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「装飾は1mmも入れない」。ガレージブランド「38explore」主宰が語るデザインの本質【Jeep×hinata vol.7】

ブルーボディのグラディエーターとホワイトを基調としたサイトコーデにした宮崎さん

人気ガレージブランド「38explore(サーティーエイトエクスプロー)」。キャンプサイトを柔らかい光で照らしてくれるLEDランタン「38灯」など、建築やデザインのスキルと、キャンパー目線を取り入れたプロダクトを作り続けているのが、主宰の宮﨑秀仁さん。ブランドオーナーとしての流儀とともに、日本初上陸となったJeepのピックアップトラック「Gladiator(グラディエーター)」の魅力について聞きました。

新しいキャンプの「挑戦」をサポート【Jeep×hinata】

最後には豪華プレゼントを多数用意

6月に日本初上陸となったJeepのグラディエーター
アウトドア好きに新しい世界への入り口を案内する、Jeepとhinataの全7回にわたる連載企画。ハンモックやパップテントなど、キャンプの魅力をさらに高めてくれる新しいスタイルを紹介します。各連載の最後では、記事テーマに沿った豪華プレゼントを案内しているので、要チェック!

今回登場するのは、人気ガレージブランドを主宰する「宮さん」

人気ガレージブランド「38explore」を主宰する宮崎さん
【プロフィール】 宮﨑秀仁さん アウトドアガレージブランド「38explore(サーティーエイトエクスプロー)」の主宰。LEDランタン「38灯(ミヤビ)」、コンパクト多機能テーブル「A38grate」など、入手困難な人気アイテムを続々とリリース。幼少期から登山を始め、サーフィンやSUPなどアウトドアに傾注。電気工事や建築、インテリアの仕事を経て、自身のアウトドアブランドを立ち上げ。ホンダのアクティバンをカスタムし、車中泊なども楽しむキャンパーの一人。48歳。

「自分が欲しいものしか作らない」

積み上げてきた建築とデザインのスキル

キャリアについて語る宮崎さん
──宮﨑さんの原点はどこにあるのでしょうか。 宮﨑秀仁さん(以下、宮﨑):昔から絵を描くのが好きで、デザイン学科のある高校に進学しました。建築に興味があり、電気工事屋を2年間、大工を6年間それぞれ経験し、関心のあったインテリアデザイナーの道に進みました。一貫して、建築系スキルを積んできたんです。その後は一旦フリーになり、自分の会社を立ち上げてからまだ1年も経過していないですね。 20代でキャンプを始め、当時はホームセンターで買ってきたギアをDIYして楽しんでいました。再びアウトドアに濃密に触れ出したのは40代。仕事仲間とおしゃれなキャンプを楽しむ中で、ギアの使い心地や細かい部分が気になるようになり、自作への道につながっていきました。

「装飾」を省き、「制約」を楽しむ

自身が手がけてきたプロダクトについて語る宮崎さん
──デザイナーを経て、アウトドアブランドを主宰する宮﨑さんですが、変わらないこだわりはありますか。 宮﨑:僕は流行りを作ろうとは思っていなくて、自分が欲しいものしか作らない。建築などのデザインに比べると、アウトドアのギアって機能や収納性など「制約」が多いんです。それが面白くて、制約があればあるほど、工夫するポイントが出てくる。それがデザインとして形になるのが好きなんですよ。 「装飾」は1mmも入れない。建築を手がけてきた時から、自分で説明ができない線を書くのが嫌なんです。ネジの穴の位置、ロストルの幅や厚みなど、全部に意味があり、説明できる。そういう意味で、僕はデザインをしていなくて、必要な要素だけをかき集めて形にしている感じですね。
デザインについて語る宮崎さん
──インテリアデザインとアウトドアブランドは全く違うフィールドに見えますが、どんな努力を重ねてきたのでしょうか。 宮﨑:「できないんじゃなくて、できることからやる」という姿勢を大切にしてきました。デザイン志望の人がいたとして、パソコンとプリンターを用意して、専門の学校に行くという選択をするなら、なにをやっても上手くならないでしょうね。本当にやりたいなら、鉛筆1本でもできるから。どちらも厳しい仕事だけど、自分もそういうスタイルでスキルを積んできたし、今もその気持ちを大事にしています。
グラディエーターに腰掛けてコーヒーを楽しむ宮﨑さん
──「デザイナー」は華やかな世界に見えますが。 宮﨑:デザインという言葉は残酷ですよ。「デザイナー=かっこいい」というイメージ持たれがちだけど、全然そうじゃない。地味で大変な仕事でしかなく、誰にも勧めません。風呂に入っている時も寝る前もずーっと考えちゃう。暇があると考えちゃうので、自宅にテレビも置いていません。バッとアイデアがひらめいた時に出る快楽感、ドーパミンが出る瞬間のためにやっているんです。そしてアイデアを形にすると、喜んでくれる人がいるとうれしい。それがないとやってられないです。
Goal Zero LIGHTHOUSE microに装着して使うランタンスタンドZEROPOD38
人気アイテムの一つであるランタンスタンド「ZEROPOD38」
──ランタンスタンド「ZEROPOD38」はおしゃれなサイトコーデに欠かせないアイテムの一つです。 宮﨑:ZEROPOD38は、Goal Zero(ゴールゼロ)のLEDライト「Lighthouse Micro(ライトハウスマイクロ)」を装着できるランタンスタンドです。テーブルに固定できるのはもちろん、三脚のランタンポールとして自立できる仕様。手のひらサイズで収納も簡単にできるようになっています。機能性と拡張性、収納性のあるアイテムで、多くのキャンパーの手に取ってもらえるのは本当にうれしいですね。
Jeepのグラディエーター
宮﨑:渾身のディテールを詰め込んだプロダクトを作っても、建築の仕事をしていた時は、うかばれない経験も多かった。自分が「かっこよくて、機能的で、ヤバいやつができた」と思っても、全然評価されない。でも、キャンプギアは使ってもらえば、みんなが良さに気づいてくれる。キャンパーの人たちがインスタで自分が作ったギアの魅力を発信してくれるのは、めちゃくちゃやりがいを感じます。
自作したギアについて語る宮崎さん
──キャンプ人気が高まるにつれ、ギアはスペック重視の流れが強くなっています。 宮﨑:スペック勝負じゃないのが、キャンプギアのいいところなんですよ。キャンプへの熱が高まるのはいいけど、ギアが「普通」のプロダクトになりつつあるのが嫌。テントが何人用かとか、関係あるのかなと。メーカーの説明ではなく、自分で実際に見て判断すればいいと思います。LEDライトもそうだけど、スペックだけじゃないでしょうと。もっと作り手のこだわりとか、そういうところに注目がいくといいなと思っています。

宮さんが選ぶ“こだわり"ギアとは

コンパクトな多機能テーブル「A38grate」

機能美で魅せる「A38grate」
ロストル・ウッドテーブル「A38grate」
ガレージブランド「Asimocrafts(アシモクラフツ)」、埼玉県のモノ作り集団「DekiTech(デキテク)」とコラボ。ロストル、ウッド天板、マルチハンガー、2つの脚で構成され、窒化加工されたロストルは焚き火料理にも活用可能。アタッチメント「ASINOPLATE(アシノプレート)」を実装すれば、三脚が取り付けでき、SOTOのレギュレーターストーブや五徳も装着可能なアタッチメントなど、圧倒的な拡張性を備える。
──ロストル・ウッドテーブル「A38grate」がキャンパーから支持を集めています。 宮﨑:アシモクラフツとのコラボ商品です。ロストルとウッドテーブルを組み合わせた「asigrille_ztable(アシグリルゼットテーブル)」に収納式の脚を付け、いろいろな用途を展開できるようにしようと考案しました。ガスバーナーやランタンスタンドも簡単に取り付けられるようなアタッチメントを増やしていった。「ASINOPLATE(アシノプレート)」を装着すれば、カメラの三脚を取り付けられ、高さを調整して、コーヒーを飲みながら立ち話もできます。 カメラ撮影をしていたインテリアデザイナー時代の経験がなければ、絶対に出てこない発想でした。今までの経験が全てつながっているんです。使う人によって、使用方法が異なるんですね。説明しないと、なかなか良さが理解してもらえないんですが、キャンパーがインスタグラムなどで魅力を発信してくれるのは、本当にうれしい。めちゃめちゃやりがいを感じています。

サンゾー工務店の焚き火台「RODAN(ロダン)」

ガレージブランド「サンゾー工務店」の焚き火台「RODAN(ロダン)」。ソロキャンプ向けの五角形を基本形に、パーツを追加すると半月状に姿を変え、2〜3人で囲む暖炉のような雰囲気を醸す焚き火台に。鉄のパーツは1.6cmと薄い一方、窒化加工を加えることで強度が向上。収納時はA4サイズより少し大きいケースに入るほどコンパクト。
サンゾー工務店の焚き火台「RODAN」
宮﨑:重量(2.8kg)に対して、収納時のコンパクトさは本当にすごい。自分には、このデザインの発想はなく、すばらしいですね。焚き火の世話に趣を感じる人にとって、まさに唯一無二の存在です。 自分も焚き火台を考えているが、年々出せなくなっている。さまざまなブランド、個人によってやり尽くされたプロダクトでもあり、難しいですね。できるなら、「開く」「挿れる」「置く」の3アクションで組み立てられるものが理想。組み立ての手間をサクッとこなせるような焚き火台を作ってみたいです。

日本初上陸のピックアップトラック「Gladiator」

伝統を受け継ぎ、先進機能を搭載

Jeepのグラディエーター
グラディエーターに乗車する宮﨑さん
「ピックアップトラック」とは、後方に屋根のない荷台を備えたクルマの総称
──撮影で使用したのは日本に上陸したばかりのJeepのピックアップトラック「Gladiator(グラディエーター)」です。
宮﨑:実は2004年に、Jeepの「TJ Wrangler(ティージェイラングラー)」を新車で購入したんです。当時のJeepは現在ほど人気が定着していなくて、周りからは「商用車っぽい」と見られたけど(笑)。僕的にはJeepって、当時からおしゃれでカッコ良いイメージがあるんです。 最近の車って、モデルチェンジの度にデザインが大きく変わって、がっかりすることも多いじゃないですか。でも、Jeepには「残念感」が全く無い。最新の機能を加えつつ、伝統的なフェイスやボディはしっかりと受け継いでいる。ラングラーに比べて、マッスル感が増しているのも良い感じ。
グラディエーターのインテリアをチェックする宮崎さん
レザーシートが柔らかく高級感を醸し出すインテリア
グラディエーターの荷台にギアを積み込む宮崎さん
広大な荷台にはシェルコンやSUPボードなど、さまざまなアイテムを積載可能
──内装と外観にはJeepの伝統が体現されています。 宮﨑:これだけ大きいトラックを、うまく高級車に仕立てているなと思います。最新の機能を備えつつ、ぱっと見でもJeepって分かる外観を作り上げたのはすごい。デザインの本質が詰まっていますね。デザイナーは相当頑張ったと思う。僕も欲しい車ですよ。
グラディエーターの乗り心地に満足げな宮崎さん
──常に注目を集めるガレージブランドとして、今後の展望はいかがでしょうか。 宮﨑:なにかが保証されているわけではなく、今も怖い部分はあるけど、びびってやめちゃうのは嫌なんです。自分がやりたいと思ったことはやりたい。周囲はネガティブな意見がくるけど、ふたを開ければ評価してくれる人はいる。現在進行形のプロジェクトが何個もある中、どれも形になっていないから焦っているけど。それも楽しみながらやっていきますよ。

キャンプシーンを格上げするアイテムをプレゼント

Jeep×hinata企画のプレゼントキャンペーン
プレゼントに応募したい方は、Jeep特設サイトの応募フォームからお申し込みください。応募期間は2022年7月3日(日)まで。

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Gladiator(グラディエーター)

グラディエーター
今回使用した車はJeep Gladiator Rubicon。2022年6月に日本初上陸。米国ネバタ州からカリフォルニア州に続く、世界一過酷と言われるトレイル「Rubicon(ルビコン)」の名を冠し、整備されていない林道や山道、岩場などの悪路も苦にしない、圧倒的な走破性を誇ります。大きな荷台にはキャンプギアやロードバイクなどを同時に積載可能。オフロードカメラやプレミアムサウンド、速度を自動調整して前方の車との距離を等間隔に保つ機能など、最先端のスペックを兼ね備えた、Jeepシリーズ最強のピックアップトラックです。 【主要緒元】 全長:5,600mm/全幅:1,930mm/全高:1,850mm/車両重量:2,280Kg/乗車定員:5名/エンジン種類:V型6気筒 DOHC/総排気量:3,604cc/使用燃料:無鉛レギュラーガソリン/最高出力:209kW(284ps)/6,400rpm(ECE)/最大トルク:347N・m (35.4kg・m)/ 4,100rpm(ECE)/4輪駆動(オンデマンド方式)/電子制御式8速オートマチック 全国メーカー希望小売価格:8,400,000円(税込)
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Jeepとhinataは「新しいキャンプスタイルへの挑戦」を掲げ、新連載企画をスタート。ハンモックやパップテント、釣り、ポタリングなど、人気が高まりつつあるキャンプスタイルをはじめ、キャンプの魅...

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