冬キャンプデビューするために押さえておきたい6つの基本ギア【ぬくぬく快適に、がキーワード】
冬はキャンプのオフシーズンだと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし夏にも負けない魅力や、冬ならではの楽しみ方が盛りだくさん! この記事では、冬キャンプをぬくぬく快適に過ごすためのギアを紹介。まず押さえておきたい基本のテントからホカホカのおでんが作れるユニークなアイテムまで、冬キャンプを充実させる6つの基本ギアをお伝えします!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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もくじ
実は冬こそ快適にキャンプができるって知ってた?
綺麗な夜空と、虫のいないキャンプ場が最高!
出典:PIXTA
冬のキャンプはひやりと空気が冷たく、空が澄んでいるため天体観測をするのにうってつけ。夏キャンプで頭を悩ませる虫もいないため、虫嫌いであっても快適に外遊びを楽しめます。
また、冬キャンプには焚き火やストーブという飛び道具も。暖を取るのはもちろんのこと、料理を楽しんだりさまざまな場面で活躍してくれるため、キャンプのムードをグッと盛り上げてくれること間違いなし。もちろん寒いのは嫌ですが、実はきちんと対策さえ練れば、1年で最も快適にキャンプができるシーズンの可能性だってあるんです!
せっかくならテント泊が楽しい!暖かく過ごすための6つの基本ギアをそろえよう
【その1】広々としたテント
ここからは、冬キャンプをより楽しく快適に過ごすためのギア6つを紹介。これら基本の道具を押さえれば、初心者でも難なくウィンターシーズンの外遊びを充実させられますよ。
まず用意したいのがテントです。
「冬にテント泊したらさすがに乗り切れないんじゃ…」と考えている方も多いはず。そのためコテージが併設されたキャンプ場を第1候補に挙げ、最初からテント泊を選択肢に入れていないキャンパーの話もよく聞きます。
でもやっぱり、大自然を最も身近に感じられるのはテント泊。ファスナーを開けるだけで大自然が手の届く位置に現れるライブ感、なんだかロマンがありますよね。
そこでおすすめなのが、ホールアースの「アース デュラ Wルーム 2.0」。3〜4人用に設計されているためデュオであればかなり広々と使うことが可能。前室を拡張できる仕様なので、快適なリビングルームを作れます。もちろんグループやソロキャンにも対応可。
ファスナーは水の侵入を防ぐレインブロッカー付き。風と冷気の侵入を軽減するウィンドスカートも設けられているため、テント内に寒〜い空気が入り込みやすい冬キャンプでこそ活躍してくれます。さらに、フライシートの表面には難燃加工を施しました。冬キャンプには欠かせない火を使った暖房器具がそばにあっても延焼しにくい構造は安心できますよね。
また、内部の構造はツールームになっているため、インナーテントを取り付ければ広々とした寝室がすぐに完成!余裕のある快適な寝場所を作り出せます。前室とスペースの区分けがしっかりとできるので、1つのテントで2つの空間使いという一石二鳥な優れもの。入り口部分には道さまざまなギアをつり下げられるデイジーチェーンも付属するなど、細かい部分でも気が利いています。
【その2】自動でふくらむマット
続いては、床に敷いて睡眠時の快適性をアップさせてくれるインフレータブルマット。ホールアースの「ヒーリング インフレータブルマット シングル ジュクスイ 6」です。
商品名にもある通り、これがあるとないでは「熟睡」の具合が段違い!キャップを開けることで自動で空気が入ってくれるので、頑張ってふくらます手間もありません。冬場は地面からの冷気をブロックすることが大切。断熱効果の高い空気の力で、体温が奪われるのをしっかりと防いでくれます。
【その3】マミー型のぬくぬくシュラフ
そして、冬キャンプで特に重要となるのがシュラフ。睡眠時の寒さ対策をする上では、シュラフが最も重要と言っていいでしょう。こちらのホールアース「アクロバットスリーピングバッグ 5」は身体をすっぽりと包んでくれるマミー型で、体温が逃げにくく保温性が高い。冬のテント泊でもぬくぬくと過ごすことができます。
また、コンパクトに収納ができて、約1.6kgと軽量なのも高ポイント。冬キャンプでは中綿の素材や適応身長、快適温度や限界温度をチェックし、行き先に合わせたシュラフ選びを心がけるといいですよ。
サイドにファスナーが付属するため、身体の出し入れも楽ちん!
全身をすっぽりと覆ってくれるので、足先から来る底冷えの心配もありません。
【その4】野外で昼寝もできるコット
お次はこちら。ホールアースの「ダディー コット」です。
しっかりとした構造で頑丈なコットは、その分重たくて組み立てが面倒なのがこれまでの通説でした。しかしこちらのコットは違います。スチール製フレームで耐荷重が約80kgとタフな作りながらも、コンパクトに持ち運べて取り扱いが楽ちん。夜は寝室で、昼間はテントの外でと、移動が苦にならないから多様な場所で使うことができるんです。
座る場所が足りない際のベンチにもうってつけ。アウトドアシーンでさまざまな表情を見せてくれるのが、こちらのダディー コットです。
設営&片づけも楽々!女性でも簡単にセッティングすることができます。
野外での読書なんかにもピッタリ。アウトドア遊びの幅が広がりそうです。
【その5】じんわりと身体を温めてくれる湯たんぽ
湯たんぽは家庭で使うだけでなく、秋冬キャンプの防寒対策としても活躍してくれます。寝る20分前くらいにシュラフに忍ばせておくことで、中が温まった状態で快適に眠ることができます。
そこでせっかくなら、「いかにも」な見た目ではなくかわいらしいデザインをあしらった一品を選びたいところですよね。おすすめはこちら。トライルの「エコ タンポ」です。
キャンプギアのイラストを散りばめたまさにキャンパー向けのルックスで、アウトドア気分を上げてくれること間違いなし!小ぶりなサイズ感なので、女性でも使いやすい設計となっています。
この湯たんぽの最大の特徴は、電気の力で温かくなるという点。15〜20分程度の充電で、最大6時間程度は保温力が持続します。つまり、お湯の交換が不要ということ。火傷の心配も少なくて済みます。子ども連れのキャンプでも安心して使用することができます。
指先が冷えると、次第に身体全体が冷えてきますよね。まずは身体の末端から温めて、テントの外でチェアに座っているときでも快適に過ごせるよう準備をしておきましょう!
【その6】焚き火ではなくあえてのストーブ
基本のギアの最後がこちら。冬キャンプで活躍してくれる暖房器具、ストーブです。
「これぞキャンプ!」という雰囲気を醸してくれるのでもちろん焚き火もいいのですが、初心者であれば石油ストーブも準備しておきましょう。その最大の魅力は、焚き火と比べて手軽に使える点です。
灯油を入れてツマミをひねるだけで火が点き、安定した暖かさを手に入れられる。天板に調理器具を載せれば、手放しでおいしいキャンプ飯を作れる。快適な冬キャンプを過ごすのに欠かせないギアと言えるかもしれません。
基本に加え、こんなギアがあるとキャンプがもっと楽しくなる!
身につけるアイテムもぬくぬく系がいい
基本のギアをそろたら、お次は自身がキャンプを楽しむためのアイテムを用意するといいでしょう。
たとえば、おしゃれに着られるダウンジャケットなんかがあるといいですよね。おすすめはナンガの「タキビダウンジャケット」。アウトドア界隈のみならず、近年では街でも頻繁に見かけるナンガのアウター。まさにキャンプにもってこいの1着です。
このタキビダウンジャケットでは、アミラド繊維を混紡した難燃素材を使用。焚き火やストーブが身近にある冬キャンプにうってつけ。また、フロントには使い勝手のいい6つのポケットを装備しています。背面にもにもファスナーポケットを配置するなど、小物ギアの多いキャンプではありがたいディテールがたくさん。
生地には撥水加工を施しているため、多少の雨なら濡れる心配もなし!脱着式のフードのおかげで、1着で2パターンのスタイルを楽しむことも可能です。
温かい料理とお酒で内側からぬくぬくと
最後に紹介するギアがこちら。ユニフレームの「ユニセラ熱燗あぶり台」です。
その名の通り、このギアでは日本酒を容器に入れて燗することができるので、お酒好きキャンパーにはぴったり!寒空のもとで熱燗をクイッといけるなんて、最高のシチュエーションですよね。
もちろんお酒を飲まないキャンパーもいると思います。そんな人は、ぜひおでんを入れて楽しんでみてください!まるでお店で食べるような感覚になれるので、キャンプで盛り上がっている非日常気分がさらにアップしますよ!寒〜い冬キャンプの酒とアテは、熱燗とおでんで決まり!
まずは基本のギアをそろえて、最高の冬キャンプを!
ギア次第で、意外と快適に楽しめちゃう冬キャンプ。夏とはまた違った楽しみ方をすることで、充実したアウトドアライフを過ごせること間違いなしです!
いよいよ本格的に気温が下がり、冬本番となりました。寒さに負けない最高の冬キャンプを過ごすためには、今回ご紹介したような基本のギアと、自分自身のテンションが上がるアウターや調理道具をまずはそろえてみてください!