1人でも大人数でも楽しめる!いいとこ取りの“ソログルキャン”を始めてみない?
のんびり気楽に過ごせるソロキャンプと、仲間たちとワイワイ盛り上がれるグループキャンプ。両者をかけ合わせたスタイルを「ソログルキャン」と呼びます。めいめいがテントを用意し、寝るときのパーソナルスペースを確保しながらも、焚き火の周囲に集ったりすることでグループ感も味わえる。仲間の中に1人でも上級者がいれば、初心者にとってキャンプの練習にもなるのがこのスタイルの魅力。今回は、そんなソログルキャンの魅力をお届けします。
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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そもそもソログルキャンとは?
幅広い楽しみ方を味わえるハイブリッドなキャンプスタイル
「ソログルキャン」とは、ソロキャンプとグループキャンプの利点を掛け合わせたスタイル。自分の寝床(=テント)は各自で確保しつつ、焚き火や食事の時間をみんなで共有したり。そのため「いきなりソロはハードルが高いかも…」と考えていたり、「みんなでワイワイするのは楽しいけれど、1人の時間も欲しいかも…」なんてお悩みのキャンパーにピッタリな遊び方です。
参加者がそれぞれお気に入りの道具を持参することで、新たなギアと出会うきっかけにもなり、キャンプへのモチベーションが上がるなんてメリットもあるのだとか。
まずはソロで使えるアイテムを確保しよう!
人数が多くても1人の時間は大切に
ソログルキャンの肝となるのがテント。各自が快適に寝るためのテントを持参するのがベターです。もちろん、初めてキャンプに参加する初心者がいる場合などは、上級者のテントに入れてもらって、まずは自然の中で寝ることの楽しさを覚えるのもアリ。ただ基本的には、1人につき1つのテントがあるといいでしょう。
そこでおすすめしたいのがこちら。ホールアースの「アースプリマッド」です。二又ポールを左右にセットし、順番に立ち上げるだけの簡単設計。1人でも楽に設営ができます。幅約190cm、奥行き100cmのつり下げタイプのインナーテントは、大人の男性が寝るのに十分な広さ。付属のポールを使ってフロントパネルを跳ね上げれば、タープいらずで便利です。
インナーテントはフルメッシュ仕様なので、フライシートを閉めても窮屈に感じないのが特徴。睡眠時、快適に過ごすための空間が手軽に確保できるんです。
キャンプ場でひと晩過ごした朝、1人だけ早く起きてしまったときなどコーヒーを飲みたくなりませんか?
「みんなまだ寝てるなあ…」なんて思いながら、ゆったりと時間をかけて淹れるコーヒーは最高!そんな場面では、ホールアースの「ヒノキドリッパー」をぜひ使ってみてください。
マグカップなどの上にセットして使うこのドリッパーは、まさにキャンプシーンにうってつけのルックス。クリア塗装を施したヒノキ材が自然によくなじみます。使い方は簡単。丸く空いた穴に紙フィルターをセットするだけ。お手軽にコーヒーを淹れることができます。
厚さ1.3cmとかさばらないため、小物入れにひょいと忍ばせておけば持ち運びが楽ちんなのもうれしいところ。
ソログルキャンは、通常のグルキャンに比べて1人で過ごす自由時間が多いもの。そのため、食事を好きなタイミングでサッと済ませられるのもメリットです。
そこで活躍するのが、ホールアースの「キャスケット クッカー」。本体とフタのみで構成されるシンプルなこのメスティンは、食材を焼くのはもちろんご飯だって炊ける優れもの。持ち手に配されたPVCラバーのおかげで、本体がアツアツでも素手で持てるという点にも注目。
熱伝導率の高いアルミ製なので、火力が内部に均一に伝わり、ふっくらとおいしいご飯が炊き上がります。
そんなメスティンと併せて使いたいのが、こちらのホールアース製「ヒノキ ゲタ リッド」です。香り豊かな国産ヒノキを使用することで、ごはんが一段とおいしくなるアイテム。取っ手には小さな穴が設けられているため、ヒモを通したりと自分好みの使い方にアレンジすることも可能です!
そして、上記で紹介したメスティンを持ち運ぶ際に役立つのがホールアース「キャスケットクッカーケースセット」。メスティン専用のインナーケースが付属するので、収納することで落下などの衝撃から本体を守ってくれます。
また、インナーケース以外にも耐熱性に優れたシリコン製の鍋つかみや、蒸し器としても使えるバット網、そして水切りが付いたまな板が付属しているため、これ一式持っていればキャンプ飯のレパートリーが広がります。セット内容はすべてアウターケースに収まるので、紛失する心配はご無用!
集合スペースではみんなでワイワイと過ごす!
大きなタープで参加者の「基地」を確保する
1人のように過ごせるのがソログルキャンのメリットではありますが、せっかく仲間たちとキャンプ場にいるのだから、やはり集合場所があると嬉しいですよね。ソロのように楽しんでもいいし、その気になればすぐ近くに顔見知りのキャンパーがいる。そんなちょうどいいバランスの空間を作るために、参加者のうち1人はタープを準備するようにしましょう。
そんなソログルキャンの「基地」としてふさわしいタープがこちら。ホールアースの「アースケープ」です。火の粉が舞っても燃え広がりにくいコットンを使用したこのタープは、3〜4人でも広々と使えるゆとりサイズ。高い遮光性を誇るため、日差しの強い季節でも中に入れば日焼けの心配が少なくて済みます。
また、収納時のサイズは幅39x奥行き18x高さ18cmと非常にコンパクト。ソロキャンの際にも活躍してくれること間違いなしです。
焚き火台は気軽に使える軽量タイプを
みんなで1つの焚き火台を囲むのは、もちろん魅力的。しかし、キャンパー同士で近い距離にいながら、あえて各自のマイギアで焚き火を楽しめるのもソログルキャンの利点です。
そんな場面では、1人で暖をとるのにちょうどいい軽量&コンパクトな1台を選んでみましょう。ホールアースの「ファイアースタンド」なら、約3kgと軽量なので車からテントサイトへの持ち運びも楽々。スクエア型の幅38×奥行き38cmのサイズ感は、チェアの隣にちょこんと置いておくのにちょうどいい大きさ。付属のバーベキュー網を用いることで、簡単にキャンプ飯を作れます。
本体下部に設けられた穴のおかげで、高い燃焼効率を実現。少ない薪でも長い時間焚き火を楽しめます。
みんなの分の料理をまとめて作れるセットがあると便利
さきほど1人で食事をとれるのがソログルキャンの魅力だとお伝えしましたが、そうはいってもどこかのタイミングで、みんなで集まってテーブルを囲むのも悪くないですよね。
そんなとき、複数の調理器具があると便利です。ただし、スキレットからダッチオーブンから中華鍋まで、あれもこれもそろえるのは大変。だったら4種の調理器具セットなんでいかがでしょうか?
それがこちら、ホールアース「ノマドクッカーセット」。ポットとカップをそれぞれ大小で揃えたこのセットは、表面に焦げ付きにくい「ノンスティック加工」を施した優秀な一品。炒めものからスープ、煮物に至るまで、あらゆるタイプのキャンプ飯を作ることが可能となっています。
4つのポット&カップは、積み重ねればコンパクトに。その持ち運びさすさも、ソログルキャンの道具として選びたい理由の1つです。
ちょっと変わったゲームがあると新鮮な気分に!
みんなで過ごす時間は、やっぱり楽しみたいもの。そんな場面では、普段あまり見かけないゲームがあると盛り上がりますよ。たとえばこちらはデンマークが発祥の「クラスク」。台の下にある磁石を操作し、コロコロと転がる玉をエアホッケーのように相手の凹みに入れるゲームです。遊びを選ぶ際は、シンプルなルールのものが吉。性別や年齢、体格差などを問わずみんなで楽しめるゲームを用意しておくといいでしょう!
1人でもみんなでも楽しめる道具を揃えて、最高のソログルキャンを!
ソログルキャンでは、しっぽり過ごす時間とワイワイ盛り上がる時間の両方を大切にしたいもの。あらかじめそれぞれのタイミングで何をするか明確にしておくことで、無駄のない充実したキャンプ時間を過ごせますよ。
今回紹介したギアを目的ごとにうまく使い分け、今度の週末は仲間を誘って一石二鳥なこのキャンプスタイルを楽しんでみてください!