安いチェキでレトロかわいい写真を!おすすめフィルムも紹介

家族の夏の思い出を簡単に保存!オリジナルのキャンプアルバムを作ろう
2022.08.30ノウハウ
子どもの自由研究も一段落し、「なんだか自分も創作意欲が湧いてきた」。そんな人に、インスタントカメラ“チェキ”を使って簡単にできる、オリジナルキャンプアルバムの作り方を紹介します。家族で外に出かけ、それぞれが「いいな」と思った瞬間を切り取りましょう。チェキは子どもにも扱いやすいので、初めてのカメラとしてもおすすめ。カメラを片手に外をぶらぶらするだけで、普段とは違った景色が見えてくるかもしれません。
制作者

キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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チェキプリントでキャンプアルバム作り
“チェキ”とは?

“チェキ”とは、富士フイルムが販売する、インスタントカメラ“instax”シリーズの総称。シャッターボタンを押すだけで撮影・プリントが即座にでき、デジタルカメラにはない、写真の希少性やアナログな仕上がりが根強い人気を誇っています。
今回使用するのは、従来のカードサイズの2倍サイズのプリントができる、instax WIDE 300“チェキワイド”。グループや、景色のきれいなところでの撮影に適しているので、キャンプ場での使用におすすめの機種です。
撮った瞬間にプリントされるからアルバム保存がラク!

スマホやデジカメで撮った写真データが延々と貯まり、なかなか整理できない、ましてやプリントアウトなんてほとんどできていない…なんてことありませんか?“チェキワイド”はシャッターボタンを押した瞬間にプリントされるので、写真選びに時間がかかったり、現像する手間がありません。
せっかくだから、子どもに自由に撮影させてみよう

チェキは見た目がおもちゃのようにかわいく、子どもウケも抜群。シャッターボタンを押すだけで「本体からプリントが出てくる」という構造はわかりやすく、使い慣れるのも早いです。フィルムやインスタントカメラを知らない世代の子どもにとっては、こちらの方がむしろ新鮮。進んで被写体探しに出かけるでしょう。
子どもの目線を大切に!

まずは、子どもの自由に撮ってもらいましょう。カメラを持ちながら公園やキャンプ場をぶらぶらするだけで、さまざまな被写体に遭遇します。スマホみたいに大きな画面ではなく、「ファインダー越しに被写体をのぞく」というのもはじめての経験。

チェキから出てきたプリント。はじめはボンヤリしていますが、だんだんと絵が浮かび上がってきます。プリントされるまで、どんな写真になるかわからないドキドキ感も、アナログなチェキならではの楽しみ。

子どもはじめてのチェキ。猫が気持ちよさそうにお昼寝している様子が撮れました
自由な感覚をそのまま生かす

ついつい「あれ撮ってみたら?」などアドバイスしたくなりますが、できる限り子どもの感覚に任せましょう。デジタルで撮影すると失敗のように感じる写真でも、それが味となってくれるのがチェキの魅力です。

フェンス越しに写したヤギ。左側の車と右側のヤギが違う場所にいるみたいで不思議な写真に


一生懸命作業している様子のパパ。テーブルが地面ごと傾いているようなおもしろい構図に
家族みんな、それぞれの目線を切り取ろう
子どもの写真はやっぱりパパにおまかせ!

撮る人によって被写体も写真の雰囲気も全然異なるのが、写真のおもしろいところ。ためしにパパが撮影してみるとこんな感じ。

側転中。躍動感のある写真に仕上がりました
パパ撮影のチェキプリント

子どもやママ、猫、焚き火、キャンプ場の橋、草。それに左下は地面に開いていた虫の穴? 右下のママの写真は逆光で暗くなってしまいました。チェキワイドにはフラッシュ機能が搭載されているので、使いこなせば明るく撮影することも。
ママはフォトインフォトに挑戦!

Instagramで人気テクニックのひとつ、“フォトインフォト”。写真の中にまた、同じ背景の写真を写すことで、ユニークな写真を作る手法です。まず、テントの前に立つ子どもを撮影してプリント。その写真をテントの前でかざし、スマホやデジカメなどで撮影すると、フォトインフォトのできあがり。
ママ撮影のチェキプリント

子どもやパパ、動物、キャンプ場のゴンドラ、人形、キャンプ場にいた若者たち。左上は地面に生えているキノコですが、接写が難しく、オバケのような写真になりました。
撮ったプリントをキャンプアルバムに
まとめ方は自由自在

撮った写真はまとめておき、帰ってきたらすぐにアルバム制作に取りかかりましょう。もちろん青空の下、キャンプ場で制作活動をしても楽しいもの。
まずは、余白部分に色を塗ったり、メッセージを書き込みます。

プリントがデコレーションできたら、アルバムにファイリングしていきます。のりつきのアルバムを使えば、プリントがそのまま貼れ、カードなども挟めるので便利。ページごとに「動物」などテーマをもうけ、キャプションも添えます。

100均で手に入る吹き出しシールなどのアイテムを活用すれば、小学校低学年の子でも上手にアルバムが作れます。
オリジナルのキャンプアルバム完成!

写真のセレクトからページの構成、キャプション、デコレーションをほぼ7歳の子ひとりで制作
ママも少しだけ手伝いましたが、写真のセレクトからページの構成、デコレーション、キャプションをほぼ7歳児ひとりで制作。この世にたったひとつのキャンプアルバムができあがりました。
プリントした写真をスマホで撮影

やっぱりデータで保存しておきたい!という方は、写真をいくつか並べ、スマホやデジカメで撮影。アナログな空気感はSNSでも話題になりやすいので、あえてチェキで撮影し、デジタルで共有するという方法もおもしろいです。
家族みんなで外に出かけよう

「キャンプアルバムを作る」という目的のため、カメラを手に外に出かけるのも楽しい。ふだんはパパやママどちらかがカメラマンになりがちですが、たまにはカメラを子どもに持たせ、家族みんなの共同作業で思い出に残るアルバムを作りましょう。

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