猛暑でもアウトドアで遊ぼう!夏キャンプを乗り切るための必須ギアって?
キャンパーにとって、夏はもどかしい季節。「天気がいいからキャンプへ行きたいけど、いくらなんでも暑すぎる…」。せっかくアウトドア気分がマックスになる夏感たっぷりの日なのに、泣く泣くクーラーの効いた部屋で過ごした経験がある人も多いはず。そこでこの記事では、暑〜い夏キャンプを快適にしてくれるお助けアイテムをご紹介。対策をきちんと練れば、しんどい猛暑が続く夏でも楽しいキャンプライフを送れますよ!
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キャンプ・アウトドアWebマガジン「hinata」編集部。年間に制作・編集する記事は600以上。著書に『ひなたごはん』(扶桑社ムック)など。
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今年は快適な夏キャンプ時間を過ごしたい
ポイントはやっぱり「暑さ対策」
キャンパーのみなさん。今年の夏はいかがお過ごしですか? 例によって、日本列島は猛烈な暑さに見舞われていますね。近所の公園でピクニックをするだけでも、大量の汗が噴き出すからアウトドア遊びも億劫になりがち。本当はキャンプに行って自然の中で気持ちよく過ごしたいけれど、ここまで暑くてはそうも言っていられない…。そんなふうにせっかく開放的になれる季節なのに、涼しい部屋でダラダラと過ごしてる方も多いのではないでしょうか?
もちろん、気温はどうすることもできません。しかしアウトドアフィールドにおいて、快適に過ごすための方法はあります。それはやはり、暑さ対策。無防備な状態だとしんどいだけの夏キャンプも、然るべき道具を揃えれば乗り越えることが可能なんです。身体の外からも中からも体温の上昇を防ぐテクニックを駆使して、今年は夏キャンプへ出かけちゃいましょう!
ゆったり過ごすための拠点では日陰の確保がマスト
遮光性の高いタープで太陽光をカット
まずキャンプ時の基地となるタープは、遮光性を備えた製品を選びたいところです。おすすめはホールアースの「アースヘキサタープ Ⅲ」。裏地に施したシルバーコーティングにより、容赦なく降り注ぐ夏の日差しからあなたを守ってくれます。
そのサイズ感はW500×D400×H240cmと、3~4人でも余裕で使えるゆとりっぷり。ソロやデュオであれば、キャンプギアを並べても広々とくつろぐことができるんです。
生地にはUPF50+加工が施されているので、日焼け対策もばっちり。女性はもちろん、男性だってあまりに日焼けすると肌が痛くて嫌ですよね。せっかくだったら紫外線をカットしてくれるタープの下で、のんびりとチルな時間を送っちゃいましょう。
さらにこのポリエステル製の生地の表面は、撥水加工が施された耐水圧3,000mm仕様。夏って、突然ゲリラ豪雨に襲われることもありますよね。タープはテントサイトの中で基地的な役割を担います。雨漏りの心配が少ないタフなタープを用意して、雨にも負けないテントサイトを確保しましょう!
冷た〜い飲み物で身体をクールダウン
ボトルに入ったドリンクは熱中症対策として優秀
タープで日陰を確保できたとしても、体温の上昇は防げません。そのため夏キャンプでは、身体を冷やすための道具が必要です。一般に、5~15℃程度の飲料を補給することで体温が下がり、熱中症予防に効果が期待できると言われています。さらに、キンキンに冷やしたボトル類を首に当てたり、脇の下に挟んだりすることで、体温を下げることが可能なのだとか。冷えたボトルにはそんな一石二鳥のメリットが期待できるんです!
極厚仕様のクーラーボックスでボトルを冷やす
飲み物を冷たくキープしておけるアイテムとして優秀なのは、やはりクーラーボックスです。おすすめはホールアースの「ソフトクーラーボックス メゾネットクーラー」。一見ハードタイプよりも保冷力が劣ると思われがちなソフトタイプですが、こちらは密閉性が高く冷気が逃げにくい独自の構造で、庫内を長く保冷してくれる優れものです。
発泡ポリエチレンフォーム製の断熱材は、 2層構造の15mm厚。8時間以上の保冷力を実現してくれます。
収納は上下に設けられた2段仕様です。保冷庫となる下段は約25リットルのたっぷりサイズで、上段は食器などを収めることが可能なマルチポケット。応用が効くので、収納する物によってフレキシブルに活躍してくれます。
手持ちのハンドルに加え、ショルダーベルトも付属。ベルトはパッド入りで肩が痛くなりくく、両手が空くのでチェアやテーブルなども一気に運搬できます。
大容量ジャグでたっぷりと飲み物を冷やす
液体そのものを入れて冷やせるジャグがあると、すぐにキンキンのドリンクが飲めて便利。こちらはイグルーの「スポーツ5ガロン ローラー」。ガロンというネーミングからもわかる通りタフなアメリカ製で、その容量はなんと約19リットル。この中に氷とスポーツドリンクなどを入れておけば、サッとカップに注げるので、小まめに水分補給ができます。
キャンプ場では、タープの下だけでなく川や湖で遊ぶ場面もありますよね。そんなとき、水で体温が下がるからといって油断は禁物。しっかりと水分を補給して、熱中症対策を施しましょう。
スポーツ5ガロン ローラーだったら、どこへ移動するにもタイヤ付きだから楽ちん。19リットルを満タンに入れたとしても、ハンドルを引くだけで手軽に持ち運べる。大容量かつ移動も楽ちん。そんな頼もしいジャグとなっています。
タープの外ではハットをお忘れなく
タープから外へ出る際は、ぜひハットを被るようにしてください。頭部に直接日光が当たらないだけでも、体感温度はかなり違ってきますよ。特に、顔に影がかかるくらいツバ広のハットを選ぶのが吉。もちろん日焼け予防にもなるので、マストで押さえておきたいアイテムです。
虫除けするならユニークなグッズがいい
そして夏キャンプの大敵といえば、虫。これが嫌で、夏のアウトドアフィールドへ出かける機会が減っている人もいるのではないでしょうか。
蚊取り線香や防虫スプレーは当然として、今年の夏はちょっとユニークなグッズをプラスしてみてはいかが?それが、こちらの「おにやんま君」です。昨今アウトドア好きの間で人気を博しているこのグッズは、蚊やハエ、アブ、ブヨなどの天敵であるオニヤンマを模したアクセサリーで、それらの虫が近づくことを防ぐ狙いがあるのだとか。テントサイトの一角にぶら下げたり、安全ピンでTシャツやハットに着けたりと、虫除けグッズにも遊び心を効かせてみるとキャンプはより一層楽しくなりますよ。
万全の暑さ対策を施して、今年は心地いい夏キャンプを!
暑〜い太陽の下で楽しむ真夏のキャンプ。まずは遮光性の高いタープで日の当たらない基地を設け、その上で小まめに冷たい水分を補給することが大切です。身体の外側と内側から暑さ対策を講じて、快適な夏キャンプにトライしてみてください。
8月が終わっても、まだまだ暑い日は続きます。ぜひ今回ご紹介したアイテムを手元に揃えて、これからのキャンプライフを充実させましょう!