9/9(木)のNHK『天才てれびくん』で防災キャンプを特集!身のまわりのものでサバイバルを学ぶ!
【防災の日】キャンパーが教える防災術! もしもの時に役に立つ秀逸アイテム&アイデア集
2021.09.01ノウハウ
キャンプを通して身につくアウトドア知識は、同時に台風や地震などの災害時に役立つサバイバル知識でもあります。楽しむだけでなく、非常時に備えた訓練を兼ねてキャンプをしているという方も。熟練のキャンパー4人に、いざという時に役立つアウトドア好きならではの防災術を教えてもらいました。
制作者
古賀結花
こがゆうか。運動はおさんぽが限度。常にふやけているのでスローなキャンプライフを満喫しています。
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もくじ
今、改めて考えたい災害対策
キャンプの知識が大活躍!
出典:PIXTA
普段からキャンプを楽しむだけで、外で過ごすことが防災訓練にもつながります。ガスや電気など、自宅で何気なく使っているライフラインがなくなってしまったときも、アウトドアの知識や用品があれば落ち着いて行動できます。
思わず「なるほど!」。非常時に役立つアイデア集発見
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今回は、普段からキャンプをしつつ防災にも気を配っているキャンパーの皆さんに、いざという時に役立つアウトドアのテクニックを教えてもらいました。ベテランたちが日々のキャンプのなかで発見したり、編み出したりした防災アイデアとは?
①浄水器&ウォーターキャリーでキレイな水を確保
ウォーターキャリーに小型浄水器をセット!
新潟県出身のとつキャン(@totsuo_camp)さんは、2004年の新潟県中越地震や毎年の大雪など、子どもの頃から防災を意識する機会が多かったと言います。2011年に起きた東日本大震災の際は、父の実家である宮城県で災害ボランティアも経験。
人一倍、防災への意識が高いとつキャンさんは、26歳の若さでありながら、キャンプギアをはじめとしていざという時のために備えています。ポータブル浄水器・ソーヤーミニとエバニューのウォーターキャリーをセット使いしているのもそんな意識から。
ソーヤーミニは泥水でも簡単に浄水でき、フィルター交換が不要なのが強み。水を逆噴射させることで汚れを取り除き、何度でも繰り返し使える優れものです。とつキャンさんは試しにソーヤーミニを使って川の水を浄水し、飲みながら1日過ごしてみた経験も。結果は何の不便もなく過ごせました。ひとつあればキャンプにも防災用にも心強いアイテムです。
収納時は超コンパクト。防災バッグに入れておけば安心できる
エバニューのウォーターキャリーはマチが広く、水を入れておくと自立します。中身を満たして枕にできるほど強度があるため、アウトドアの過酷な環境でもタフに活躍してくれます。キャップと本体がつながっており、キャップだけうっかりなくしてしまう心配もありません。
ソーヤーミニにウォーターキャリーをグルグル巻きつけて、コンパクトに持ち運んでいるとつキャンさん。「とりあえず持って行くことで、心の支えになっている」とのことでした。
②耐熱ポリ袋調理で、節水&感染症対策
水を節約しながら熱々パスタを調理!
友人や家族とキャンプを楽しむだけでなく、地域のキャンプイベントの企画や主催をしているアウトドアショップオーナーの加藤さん(@supermall_lucky_sportsmax)。地域の「防災キャンプ」企画を手伝ったことがあり、その企画のために試した防災術が、耐熱ポリ袋での調理です。
一つの鍋で7〜8人分を一気に作れる
やり方は簡単。ポリ袋に1人分のパスタやソースなど丸ごと材料を入れて、お湯で茹でるだけ。途中でポリ袋を揉むとよく混ざります。この写真では、30〜35センチのアルミ鍋で、一度に7〜8人分を調理しています。ビニール袋がお湯に浸かればOK。乾物や冷たいものが食事になりがちな災害時に、温かいものが食べられるのはうれしいところ。衛生面も安心で、洗い物も減るので節水につながります。
「実際に食べてみると、きちんと完成していて想像以上においしかった。他の味やメニューも考えたくなった」と加藤さん。防災についても楽しく考えをめぐらせているのが印象的でした。
③メスティンパッキングでキッチン小物をまとめる
相次ぐ自然災害のニュースに「他人事じゃない」と実感
元々1人でキャンプを楽しんでいた247★子(@247_diy_camping)さん。ここ数年、国内各地で地震や大雨の被害が増えてきたことをニュースで実感。災害時にスムーズな行動ができるよう、高校生の娘さんと一緒にキャンプに行くようになりました。
「災害用のために」と道具を集めはじめた247★子さんが使っているのは、軽量でコンパクトなキャンプギアばかり。調理から食事まで、道具一式をなんとメスティンの中にきれいに収納しています。
まるでテトリス!?五徳から洗剤まで食事まわりのギアがひとまとめに
固形燃料や五徳、ガストーチといった調理器具から、はしやれんげなどのカトラリー類、洗剤にスポンジなどの洗い物セットまで、このセットがあればどこでも食事ができます。災害時はもちろん、ソロキャンプや電車キャンプのお供にもぴったり。
④ソーラーランタンで夜も安心
小さな明かりが大きな安心をもたらす
2016年に起こった熊本地震を経験してから、防災への意識が高まったというムジッコ(@mujikko_rie)さん。「被災した当時はまだ防災・キャンプ道具がそろっておらず、慣れない車中泊でインフラの確保に苦労した」と言います。
大きな災害時には、自宅の電気が止まってしまうケースも多いです。いつもどおりの生活ができなくても、小さな明かりがあるだけで安心できるので、光源の確保は被災時の最優先事項。ムジッコさんは、太陽光で充電できるCARRY THE SUNのソーラー充電式エコライトをキャンプで活用しています。
充電時はコンパクト!どこに置いてもかさばらないのがうれしい
日中、太陽光の下に出しておくだけで充電できるので、燃料や電池は不要です。地面に置いて足元を照らしたり、持ち手をどこかに引っ掛けてもOK。使わないときは畳んで平らになるので、収納の場所もとりません。まぶしすぎず、優しい灯りで手元や足元を照らしてくれます。
キャンプで楽しみながら防災訓練!
出典:PIXTA
外遊びをしながら、ちょっと防災を意識するだけでいざという時の訓練にもつながります。キャンプを楽しみつつ、今回紹介した防災術をぜひ試してみてください。
今回紹介したアイテム
商品画像 | |||
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商品名 | ソーヤープロダクト ミニ浄水器 | エバニュー ウォーターキャリー | キャリー・ザ・サン ソーラーランタン |
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