キャンプ・アウトドア情報メディア | hinata〜もっとそとが好きになる〜
ホームセンターで買ったギアたち

ホームセンター上手がキャンプを制す!?サイトがうるおう「買い」なギア5つ【真夏のコスパ選手権】

キャンプに使うものだからといって、全部が全部アウトドアショップで買わなければいけない理由はありません。今まで工具や園芸用品のイメージが強かったホームセンターのアウトドアコーナーが、ここ2〜3年でかなり充実してきています。しかもただお手頃なだけでなく、デザインも機能性も兼ね備えた「とんでもないコスパギアの宝庫」。見つけたら即買いしたい5つのアイテムを厳選しました。

熟練キャンパーほどホームセンターをヘビーユース!?

「ホームセンターギア=安いけど、ちょっと…」。そのイメージ、もう古いかも

荷物を運ぶキャンパー
数年前からのキャンプ人気を受け、「カインズ」や「DCM」などの大手を中心に、全国のホームセンターでキャンプ・アウトドア用品が一気に充実するようになりました。比較的高価なものが多いアウトドアギアですが、ホームセンターで販売されているものは、割安感やコスパの良さが魅力。 ただ、安いだけなら他にいくらでもあります。もともと工具やガーデニング用品、車・自転車用品など、タフさが求められるのがホームセンターの商品。それはアウトドアコーナーも例外ではありません。安価なうえに「丈夫で機能的」、そして何よりおしゃれ。だからこそ、サイトのクオリティを追求する歴戦のキャンパーたちから支持されているのです。

人気のアイテムは品薄の場合も。見つけたら即購入が鉄則!

ホームセンター

出典:PIXTA

店舗によってはシーズンごとに商品や棚の配置をガラッと入れ替えるところもあるため、店頭で気になるアイテムを見つけても、「購入を悩んでいるうちに数日後には新しいものと入れ替えられていた」「棚の配置が変わっていて、目当てのアイテムが見つけ出せない」という悲劇が起こりえます。 また近年、テレビやYouTubeでホームセンターのお得なキャンプギアが紹介される機会も増え、店頭に出るたびにすぐ品切れになるギアも。少しでも気になるアイテムに出会ったら、一期一会と思ってその場で購入してしまうのが鉄則です。

今すぐ近所のホームセンターへ。キャンプに使えるコスパギアを5つ紹介

数あるなかでも、最近の注目ギアを5つピックアップしました。どれもいわゆる「アウトドアショップ」ではなかなかお目にかかれない、ホームセンターならではのアイテムです。自分のキャンプスタイルに合わせるならどの商品をどう使うか、想像しながらチェックしてみてください。

【実質3,600円…!?】長谷川工業 アルミ足場台

老舗はしごメーカーによる、小回りがきく一品

足場台
高品質なアルミ製はしご・脚立メーカーのパイオニアとして、国内外の建設現場で高い評価を受けている長谷川工業。自宅での高所作業や洗車用として、ホームセンターでも大小さまざまな脚立が売られています。 なかでも狙い目は「アルミ足場台[DRXB-0752a]」。ひとつあるとキャンプ中のさまざまなシーンで役立ちます。
足場として使用
商品名のとおり、足場台としては、当然ながら超優秀。耐荷重が約100kgで、平均的な体格の成人男性がコンテナボックスを抱えて乗ったくらいではビクともしません。高さは52cm。車のルーフキャリアへの荷物の積み下ろしが楽々できます。

テーブルに収納ラック。変幻自在のアレンジ力が魅力

サイドてーぶるとして使っている様子
天板のサイズは70×30cmと、足場としてはやや幅広。だからこそ上に乗っての作業も安定感がありますが、これだけ幅があるとテーブル使いもできます。グループキャンプの際はクーラーをのせるサイドテーブルに、1〜2人の少人数ではメインテーブルとしても十分。
足場台として作られているので、上段にのぼるためのステップがついています。ここに板を渡し、2段ラックとして活用する上級者も。
車の積載
脚を折り畳めるので、積載時もコンパクト。お値段は10,980円(税込)と少々割高に思えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。単純に「足場台」「テーブル」「2段ラック」の3つをこの値段で購入しようと思うと、デザインや機能面で妥協が必要になってきます。これ1つで3役こなしてくれる…と考えたら、1用途あたりおよそ3,660円。迷わず「買い」なコストパフォーマンスであることがわかります。
【基本情報】
  • 使用サイズ:幅100×奥行39×高さ52cm
  • 価格:10,980円(税込)
  • 購入はこちら:DCMオンライン

【ガス缶、ペグの収納に】K+ 防塵・防水スチールツールストッカー

軍の弾薬箱がルーツ。タフで便利な万能ストッカー

ツールストッカー
かざみどりのロゴでおなじみ、グループ全体で全国に1,200店舗以上を展開する大手チェーン「コメリ」も、アウトドア用品に力を入れるホームセンターのひとつ。オリジナルブランド「K+」のツールストッカーは、防水・防塵で耐荷重も30kgとかなり丈夫なので、重さのあるペグ類や濡らしたくないガス缶・バーナーの収納にぴったりです。
アモカン
金属製で防塵・防水も万全。中身を保護しながら運搬ができる…とキャンプにもってこいなこちらのボックスですが、モチーフとなっているのは「アモカン」と呼ばれるミリタリーアイテム。弾薬を安全に保管・輸送するための保管箱で、世界各国の軍で現在も使われています。 一度に大量の弾薬を輸送する必要があるため、地面に置くと持ち手が平らに収まり、上に同じボックスを積み重ねても安定する設計に。車の積載にも役立ちます。

濡らしたくない、汚したくないギアを一緒に保管しておく

ガス缶収納
おすすめの使い方は、バーナーまわりのアイテムをまとめて収納しておくというもの。500gのOD缶が縦にすっぽりおさまるほか、予備のOD缶250g、シングルバーナー、コーヒーミル、ドリッパーを一緒に収納できました。重ねて置けるので、バーナーまわりで1箱、コーヒー豆やお米など、湿気させたくないもので1箱使ってもよさそうです。
【基本情報】
  • サイズ:幅30×奥行15.2×高さ18.8cm
  • 重量:2.65kg
  • 素材:スチール
  • カラー:カーキ、ブラック、イエロー
  • 価格:1.980円(税込)
  • 公式はこちら:コメリ

【かゆいところに手が届く】DCM 角型ツールバッグ 折りたたみ式

手持ちでもショルダーでも。軽いけど自立式の頼れる小物入れ

DCMのツールバッグ
業界最大手で、ホーマックやカーマなどを展開するDCMグループでは、キャンパー垂涎の実力派コンテナバッグを発見。一見トートバッグのような見た目ですが、開口部と底に金属のフレームが入っているので自立します。安定しないものを入れてもくたっとならないので、グローブやブランケットなど布類の収納にも頼れる一品です。
ツールバッグ
メイン収納のほか、外ポケットにも小物が入ります。フタがついていないため、高さのあるランタンもすっぽり。8kgまでの荷物が入りますが、片手で持てるので設営・撤収時もこまごましたものを一度に持ち運べて便利。底面には小さな脚が付いており、地面に直置きしてもバッグが汚れません。

コンパクトな折りたたみ式。車に常備しておくのもおすすめ

折りたたんだツールバッグ
小物入れとしてだけでなく、簡易ゴミ箱や洗い物の運搬用など、持っていけば何かと役に立つ収納バッグ。こちらのツールバッグは布製で、軽くてコンパクトに折りたためます。積載を圧迫しないので、「念のため」で持っていきやすいのがうれしいです。
【基本情報】
  • サイズ:幅約36×奥行約26×高さ33cm
  • 値段:1,478円(税込)
  • 公式はこちら:DCMオンライン

【薪割りがスイスイできる!】五郎智光ナタ 万能型

「切る」も「削る」もおまかせ。パワフルで厚みのある16.5cmの刃

ナタ
包丁、ノコギリ、カッター、そしてナタ。生活に欠かせない「刃物」こそ、ホームセンターの実力が試されるところです。ナタだけでも刃の形状や柄の長さが違うさまざまな種類のものが並んでいますが、キャンプ用に手に入れたいのがこちらの「五郎智光ナタ」。2,080円(税込)というお値打ち価格が魅力です。

薪割り、焚き火に欠かせないハイクオリティ

薪割りをしている様子
ナタ
しっかり重さのある全鋼製。薪割りに使いやすい両刃タイプで、刃の背を叩く「バトニング」をしなくとも、刃先を薪に食い込ませて地面に数回打ち付けるだけで気持ちよく薪割りができます。手になじんですべりにくい木柄のおかげで、細かい力加減の調整も楽ちん。焚き火タイムを支えるキーアイテムになること間違いありません。
【基本情報】
  • サイズ:全長37×幅6.8cm(刃渡り16.5cm)
  • 付属品:専用レザーカバー
  • 価格:2,080円(税込)
  • 購入はこちら:カインズオンライン

【アウトドアでこそ清潔に!】オートディスペンサー アルコールミストタイプ

センサーで直接触れずにアルコール消毒。キッチンまわり、食卓の必需品

ディスペンサー
日常生活はもちろん、今やキャンプ中も感染症対策が当たり前に必要となりました。キャンプ場にウエットティッシュやアルコールジェルを持ち込む人も多いですが、おすすめなのがセンサー式のディスペンサー。
ディスペンサーで除菌している様子
吹出口に手をかざすとセンサーが反応し、ミスト状のアルコールが噴射されます。直接触れないので、設営や調理で手が汚れていても、ディスペンサーを汚すことなく除菌・消毒が可能。キッチンペーパーにアルコールを噴射して、食器をサッとふくのも便利です。

電源不要!レジャー・アウトドアにぴったり

ディスペンサーのフタ
電力源は単三電池4本。フタの「+」ボタンを押すだけでスイッチが入ります。「ー」ボタンを長押しすると電源が切れるので、運搬時の誤作動もしっかり防止。コンセントが不要なので、電源がなかったり、洗い場の遠いサイトでは特に重宝。車の中に常備しておくのもおすすめです。 今回紹介したのはアルコール専用のミストディスペンサーですが、ほかに「液体タイプ」「泡タイプ」の2種類のソープディスペンサーも展開されているので、アルコールと同じように、食器洗剤やハンドソープを詰め替えて持ち込むのもいいでしょう。
【基本情報】
  • サイズ:幅9×奥行12×高さ19.5cm
  • 内容量:300ml
  • 使用電池:単3アルカリ乾電池×4本(別売)
  • 価格:3,278円(税込)
  • 公式はこちら:ビバホーム

ホームセンターを賢く使って、キャンプサイトを充実させよう

設営する人
日用雑貨が何でもそろうホームセンターには、キャンプで使える便利なアイテムが山ほどあります。アウドドアコーナー以外の商品でも、アイデア次第ではキャンプサイトを一気に充実させるかも…!?「どう使おう」とあれこれ考えながら買い物するのはそれ自体が楽しいもの。週末はホームセンターで賢く、おトクにキャンプギアをゲットしてみませんか?

真夏のコスパ選手権

より満足のいくサイトを作ろうとキャンプ用品を買い足して行くと、どうしても出費がかさみいます。「少しでもお得に、でもちゃんと使い勝手がよくて長く使える道具が欲しい」。そんなキャンパーのために、ただ「安い」だけじゃない「お値段以上」なキャンプギアをまとめました。


特集・連載


あわせて読みたい記事