初キャンプを楽しい思い出に！装備は十分？専門店スタッフが「よくある失敗」を教えます！

2023.04.24キャンプ用品PR

いよいよ、オンシーズン到来！ゴールデンウィークや夏休みなどの連休に、お泊りキャンプデビューを考えている人も多いのでは。しかし初めてのキャンプ。テントがスムーズに張れなかったり、予想外の寒さに震えて楽しめなかったりと思わぬ落とし穴が…。そこで「寒さ」「雨・結露」対策について、初心者が気づきにくいポイントを解説！さらに、あると便利な小物も紹介します。事前にチェックしておいて損はありません！

制作者

hinata編集部

キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。公式Instagram：@hinata_outdoor 公式X：@hinata_outdoor

キャンプのオンシーズンに突入！装備の最終確認を

出典：PIXTA

暖かくなったゴールデンウィークから夏本番にかけて、キャンプデビューを迎える人も多いのでは。初めてのキャンプが良い思い出になるように、よくあるトラブル回避法をお届けします。今回は、「過ごしやすい季節だから」と見落としがちな朝晩の冷え込みや雨風など、自然のコンディションに対しての備えを紹介。アドバイスをくれるのは、頼りになるベテランキャンパーにしてアウトドア専門店のプロスタッフ！

初キャンプのトラブル回避法を教えてくれるのは、この人！

エルブレススマーク伊勢崎店キャンプ用品担当

鶴田さん

伊勢崎市の隣町太田市在住。21年以上アウトドア用品の販売を担当。登山とキャンプをメインに、一年中そとを楽しむアウトドアマン。「抜くところは抜く」スタイルで末長くキャンプや料理を楽しむのがモットー。

春夏でもあなどることなかれ！「寒さ対策」

宿泊を予定しているなら、当日の気温にあった「シュラフ」選びを

マミー型のシュラフ。サイドのファスナーで楽に着脱、頭まですっぽりであたたかい

暖かい日が多くなってきた今日このごろですが、それはあくまで街中の話。自然に囲まれたキャンプ場では、初夏でも冬並みに冷えることも。とくに朝晩は気温が一気に下がります。春キャンプとはいえ、高地や寒冷地に宿泊するなら、「冬用」とされているシュラフ(寝袋)も荷物に入れることを検討しましょう。

鶴田さん

「シュラフ」は、頭まですっぽりとかぶれるマミー型があたたかくておすすめ。朝はテント内の空気が冷えて結露がシュラフにつきやすいので、防水性の中綿が使われているものを選ぶと長持ちします。実際に寝るときは、冷気や地面の凹凸が伝わってこないよう、シュラフの下に「マット」を必ず敷きましょう。

テント外でくつろぐときは「電気ブランケット」が必需品！

日中は暖かくても、野外で風が吹くと気温以上に寒く感じるもの。さらに、じっと座り続けていると体は徐々に冷えていきます。そんな時こそ、サッと体にかけるだけで防寒になるブランケットが大活躍。

電気ブランケットのポケットにモバイルバッテリーを忍ばせておけばいつでも給電できる

鶴田さん

おすすめは、USB給電式カーボンヒーターが内蔵された「電気ブランケット」。生地の表面に設置されたボタンひとつで発熱し、ほんのりやさしい温かさがちょうどいいです。ブランケットのポケットにモバイルバッテリーを入れておけば、すぐに給電が可能。畳んだときも、電気毛布より薄くてかさばらないので持ち運び用に重宝します。

ボタンひとつであったか発熱、ホールアースの電気ブランケット

晴れ予報でも注意！「雨・結露対策」

地面からの浸水と結露は「グランドシート」で回避

季節の変わり目にあたる春は、急な雨に見舞われることもしばしば。その場合は、タープ下かテント内で過ごすことになりますが、注意したいのがテント底面からの浸水。長時間降ったり、短時間でも強烈な雨だったりすると、地面の濡れがテント内にも影響してくるケースも。また、1日の中で寒暖差のある5月には、テント内外の温度差によって結露が起こりやすいのも特徴です。

鶴田さん

テントを浸水と結露から守るためにも、防水加工を施した「グランドシート」をテントの下に敷きましょう。素材は、優れた防水性があるPVC(ポリ塩化ビニル)がおすすめ。サイズは、テントの底面よりも少し小さめなものを選ぶこと。そうすれば、雨水がたまることなく本来の機能を果たせます。雨が降っていなくても、事前に敷いておくことで、テント自体を汚れから守る役割も。

着脱が楽な「レインポンチョ」で簡単雨対策

春は天候が安定しない日も多く、とくに山間部の天気は変わりやすいので、急な雨に見舞われることもしばしば。そうなったら、外に出していたチェアやテーブルなどをいち早くテント内やタープ下に移動させる必要があります。まずは、自分の身を雨から守ることをお忘れなく！

鶴田さん

雨に濡れると、体温の低下につながります。レインコートよりも腕回りや身幅がゆるく作られている「レインポンチョ」は、服を選ばすサッと着られるので、一刻も早く雨から身を守る際にぴったり。前面がフルジップアップのものを選べば、ボタンタイプよりスムーズに着脱が可能です。

前面がフルジップアップで着脱簡単、キウのレインポンチョ

かゆいところに手が届く！「あると便利な小物たち」

コップ、お皿、鍋、調味料入れと万能な「シェラカップ」

チャムスのブービーシェラカップ。左から50ml、210ml、320ml、630ml

料理と食事を楽しむ際に必要になる調理器具と食器。アレコレ思いつくままに持って行くと、積み下ろしや荷ほどきが大変。そのうえ、調理場やテーブルエリアを圧迫して作業効率が落ちることも。そんな中、持っておきたいアイテムが「シェラカップ」です。

鶴田さん

「シェラカップ」は、コップとして使えるだけでなく、直火にかけて鍋やフライパンの代わりにもなる万能アイテム。サイズ違いでそろえて、使い終わったら積み重ねて収納すれば場所も取りません。使い捨ての紙コップや紙皿も便利ですが、キャンプ場では風で飛ばされてしまうリスクが。ある程度の重さがあるシェラカップはその心配がなく、繰り返し使えるので、結果リーズナブルに。

コップや取り皿など汎用性の高い320ml、チャムスのシェラカップ

ゴミの管理に便利な「トラッシュボックス」

楽しい食事と引き換えに、必ず出るゴミ類。ビニール袋むきだしのままだと、カラスや野良猫などの野生動物に荒らされる危険があるほか、周囲にニオイが漏れてちょっと残念な事態に。見た目的にもよろしくありません。

鶴田さん

キャンプ用のゴミ箱として使う「トラッシュボックス」は、中身が見えないふたつきのものが便利。留め具を外すと立ち上がるポップアップ式を選べば、自立してくれるので、どこかに固定する手間もありません。キャンプ場によってはごみの分別が必要なところもあるので、いくつか購入してあらかじめ分別しておけば、撤収時もスムーズ。ゴミ箱のほかにも、雨で濡れた服や汚れた食器を一時的に収納して持ち運んだりと、マルチに使えるアイテムです。

ゴミ箱以外にもマルチに使える、チャムスのトラッシュボックス

キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

今回取材に訪れた「エルブレススマーク伊勢崎店」では、初心者向けのキャンプギアから、経験者が満足するような商品まで幅広く取り扱っています。アウトドアの知識が豊富なスタッフが在籍しているので、自分のキャンプスタイルに合ったギアがきっと見つかるはず！キャンプに出かける前に、まずは足を運んでみましょう！【店舗情報】エルブレススマーク伊勢崎店住所：群馬県伊勢崎市西小保方町368 スマーク伊勢崎2階(スーパースポーツゼビオ店内) 電話番号：0270-30-7801 営業時間：10:00～21:00

キャンプや登山など幅広いアウトドア用品が充実！