彩な調理が楽しめる調理器具です。焚き火での直火調理もこなせるタフさもキャンパーにぴったり。素材によって特性が異なるので、選ぶ際はしっかりチェックするのがおすすめです。
大定番の「鋳鉄製」
さまざまな素材のダッチオーブンが多くのブランドから多く登場していますが、最もポピュラーなのがこちらの鋳鉄製。「これぞダッチオーブン!」と感じられる雰囲気も魅力です。
高い蓄熱量や保温性をもっているので、調理を失敗しにくいメリットも。ていねいにメンテナンスしながら使い込むうちに黒光りするのも、育てる楽しみを満喫できるポイントです。
こちらはソロやンプやデュオキャンプにちょうどいいサイズの、ホールアース「ダッチオーブン 8 IH」。
タフな鋳鉄製でアーチ型のフタにはブランドロゴもデザイン!使用前のシーズニングが不要で、IHコンロでも加熱できる、まさに「冬のカンタン調理」にぴったりな逸品です。
ダッチオーブン 8 IHにはフタを持ち上げるための「リッドリフター」も付属します。
フタの上に炭を置いた状態でも開閉しやすいので、キャンプ場でのダッチオーブン料理もはかどるはず。底上げネットと専用のキャリーケースも付属しています。
内径は約18.5cm(編集部による実測値)。もっとたくさん料理したいキャンパーは、同品の10インチサイズを選ぶのもおすすめです。気になる人は下のリンクボタンからチェックしてみてください。
扱いやすさも魅力の「ステンレス製」
とにかくカンタンに調理を楽しみたい!そんなキャンパーにおすすめなのが、こちらの「ステンレス製」ダッチオーブンです。
面倒なシーズニングが不要だったり、家庭用洗剤でいつもきれいに保てたり、サビにくかったりと、とにかく手間いらず!
こちらは、ステンレスでつくられたSOTO(ソト)の「ST-908」です。
スタイリッシュなルックスとしつつ、一枚の鋼板から製造された頑丈な構造もキャンパーに支持されているポイントです。もちろんIHコンロでも使用可能。サビ防止のための油を塗る必要もないので、次に使用するときも料理に油が浮いてしまうこともありません。
10インチサイズで内径は約25.9cm。深さ11約11.5cm・容量約5.2Lのたっぷりサイズなので、4〜5人でのファミリーキャンプにもぴったり!
これなら、出汁と具材をまるっと放り込んで、おでんをぐつぐつと煮込むなんていうのもあり。大きなステーキ肉を焼いたり、揚げ物をしたりと、大容量だからこそ楽しめるキャンプ飯づくりにトライしたくなる逸品です。
いいとこ取りの「黒皮鉄板製」
最後は、「黒皮鉄板」を用いたユニフレーム「UFダッチオーブン8インチ」を紹介!
鉄を1,200℃程度に加熱・加工する過程でできる酸化皮膜で覆われているので、赤サビがつきにくいのがポイントです。
熱伝導にも優れ、煮物だけでなくサッと火を通したいチャーハンなどもお手のもの!一枚の鉄板を圧延加工したものなので衝撃や急な温度変化に強く、フラットな底面でIHコンロでも使用可能なのも頼れるところ。
また、家庭用洗剤で洗っても膜が落ちることがなく、多少の焦げつきなら金タワシでガシガシと落とせるイージーケアなところも魅力です。
内径は約20.5cm(編集部による実測値)。約9cmと一般的なものに比べて深く、約2.9Lの余裕ある容量が確保されているのも特徴の一つ。機械加工でのフラット仕上げでフタのかみ合わせも抜群。食材のうまみを逃しません!
手間いらず&オールマイティな「マルチグリドル」
時間をかけたくない冬のキャンプ飯では、JHQ 「鉄板マルチグリドル」もおすすめです。
油を使わなくても食材が焦げつかないので、ひと手間を減らしてくれる優れもの。耐摩耗性に優れる硬質特殊フッ素樹脂加工「イノーブルコーティング」によってサビや傷に強いのも特徴です。
バーベキューや炒めものはもちろん、約1Lの水分が入る容量が確保されているので、煮込みやスープなどの調理もおまかせ!
鉄板の厚さを4mmに設定し、高い熱伝導率も実現。それでいて約1kgと軽量に仕上げられているのでキャンプ場への携行も楽々です。
鍋やフライパンに比べて収納時に余計なスペースを取らないのも、多くのキャンパーが愛用する理由の一つです。
安定火力で調理できる「カセットコンロ」もおすすめ
ダッチオーブンやマルチグリドルをもっと手軽に使うなら、「カセットコンロ」を用意するのもおすすめです。
ツマミで火力調整できるので、カンタン&失敗なく料理が楽しめるはずです。
フォアウィンズ「ラックスキャンプストーブ」はスタイリッシュなデザインを備えつつ、アウトドアシーンに特化した機能も多数与えられているのがおすすめの理由!
まず注目したいのは、風防として火力安定を叶える「取り外し式のトップカバー」。風が吹く屋外でもストレスなく調理がすすめられるので、おいしいキャンプ飯つくりに専念できるはずです。
堅牢設計で調理器具をしっかりと支えてくれる「ゴトク」も備えられています。
トップカバーはワンタッチで脱着可能!トップカバーが邪魔なときや使用後の清掃時にも恩恵を感じられる仕様です。
本体にはハンドルも標準装備。このまま持ち運べるので、バッグや収納袋に入れる手間も省けます。
ダッチオーブン&カセットコンロで楽しむ!おすすめキャンプ飯
ここからは、今回おすすめしたダッチオーブン(UFダッチオーブン8インチ)とカセットコンロ(ラックスキャンプストーブ)を使う、おすすめのキャンプ飯を紹介!
シンプルで手軽な調理手順ながらも冷えた体を芯から温めてくれる「ビーフシチュー」なので、冬キャンプを検討しているキャンパーも参考にしてみてください。
【材料(8インチのダッチオーブンの場合)】
- 牛ブロック肉:300g
- タマネギ:1個
- ジャガイモ:2個
- ニンジン:2本
- ナス:2本
- ブロッコリー:1房
- 赤ワイン:50mL
- 塩こしょう:適量
- ビーフシチュールー:1/2箱
- 牛肉と野菜をカットする
- 牛肉に塩こしょうを振りかける
- ダッチオーブンでサラダ油を熱し、牛肉から順に中火で炒める
- 赤ワインを加えてフタをして、中火で煮込む
- 30分ほど煮込んだら火を止めて、ルーを入れてよく溶かす
- 再び弱火で30分ほど煮込んだら完成
寒〜いこの季節は「手軽な調理ギア」でキャンプ飯を楽しもう!
今回は、冬のキャンプ飯づくりを手軽に楽しくしてくれる「カンタン調理器具」を紹介しました。
おっくうになりがちな調理も、賢いアイテム選びで「楽」に「おいしく」楽しめるはず!ダッチオーブンやカセットコンロがあれば、グルメ派も手間暇を省きながら大満足な味が満喫可能です。
ぜひこの冬は愛せる調理器具と、充実したキャンプライフを送ってください。
撮影/Tat