キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
ゼビオ店舗12

電車キャンプ達人の愛用ギアを公開!40Lのバックパックとギアトートの中身とは?

2022.12.28ノウハウPR

電車などの公共交通機関を移動手段にする「電車キャンプ」。誰でも車なしでキャンプを楽しめる一方で、荷物を手持ちで運ぶ必要があります。そこでポイントになるのが、どんな装備をどのように持っていくのか。乗り換えのタイミングや最寄りから徒歩の区間のことを考えると、なるべく軽くコンパクトにまとめたいところ。そこで今回は、アウトドア専門店のスタッフが、実際に電車キャンプで使用している装備をチェック!失敗しないギアの選び方やおさえるべき点を紹介します。

電車キャンプの荷物とは?

電車キャンプのイメージ

出典:PIXTA

公共交通手段を活用し、現地まで移動する電車キャンプ。なるべく身軽に行動するためには、いかにギアを最小限に、コンパクトにするかが鍵となります。荷物を上手くまとめられれば、体への負担を減らすだけでなく、多くの人が利用する交通機関でもスムーズに移動ができます。 キャンプ場までの移動にかかる時間や、自身の体力も考慮して荷物の量を決めるのも大切です。はじめから必要なものをすべて持参するのが難しい場合は、キャンプ場での食材の購入やギアのレンタルも視野に入れるとよいでしょう。 ここからは、電車キャンプを実践しているベテランキャンパーにギア選びのポイントを聞いていきます。

電車キャンプの装備について教えてもらいました!

icon

エルブレス もりのみやキューズモール店

田渕哲朗さん(42)

入社7年目。兵庫県在住。キャンプ歴は10年。友人や同僚とのグループキャンプからスタート。車の運転免許を持っておらず、電車好きだったことからソロで電車キャンプを楽しむように。電車での移動中やキャンプサイトでゆっくり読書する時間がお気に入り。

40Lのバックパック+ギアトートで完結

電車キャンプの荷物
田渕さんが愛用しているのは、容量40Lのバックパックと肩掛けできるギアトート。ソロキャンプに必要な荷物を一通り詰めても少し余裕があり、お土産を買って帰ることもできるほど。もっと容量の大きいバックパックならひとまとめにできますが、人混みで邪魔にならないようにあえて2つに分けているといいます。
person icon

田渕さん

電車キャンプを始めた頃はクーラーボックスを持参していましたが、軽量化のために削ることにしました。 自宅から食材を持っていく場合は、野菜をカットするなど下処理をして、かさ張らないようクーラーバッグに入れます。 できる限り荷物を減らしたい時は現地調達します。地元のおいしい食材をゲットできて一石二鳥ですよ。

バックパックの中身公開!

電車キャンプで使用するバックパック
バックパックには着替えやシュラフ、マットのほか、ライト類や救急セットなどの小物をパッキング。開口部がファスナーで大きく開くタイプならキャンプ場での荷物の出し入れもスムーズ。一般的な登山リュックでも代用可能です。

ナンガとエルブレスのコラボシュラフ

ナンガのシュラフ
person icon

田渕さん

限定販売されていた今では手に入らないコラボシュラフ。似たものを挙げるならナンガの「オーロラライト450DX」。3シーズン対応で軽量コンパクトなモデルです。年間を通じて使用するなら軽くて暖かく、収納時に小さくなるダウンシュラフがおすすめ。夏場は暑すぎるのでタオルケットなどで代用します。

防水透湿を備えた軽量モデル!ナンガのダウンシュラフ

【ホールアース】インフレータマット

person icon

田渕さん

じゃばらに折りたたむような、ウレタンマットはかさ張りやすいですが、インフレーターマットなら空気を抜くことでコンパクトに持ち運びができます。クッション性も高いので寝心地を損ねません。厚みやサイズはお好みで選びましょう。

快適性と収納性のバランスが取れたホールアースのマット

ライト類

キャンプに使うライト類
person icon

田渕さん

サイトで使用するメインになるのは、ジェントスのランタン「エクスプローラー」。移動時や手元を照らすためにスノーピークの小型ランタン「たねほおずき」とヘッドライト「ゆきほたる」(廃盤)を必ず持参します。夜のキャンプ場で頼りになるライトは複数用意するのがおすすめ。

調色・調光機能付きの優れもの!ジェントスのランタン

手のひらサイズのLEDランタン、スノーピークのたねほおずき

ギアトートにはハード系を中心に収納

ノースフェースのギアトート
電車キャンプで使用するギアトート
田渕さんの電車キャンプに欠かせないのがギアトート。テントや調理器具、焚き火台などハード系のギアを収納して活用しているそう。荷物をざっくりと詰め込んで持ち運べる収納性、ギア用なので重さにも耐えられるタフな作りで、気兼ねなく使えるのが魅力的だといいます。 田渕さん愛用のノースフェイス製のギアトートは残念ながら、すでに廃盤となっています。ここからは代用できるバックをはじめ、中に詰めているキャンプ用品を紹介していきます。

【スノーピーク】ギアコンテナ

スノーピークのギアトート
person icon

田渕さん

現行品で近いのが、スノーピークのギアコンテナです。生地には420Dナイロンが採用されており耐久性は申し分ありません。自立しやすい作りなので荷物の出し入れも楽々。開口部はメッシュのフタで閉められるのも便利です。

頑丈な作りで大容量!スノーピークのギアコンテナ

【ヘリノックス】タクティカルアタック1.5(廃盤)

ヘリノックスのテント
person icon

田渕さん

キャンプ装備の中でも最も大きく、重量のあるテント選びは重要です。私が愛用しているのはヘリノックスのテント。現在は廃盤となっていますが、重量は1,890gと大変軽量で、1.5人用なので室内に荷物を入れる広さも確保できます。持ち運ぶテントの重さは2~3kg前後を目安に選ぶとよいでしょう

ヘリノックスのチェア・テーブル

ヘリノックスのチェアとテーブル
ヘリノックスのチェアとテーブル
person icon

田渕さん

主要なギアのメーカーを揃えて統一感を出すのもポイント。チェアとテーブルはテントと同じヘリノックスのものを使用しています。ヘリノックスは軽くてコンパクトなラインナップが充実しているので電車キャンプに重宝しています

ヘリノックスの折りたたみ式の超軽量チェア

天板にウォルナットを使用!ヘリノックスの個性的なテーブル

【スノーピーク】オゼンライト

スノーピークのテーブル
person icon

田渕さん

分解してコンパクトに収納でき、わずか270gと非常に軽いA4サイズのミニテーブルです。天板がアルミ製なので調理にも使えます。小さくても作業用のテーブルを設けるだけで、キャンプ中の快適さが増すのでおすすめです。

超軽量・コンパクトなスノーピークのミニテーブル

【スノーピーク】ヤエン クッカー1500

スノーピークとクッカー
person icon

田渕さん

フッ素加工を施したクッカーとフライパンのセットです。魚や肉を焼いたり、鍋を作ったりと簡単な調理ならこれで完結します。ひとまとめにして中に小物も入れられるスタッキング性も魅力です。

様々な調理をこなせる!スノーピークの浅型クッカー

【スノーピーク】ヤエンストーブ レギ

スノーピークのストーブ
person icon

田渕さん

低重心の設計なので安定感があり、本体を2分割してコンパクトに収納できます。最大出力2900kcalの高火力でありながら携帯性にも優れ、非常にバランスの良いストーブです。

【スノーピーク】テーブルウェアセット

スノーピークのテーブルウェアセット
person icon

田渕さん

行く先々で地元の名産品をテイクアウトしてキャンプ場で味わうなら、食器にもこだわりたいもの。薄くて軽いステンレス製で、重ねてコンパクトに収納できます。

【キャプテンスタッグ】カマドスマートグリルB6型

person icon

田渕さん

焚き火はキャンプの醍醐味の一つ。焚き火台は様々なタイプがありますが、調理がしやすい形のものをセレクトしています。分解すればB6サイズに収納できるのも特徴です。

ゴトクとアミもセット!キャプテンスタッグのコンパクト焚き火台

電車キャンプは足元から!

キャンプ用のシューズを紹介するスタッフ
荷物を軽量コンパクトにまとめたとしても、キャンプ場まで持ち運ぶ負担はなるべく軽くしたいもの。そこでポイントになるのがシューズ選びです。 電車などを利用して移動するとはいえ、乗り降りの際やキャンプ場までの道のりは歩くことになります。田渕さんは長時間、荷物を背負っていても疲れにくいハイキングシューズを使用しています。
person icon

田渕さん

アウトドアでは天気が刻々と変化し、不安定な未舗装路を歩くことも多いです。通気性やクッション性を備えたシューズなら安心です。見落としがちな足元にも気を使うことで快適な電車キャンプを楽しめますよ。

【コロンビア】トレッキングシューズ セイバーファイブ ミッドアウトドライ

person icon

田渕さん

防水透湿機能を備えたハイキングシューズ。ミッドカットなので足首も保護してくれます。ウェットな環境でもグリップを発揮するのでぬかるんだ路面でも安心です。歩く距離や路面の状況によっては身軽なローカットも選択肢に入れるとよいでしょう。

防水性・通気性が優れたコロンビアのハイキングシューズ

キャンプの準備は、アウトドア専門店エルブレスへ

エルブレスもりのみやキューズモール店の店内写真
今回、取材で訪れた「エルブレス もりのみやキューズモール店」。キャンプや登山などさまざまなアウトドア用品が充実し、初心者から上級者まで幅広いニーズに応えてくれます。
エルブレス店舗12月
田渕さんをはじめ、アウトドアの知識豊富なスタッフが商品選びをサポート。全ての商品を手に取って使用感を試しながら選べるのも魅力です。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。 【店舗情報】 エルブレス もりのみやキューズモール店 住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央二丁目1番70号(スーパースポーツゼビオ店内) 電話番号:06-6910-1550 営業時間:10:00~21:00

キャンプや登山など幅広いアウトドア用品が充実の品揃え


特集・連載